「うわぁ…」
『どうだ里香?』
「風が気持ちいいね」
『そうだな』
僕達は海に来ている。
この前のアレ(スク水プレイ)の後、僕はせっかくの里香の水着姿を海で見たく、海へ行くのを提案した。
里香は喜んで賛成してくれた。
そして、僕は持って来たビニールシートを砂浜に広げ大きめの浮き輪を膨らし始めた。
『よし、終わった。泳ごうぜ里香、水着着てきたんだろ?』
そう言いながら僕は服を脱いだ、もちろん海パンは着てきている。
「うん。でも…なんか恥ずかしいな…海でスク水って」
『そうか?俺は良いと思うけど』
「それは裕一が変態だからでしょ」
そう言って服を脱ぎ始めた里香を僕はカメラに収めた。
「な、なにしてんの!」
『僕は裕一。フリーのカメラマンさ』
「はぁっ!?」
『悪い悪い、ほら行こうぜ里香』
僕は里香の手を取り海に向かって歩きだした。里香は何かブツブツ言ってたが気にしない。
…にしても里香のスク水姿はやっぱりいいなぁ
ちなみに、このスク水は2代目だ、初代は行為によって汚れてしまったので棄てた。と、里香には説明してあるが実際には僕の部屋にある。何に使うのかは秘密だ。
波打ち際まで来た里香は、何故か足首辺りまでしか海に入らず、そこでチャプチャプと遊んでいた。
『なぁ、入らないのか?』
「うん。このままでも楽しいから」
『もしかして、海に入るのが…怖い?』
「べ、別に怖くなんかないわよ!」
『…本当に?』
「う…だってプールに入ったことはあるけど、海は初めてだから…」
『大丈夫だよ。里香は浮き輪に掴まっていればいいから』
「…裕一、溺れないでよ」
『まかせとけよ、泳ぎは得意だからな』
僕達(僕)は泳ぎだした。
『怖くないか?里香』
「うん。平気だよ」
『よし、わかった。あの岩まで行くぜ』
僕が掻いた水が、里香の顔にかかってしまった。
「きゃっ!」
『あ!ご、ごめん里香』
「うわぁ…海水ってこんなにしょっぱいんだね」
てっきり怒ってくるのかと思ったのだが、里香は意外な事に関心していた。
『当たり前だろ、海水なんだから』
「そうだけど、ここまでしょっぱいとは思ってなかったから」
里香は楽しそうに言った。
そうか…里香は知らないんだ…僕が知ってる当たり前の事をそりゃ海に行った事がない人は沢山いるだろう。
でも、僕は少し変な気持ちになった。
「どうしたの裕一?変な顔して」
『あ、なんでもないよ』
再び僕は泳ぎだした。
戻る