<ママは依存女>
──あ、パパ、来た。
いっしょに帰ろっ! ──おうちに。
そんな顔しないで。
ママも、待ってるよ。
うふふ、マンションの、愛人さんが気になる?
でも今日はダメよ。
○学生の、実の娘が会社まで迎えに来たんだもん。
まさか、ここから一人で帰れ、なんてこと言わないわよね、パパ。
パパの会社って、駅から繁華街と風俗街を通らなきゃならないんだもの。
来る時はまだ夕方だから大丈夫だったけど、もうお日様も沈んで真っ暗だし、
女の子が一人で帰るのは怖いよー。
でも、大丈夫だよね、パパがいっしょに帰ってくれるんだもん。
ね、そうでしょ?
──わあい。じゃ、いっしょに帰ろっ!
うふふ、どう、二ヶ月ぶりの我が家は?
やっぱり、落ち着くでしょ?
愛人さんのマンションより、ずっと居心地いいと思うんだけどな。
だって、ここはパパとママと私のおうちだもん。
あ、ビール、出そうか。
ママならすぐ帰ってくるよ。
さっき電話したら、全速力で帰ってくるっていったから、あと三十分くらいかな?
……何、ぎょっとしてるの、パパ?
心配しなくても、ママ、怒らないよ。
泣いて抱きついてくるかもしれないけど。
──パパも、わかってるでしょ。
ママは、パパがいないと生きていけない女なんだもん。
うふふ。
おかしいよね。
ふだんは大手会社の女社長様だって威張ってるけど、
ママって、パパがいないと、ほんっとダメになっちゃうんだもん。
この二ヶ月、会社でミスのしっぱなしだって。
パパがいるときは、定時に帰ってこなきゃならないから仕事にならない、ってぶつぶつ文句言ってるのに、
いなくなったら夜遅くまで会社にいてもなーんの役にも立たない無能社長に成り下がっちゃうんだもん。
ママはね、五時までガツガツ働いて、大急ぎで家に帰ってパパのお夕飯作る生活じゃないと
「マスコミにも大絶賛される有能な女社長」でいられないみたいね。
真美と二人のこの二ヶ月間って、そりゃもうひどかったもん。
はい。
ビール、注いであげるね。
おつまみ、枝豆だけでいい?
ママが帰ってきたら、すぐにご馳走出るよ。
え、着替えないのかって?
うふふ、学校の制服でお酌されるのって、けっこういいでしょ?
ジョシダイセーの愛人作っちゃったロリコンパパには?
ママからも言われてるんだー。
「パパは若い娘が好きだから、真美も家庭内キャバクラでパパを引き止めなさいっ!」って。
──ママって、実の娘をそういう道具に使うのも、躊躇しないから。
パパをひきとめるためならね。
んー?
別に気にならないよ。
ママはママで、私のこと愛してるってわかってるもん。
だって、真美の半分、パパで出来てるから。
ママにとって真美は、世界で二番目に大事な存在だもの。
だから、世界で一番目に大事なパパを引き止めるためには、
そんな駒にも使えちゃう、ってだけのこと。
あ、ママ、帰ってきた。
うふふ。
ほら、怒るより前に泣き出しちゃったでしょ?
あらら、真美よりちっちゃな女の子みたいにわんわん泣いて。
パパもひどい人ねえ。
こんなママを奥さんにしてるのに、浮気なんてしちゃって。
あと一週間、放っておいたら、ママ、
そのジョシダイセーのこと刺し殺して、パパも刺しちゃって、
自分も自殺しちゃうところだったのよ。
もちろん、無理心中で真美のことも刺していたに違いないわ。
うふふ。
どうしたの、パパ。青い顔しちゃって?
ママがそういう女だって、パパのほうがよく知っているでしょ?
──大丈夫よ。
パパが戻ってきたら、ママは大丈夫。
ほら、パパの胸にすがり付いて泣いてるママを抱きしめてあげて。
うん。
さすがパパ。髪の毛すいてあげるのはポイント高いわよ。
あとは、キスしちゃえばもうママはメロメロよ。
ほら、娘が見てる前なのに、ディープキスになっちゃった。
うふふ、パパもまんざらじゃなさそうね。
ま、そりゃそうか。
結局、パパが好きな女はママで、ママが好きな男はパパなんだもん。
いろんな事情とか行き違いとかあるんだろうけど、
パパはママと仲良くしておいたほうがいいよ。
じゃないと、パパも、ママも、真美も、みんな困るもん。
──パパ、今日はママとエッチしてあげてね。
うふふ。
ママって、パパからエッチ誘われて断ったこと、ないでしょ?
ああゆう人だから、自分からパパにエッチせまれないけど、ママは毎晩悶々としてるんだよー。
パパが出ていっちゃった二ヶ月の間、
ママったら、パパの下着で毎晩泣きながらオナニーしてたんだから。
今日はたっぷり虐めてあげてね。
んんー?
二ヶ月ぶりで誘いにくいの?
しょうがないなー。
ママー! 真美、パパと一緒にお風呂はいるねー! ママも一緒に入ろー!
ねっ、パパ、お風呂、お風呂!!
裸になっちゃえば、あとは、もう……できるよね?
ほら、ママ、いそいそと入ってきたでしょ?
あとはみんなで洗いっこして……。
うふふ、真美はもう一人でちゃんと洗えるからいいよー。
──パパはママを洗ってあげなさい。
そうそう。
ママのおっぱいとか、あそことか。
──ほら、ママはパパを洗ってあげるの!
パパのおっきくなりはじめたおち×ちんを丁寧にね……。
あらら。
ママったら、とうとうおしゃぶりはじめちゃった。
娘の前なのに……ま、しょうがないかー。
パパも気持ちよさそうねー。ママ、フェラチオ上手だもんね。
真美は、お風呂あがっちゃうから。
──あとはパパとママとでごゆっくりどーぞ。
うふふ、真美って、けっこう孝行娘でしょ?