「号外!号外!」
「こらーーっ!待てお前らぁっ」
校門に入るなり聞こえてくる生徒の宣伝と教師の怒鳴り声。
大声で宣伝して走り回っているのは文化祭の時の上映会で顔なじみの写真部部長等12〜3人。
そいつらを追っかけているのは鬼大仏以下同じくらいの教師陣といったところだ。
「なにしてるの?」
「わからない。なんかばら撒いてるけど」
そう、先生に追いかけられている生徒は皆一様に片手に紙の束を持っていて、それをばら撒いていた。
「ばら撒いてるの、これ?」
里香が足元にある紙を拾う。
既にかなりの枚数を撒いたらしく、校庭のかなりの割合を茶色い麦わら半紙が覆っている。
「だと思うよ?見せて」
里香の手元を覗き込む。
A4の紙の一番上にはでかでかとこう印字されていた。

“新聞部、写真部共同捜査!校内全女子推定バストサイズ一覧!”







「裕一?」
里香の声で我に返る。
写真部と新聞部の連中は何を考えているのだろうか。
こんなことしたら女子はおろか男子からも総スカンを喰らうのは目に見えているだろうに。
そりゃ一部の男子からは支持がくるかもしれないけど……
というかどうやって調べたんだろうか。
興味が続々と湧いてくる。でも興味はあるけど、里香の前でこんなの凝視したら死ねる。というか間違いなく殺される。
「裕一ってば。そんなにこれが気になるの」
既に不機嫌な声音。僕は慌ててフォローに回る。
「いやあまりのアホさに呆れてたんだよ。いくらなんでもこれは馬鹿すぎるだろ。なあ里香?」

「馬鹿だね。すっごく馬鹿。でも裕一は興味あるんじゃないかな。ないの?これに」
「あ、あ、あるわけないだろ。俺には里香がいるんだし」
それからも色々と言い訳しつつ校舎に入る。
「まあいいや。校門で待ってるから」
里香は多分に納得してない感じで自分の教室に入っていく。これは放課後も大変そうだ。



「戎崎先輩、これ見ましたか?」
同じクラスの同級生(元後輩)が新聞を片手に話しかけてくる。
朝HRで先生がやっきになって回収していたけど、やっぱり隠し持っている奴がいたらしい。
「いや、見てない」
「あ、あの、これって本当なんですか?」
そう言ってその子は俺に新聞を渡してくる。読めということらしい。
まぁ興味がないわけでもないし、それを受け取り上から目を通していく。
その紙面はひどく簡単なもので(推定)バストサイズが大きい人を上から並べて言っているだけだった。
ただ校内の人気女子と目される子に関しては白黒の写真がついてたり、コメントがついてたりする。
とりあえず上から見ていくと馴染みの薄い生徒の名前がずらずらと並んでいく。それでも真ん中より上にはみゆきの名前があった。
そしてみゆきの名前のだいぶ下。いやかなり下に里香の名前はあった。
というか下から数えて一桁ってどうなのだろうか?
それでも里香のところにはキチンと写真がついて、コメントもついていた。

秋葉里香さん
・我が校で三指に入る美人と言われている、彼女の唯一の弱点だろうか。
しかし、まな板が好きな人にはこれもまた最高の魅力かもしれない。というか俺は好きだ。戎崎祐一は死ね。氏ねじゃなくて死ね。

なんという……
思わず絶句した。
字は間違えてるし、もの凄く私情丸出しだ。僕のはともかく里香の苗字くらいしっかり調べようよ。とりあえず要注意人物だ。こいつとこの団体は。

それでも写真は普通のバストアップの写真になっている。他の子は結構際どかったりするんだけど、やっぱり里香にその隙はなかったらしい。
これなら僕が撮ったやつほうがよっぽど色っぽいのあるぞ。絶対見せないけど。
「あ、あの秋庭さんってそんなに小さいんですか?」
僕があらかた読み終わったのを確認したらしく、その子はそう尋ねてきた。
はてどうだろう。ここまで言われるほど小さいとは思えない。
ヤる時にはそれなりの存在感はあるし、正直結構あるとも思ってたほどだ。
勿論他の女の子のなんか見たことあるわけじゃない。まあ小さいほうかもしれないけどここまで言われるほどじゃない、って事は分かる。
着やせするタイプなのかな?
「うーん、微妙かな。ここまで言われるほどとは思わないけど」
「そ、そうですか」
後輩はどこかがっかりとした表情を浮かべる。
……と言うかなんでこいつは里香のサイズが気になるんだ?
「あー、一応言っておくけど。手ぇ出したら殺すから、ね?」
「は、はい。分かってます」
半目で睨むと、思いのほか早く後輩は屈服した。一応先輩としての威厳は残ってるらしい。
でも気をつけることに越したことはない感じだ。
いかんせん里香は可愛いし、外見だけで判断する勘違い男が現れないとも限らない。
里香に言っておこう。


「ただいま」
「失礼します」
里香と二人で僕の家に帰ってくる。母さんはいないから、必然的に二人っきりだ。
「べつに誰もいないからそんなこと言わなくてもいいのに」
「こういうのはマナーなの」
「そういうもの?」
「そういうもの。裕一お茶持ってきて。氷入れてね」
里香はそう言うと、一人でさっさと僕の部屋に上がっていってしまう。
そのマナーは僕には全く払われてない気がします里香さん。
「里香、開けて」
とは言いながらも、唯々諾々と持ってきてしまうのが僕の悲しいところだ。
「やだ」
しかも無碍なお言葉。仕方なく足で無理やり扉を開けて中に入る。
「持ってきたよ」
里香はこっちを見ることなくベッドにうつ伏せで何かを読んでいる。
「里香、何読んでるの?」
「んー机の下にあったやつ」
「え゛……?」
僕は机の下に本は置かない。
置いてあるのは・・・だけだ……
「あの、里香さん?」
里香がこっちを向く。その表情は恐ろしいくらいにっこりと笑っていた。
「裕一もおっぱい大きい子が好きなんだね♪」
里香はそういうと満面の笑みのまま何冊も本を投げてくる。
「うわ、うわわわ」
その本にのまれて床に倒れると、里香が間髪いれずにのしかかってきた。
恐る恐る上に視線を向けるとそこには笑顔と怒りと悲しみが綯い交ぜになった表情をした里香がいた。
「……裕一も私みたいなちっちゃいのは嫌?」
「そんなわけないだろ。俺が好きなのはこんな本の中の人じゃなくて、ここにいる里香だ。俺が好きなのは勝気で頭良くて、意地悪で綺麗で、でも凄く弱くて可愛い里香だよ」
ここまで一息に言い切る。恥ずかしいけどこんな本に嫉妬されても困るし、なにより本心だ。
「それに……里香の胸は書かれてるほど小さくないと思うよ?」
「本当?」
「本当」
僕の言葉を聴いて安心したのか里香の力が抜ける。
すると当然ぼくの上に乗っかっている里香の体重が載ってきて、僕の腰に柔らかいお尻を押し付けてくる。
「あ……」
気づかれたらしい。
「ご、ごめん。そんなつもりじゃ」
「いいよ。しよ」
そういって里香は笑う。
さっきの笑みが偽者だと一発でわかるような顔。
僕への優しさと甘えが同居している、と僕は思う。
「うん」
僕も里香も服を脱いで、全裸でベッドの上に座る。
「里香、それじゃ」
「うん」
ゆっくりと里香とキスをする。
最初は浅く。唇だけを触れ合わせる。
そのままゆっくりと、里香の咥内に舌をいれる。里香も答えるように舌を絡めてくる。
「んう…ふはっ……ちゅる…」
「里香、かわいい」
僕はそのまま里香を押し倒すと、口付けたまま里香の胸に手を伸ばす。
「あっ……裕一ぃ」
里香の胸は僕の手の中にすっぽりと納まって、ふにふにと心地いい感触を返してくる。
うん、決してまな板だったり、極小だったりはしない。
BとCの相の子くらいだろう。少しCよりかな?
「裕一……?」
里香が不安そうな顔で僕を見つめている。そんなに気になるのだろうか。それならその不安をきっちりと取り除いてあげるのが僕の役目だろう。
「里香の胸はやっぱり可愛いな」
僕はそういうと、里香の胸に貪りついた。
「やあっ…ゆういち、やめっ…」
「やだ、絶対やめない」
僕は里香の胸に吸い付いたまま喋る。絵面としてはかなり不恰好だ。
「うあぁっ…裕一っしゃべっちゃだめえぇ……」
敏感なところに僕の歯が当たったらしく、里香が身を揺らす。僕はこの機を逃さず、里香を責め続ける。手持ち無沙汰になっていた手を吸い付いていない方の胸に動かし、先端の突起や、周りをやわやわと揉みしだく。
「ふうっ…っや…駄目っ」
僕がそんな言葉でとまるわけもなく、里香の胸を弄り続ける。
最後にラストといわんばかりに、乳首の片方は歯で。もう一方を指で同時に押しつぶした。
「ふはっ…そんな、一緒になんてっ……うあああああぁぁっ」
里香が大きく身を震わせる。
どうやら胸だけでイってしまったらしい。
「気持ちよかった?」
「裕一のエッチ、馬鹿……」
里香ははあはあと絶頂の余韻を漂わせながらそう呟くと僕の頭を軽く小突いた。
「何するんだよ」
「仕返し。いいでしょ。これくらい。私のことこんなにしたんだから」
「そりゃそうだけど」
確かに今の里香は全身を赤くしながら身をベッドに横たわらせている。
正直めちゃくちゃエロイ。

「次は裕一の番。ね?」
里香はそういうと自分で、自分のそこを押し広げた。
「いくよ」
既に全開なモノをそこに突き入れる。
「ひゃふっ…裕一のがくるぅ」
「里香も……凄いぎゅうぎゅうに締め付けてくる」
僕は里香の中を味わいつつも最初から飛ばしていく。正直余裕がなかった。
「ふあっ…うん……あうっ…凄いよお」
里香の中をえぐるように掻き乱していく。
里香の色々なところを刺激できるように、めちゃくちゃに胎内を犯していく。
「裕一っ……気持ちいいっ…ああっ…私もうっ」
「里香、俺ももうっ」
終演は早々と訪れた。
「ゆういち、ゆういちぃ……いあああああっ」
「里香、里香ぁ」
里香の中から間一髪引き抜き白いお腹に欲望を吐き出していく。
「中に出しても良かったのに」
里香のそんな声を聞きながら僕は里香の横に突っ伏し、そのまま眠りに落ちてしまう。

「裕一、大好き」
夢の中で、そんな声を聞いた気がした。


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