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連載小説
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僕はイーブイ。毛並みが綺麗なのが自慢なんだ。

今日は初めて一人で森に木の実を取りに来んだ。そして今は帰り道。

お母さんたちは危ないからって心配したけど大丈夫。

怖い奴らが来たって、自慢の電光石火で逃げればいいし。

今日はたくさん木の実が採れたぞ。父さんと母さん喜ぶだろうな。

それにしても、今日は他のポケモンを見かけない。

なんでだろう?

その思考を遮るように、後ろから声をかけられる。優しそうな声だ。

「ちょっといいかな」

誰だろう・・・!

後ろに立っていたのは、僕の何十倍もありそうなカイリューだった。

「は、はい!なんでしょう」

失礼にも僕は言葉がカチコチになってしまう。

「ちょっとその木の実を分けてもらえないかな?」

なんだ、そんなことか。幸い木の実はたくさんある。

「いいですよ」

「ありがとう」

とても明るい笑顔。見かけは怖いけど、優しい人だとすぐわかった。



そのカイリューと会話を楽しんで家に帰った。

カイリューは旅をしていて、木の実や魚をとって食べて暮らしているらしい。

他愛もない話や、カイリューの他の地方の話。

僕とカイリューはすぐに仲良くなった。

そこで僕らは明日ここで一緒にまた遊ぼうと約束をした。












12/01/05 16:33更新 / ペンテ
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