市立若葉病院225号室
時刻は零時、すなわち病院の消灯時間は過ぎている。
しかし、この病室からは、2人の少年と少女の声が聞こえていた。
「祐一…どう?」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と腰を上下に振る里香が聞くその下には、
「りか……ぁ…あああっ」
両手両足をベッドの柵に縄で縛られている祐一がいた。
「ぁ…またイッたんだ。…うわぁ、もう4回目なのにこんなにまだ出るの?
さすがスケベな祐一だね」
そういう里香の腰は一定のペースを保ち、祐一のアレを咥えこんだまま離そうとしない。
「ほら…また私の中で起ってきたよ。…面白い感覚だなあ、コレ」
「里香、もう俺無理だって…うっ」
制止を求める祐一の声を聞く気は、里香にはない。もともと彼女はそういう性格なのだ。
「もし子供が出来たら…。大変な、ことになるね?」
小悪魔のように意地悪く笑う彼女の声に驚く彼。
だが、里香はその祐一の唇に人差し指を当て、
「叫ばないの…。谷崎さんが来ちゃうでしょ?……大丈夫、今日は安全な日だから」
里香の腰つきに、彼の限界がまた近づいてくる。
「里香……俺また…」
「いいよ祐一、我慢しないで。……今日は出なくなるまでやってあげるから」
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