山から下りた夏目は、里香の携帯に電話しまっくって「里香ちゃんハァハァ」とテレホンセックスを強要する。
被害が重なってノイローゼとなった里香の訴えを聞いた裕一は、「自分が綺麗な女の子に近づく勇気がないから、こんな陰湿な真似をするんだ、許さない、許さないぞ」と親近憎悪する。
が、これは「実は俺もそうなんだ」としか受け取れない。
夏目を不審尋問で問い詰めた裕一は、
「あんた、『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』、って言っただろう!!」
と絶叫するが、その甲斐もなく、夏目は証拠不十分で医務室に留まる。
しかも夏目は尋問された際、ポケットに忍ばせていた携帯の録音モードで、裕一の声を録音していた。
そしてその『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』という部分だけをダビング・編集して復讐戦を開始する。
半分の月が出てる夜、里香の部屋に張り込む裕一。
携帯の着信音が鳴る。おそるおそる携帯をとる里香。顔を近づける裕一。
すると携帯からは裕一の絶叫が響き渡る。
『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』
・・・さらにエンドレス。
『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』
『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』
『 里 香 ち ゃ ん テ レ ホ ン セ ッ ク ス し ま し ょ !』・・・
携帯を放り投げ、裕一の顔を凝視した里香は、突然錯乱して絶叫、自らパジャマを引きちぎる。
「うぎゃー! ぬ、脱げばいいの? ネェ!! 脱げばいいの!?」
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