「これは……」
本日の夕食を見て絶句する僕。
これはどうみても要求されてるよね。
山芋の千切りに、鰻の蒲焼、ニンニクたっぷりの餃子、今日の夕食はかなり豪華かつ、パワフルだ。
「たくさん食べてね。デザートもあるから」
にっこりと笑う里香、でもその目には情欲の炎が燈ってたり燈ってなかったり。
おかしい、あの浮気騒ぎの後は結構頻繁に抱いてるはずなんだけどなあ。
まあいい。とりあえず食べよう。
「うん、上手い」
僕は里香の手料理に舌鼓を打つ。
今の里香の料理はかなり美味しい。最初はご飯がお粥だったり、おかずが黒焦げの何かと黒焦げの何かだけだったりということがままあった。
まあそれでも、不味いとは思わなかったんだけど、里香は自分の腕に危機感を抱いたらしく、司や美幸やお義母さんの所に料理を習いに行ったらしい。
その結果里香の料理の腕前は目覚しく上達し、今に至る。
「よかった。でね、お願いがあるの」
「ん〜、何よ?」
ある程度予想はつくけど一応聞いてみる。
「みゆきが、泣くほど逝かせてもらうと、凄く気持ちいいよって言ってたの。だからやってみて?」
思わず口の中の料理を全て噴出しそうになる。
あれだけそっち系のことにアレルギー反応起こしてた子が女友達と下ネタ話の上おねだりですか。
まあ元気でいいことなんだろう。というか泣くほど逝かせるって司も凄いなあ。
「駄目?」
なんか司に負けるのは癪だし、里香の上目遣いを断れるほど僕も男を捨てていない。
ということで返答は決まっていた。
「分かったよ。泣いて嫌がってもやめないからな」
「うん」
「さて、しますか」
「うん」
既に二人ともマッパである。
もうお風呂にも入ったし、俗に言う準備万端という奴だ。
「横になって」
里香をごろんと布団に転がす。そのまま里香の股間に顔を埋める。
「ん…っ……いきなり」
「激しくしてって言ったのはお前だぞ」
そのまま里香の割れ目を舌で弄る。
「ん…あう……んんっ……」
そのまま刺激しているとかなり早々とぬるっとした粘液が割れ目から溢れてくる。
「早いなあ。待ち構えてみたいだ」
「やぁ……そんなことない…」
里香は懸命に否定するけど、この体が証明だ、既に目立ち始めた割れ目の上の突起に舌を這わせる。
「んうぁっ…そこはっ……あふ…」
僕はそのまま軽く歯をたてる。
「うあああぁっ……」
さっそく里香は大きく身を逸らせる。もうイってしまったらしい。
「はぁ……裕一ぃ、いきなりそこは酷いよお」
里香は既に蕩けきった目で僕を非難してくる。そんな顔で怒っても僕を一層かきたてるだけというのが分からないわけでもないだろうに。
僕は里香に覆いかぶさると、既にそそり立った一物を入り口に合わせる。
「ん、いいよ。きて」
一物を里香の中に潜り込ませていく。
「んああぁ………」
普段と違って、中をあんまりほぐしてないせいか、いつもとは少し違った感触だ。
「んうっ……うあ…あひ……裕一激しっ」
「激しくしてって言ったのは里香だからな」
僕はそう言って前回見つけた里香が感じすぎるところを攻撃する。
「あああぁっ…そこは……駄目だってえぇ」
やっぱりここは効くらしい。さっきとは桁が違う反応が返ってくる。
「ううっ……あ…来る…来る」
「いいよ、これで……イっちゃえ」
僕は止めといわんばかりに大きくストロークする。
「ふあっ……裕一いいいぃっ」
再度里香は大きく身を震わせ、絶頂を迎える。その締め付けに僕も誘発されそうになるが、何とか耐える。
「里香、ひっくり返って」
僕はまだはあはあと息を荒げている里香を抱き上げんうつ伏せにしておろす。
そのまま僕は里香の腕をつかみ上半身を持ち上げると、後ろから貫いた。
「んああっ…まだ、イったばかりだからぁ……だめえぇ」
「あっ……うんふっ」
普段とは違う擦れ方で、僕も里香も急速に高まっていく。
「うぅ…はうっ……んん」
「里香、僕ももう」
「……あ…あぁ…中は、中は駄目ぇ…赤ちゃん出来ちゃうよぉ…」
「も、遅いっ」
僕の物が里香の奥深くで爆ぜる。
「うひゃあああああぁぁあああっ」
里香の体が三度大きく反る。これまでで一番大きな波が来たらしい。
萎えたそれを引き抜くと、里香の秘所からとろりと白濁液が流れ出してくる。
里香はそれを指で救うとこう言った。
「ああぁ……裕一のばかぁ。赤ちゃん出来ちゃうじゃない」
里香は怒った振りをする。その理由は、
「ちゃんと責任は取るよ」
僕にこれを言わせたかったからだろう。
「本当?」
里香は疑り深い目で僕を見つめる。
「当たり前だろ」
でも僕がこう答えると、一気に体勢を変え腰の上に乗ってくる。
「じゃ、もう一回ね。頑張れお父さん」
そしてこう言い放ったのだった。
結局僕と里香が寝たのは日が昇るころだった。
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