ラブレタァ
それは 鳥が飛ぶための
夢を見せて
とあなたは言いました。
光なの
とも言いました。
大好き
って。
言ってくれました。
私はとても嬉しかったのに、不安なのは、どうしてでしょう。
カイルさんたちの船にお世話になって、早いものでもう一月です。
ヤードさんはいませんが、みなさん毎日元気に過ごしてます。
……スカーレルも。
いつもと変わらず陽気ですよね。
でも私は、夜が来るたびに思います。
違う場所へ行かなければ と
言ったあなたのことを。
そういえば最近気づいたのんです。
スカーレルはひどく気配が薄い、ということです。
足音を立てないわけでも、物陰にいるわけでもないのに、
見ていないと、どこかに行ってしまいそうな。
あの日、自分のことを蛇だと言いましたね?
でも私は、あなたは空を行く鴎のように思えます。
自由に見える、というと少し違うような気もしますが…。
鳥だって、生きる為に餌をとって、そのために飛ぶんですから。
それでもスカーレルには、なにもかもをすり抜けて飛んで行けるほどの、
強い翼があるような気がします。
もし、もしもですよ?
スカーレルが、ここじゃなくどこかに行ってしまうのなら。
私も一緒に行かせてください。
私にも、見えなくても、羽根くらいあります。
スカーレルが行くのなら、私も行きます。
どこへでも。
わたしなりに、今まで一生懸命したつもりです。
スカーレルだって、一生懸命だったと思います。
詳しくは知りませんが、むごい場所で、あなたも、ヘイゼルも、生きてきたんでしょう。
それなら、どこでだって生きていけるとは考えませんか。
幸せにだってなれます。
絶対。
ていうか私が、あなたを幸せにしたいんです。
たとえもし、そんな力が無くても、
私、スカーレルがいるんなら、幸せでなくてもいいです。
……なんか、イヤな風に聞こえてしまうかも。
でも今なら、アルディラの気持ちがわかるような気がします。
不安で、怖くて、でも一緒にいたい。
スカーレルはどうですか?
あの夜、答えを返せませんでした。
だから今言います。
あなたが好きです。
誰よりも。
「アティからねえ、すごい手紙をもらちゃったの。見せれないけどv」
「…………」
「ねえカイル」
「のろけか」
「え?」
「のろけに来たんだろうがテメエは!」
「…てゆうか」
「ああ?」
「……goサインよね(ボソッ)……あ、音気をつけるわv」
「船内淫行禁止ッ!」
「ぶーぶー」
「―― ヤ メ ロ !!!!」
20031006
たまには軽いものを★
アティは開き直ったら強いよ?ってだけ〜〜
これはスカアティになるんでしょうか。
スカーレルとカイルのシモ話はけっこう凄そう。なんとなく。ソノラに軽蔑されるくらい(笑)
恋人とのことについては隠すだろうけど(希望)
にしても、ストーリーがないと、一時間かかんないのね。うーん、これくらいなら毎日更新とかでき
・・・・・・できないな!