さなざな

 

 

 

 どこかで見たことのある人だと思った。が、名前と顔がすぐには一致しなかったから、失礼とは思いながら、しばらく花屋の店先で佇んでいる立ち姿を目に焼き付けていた。
 ふと、その人物が不意にこちらを向く。反射的に会釈をすると、彼女も慇懃に頭を下げてくれた。
 印象的な緑の髪の一房を、なだらかな胸の前に垂らしている。不可思議な文様の刻まれた服に身を包み、それでいて街行く雑踏の中にも綺麗に溶け込んでいる。優雅、瀟洒、端麗、形容する甲斐はいくらでもあるが、今もっとも憂慮しなければならないのは、こちらに近付いてくる彼女が一体何者かということである。
 彼女は私の存在を知っている。ならば、私も彼女を知っていて然るべきだ。でも、私は彼女の名前がわからない。あるいは、忘れている。どちらにしても失礼極まりない。
 どうしよう、どうしようとおろおろしているうちに、彼女は私の目と鼻の先まで歩み寄っていた。立てば芍薬、座れば牡丹、などという使い古された文句が脳裏をよぎる。
 彼女は、微笑という言葉が相応しい小さな笑みを浮かべ、穏やかに告げた。
「はじめまして」
 当たり障りのない挨拶が、初対面であることを簡潔に示してくれる。
「は……こちらこそ、はじめまして」
 言い直す。
 慌てふためくさまを見せるのはみっともないと思うのだが、こればかりは仕方がない。幻想郷に入り、何に対しても強くあろうと強権的な態度を固持していたが、ある期を境にそれがあまり意味のない虚勢なのだと思い知らされた。それ以来、私は無為に強く在ることをやめた。
 東風谷早苗は、博麗霊夢に負けた。
 だがそれは俗に言う敗北ではなく、ひとつの儀式に近いものだったのだと思う。霊夢と接し、弾幕を交し合うことが、幻想郷に溶け込むために必要な儀式だったのだろう。
「あの」
 沈黙を恐れ、早苗は彼女に話しかける。相手は別段、沈黙など恐れてはいないというふうに、淡い笑みをたたえて佇んでいる。
「お名前、お伺いしても――」
「人に名前を尋ねるときは」
 どきりとする。まるで学校の先生や親に叱られるときのような、場を凍らせる緊張感があった。その雰囲気を放ったのが目の前の女性だとにわかには信じられず、私は一瞬言葉を詰まらせた。
 けれど、彼女が場の空気を和らげるように微笑んだものだから、説教に相応しい緊張感はあっさりと雲散霧消した。下唇に指の腹を這わせ、可笑しそうに、意地悪そうに笑む。
「ごめんなさいね、東風谷早苗さん。貴女があんまりあたふたしているものだから、つい調子に乗ってしまって」
「はあ」
 からかわれていたと理解するまで、およそ二秒の時間を要した。彼女は私のことを知っている。里にも数多く足を運び、信仰を広めるための活動を行っているから、東風谷早苗の存在を知っていてもおかしくはないけれど。
 だとしたら何故、私は彼女をどこかで見たことがあると思ったのか。
「今日はオフですので、あまり正体を明かすのもよくないのだけど。嫌われ者ですからね、私は」
「そんなことは」
「いいのですよ。説教魔は疎まれてしかるべきです。稗田には好意的に書いて頂いておりますが、善意だから、正論だからと簡単に鵜呑みにしてしまっては、人はおのずから考えることをやめてしまうでしょう。……と、これも説教の類ね。自重しないと」
 ふう、と胸の前に小さな手のひらを乗せる。今の台詞の中に、彼女の正体を暴く鍵がある。嫌われ者、説教、稗田。稗田とくれば、有名なのは幻想郷縁起だ。そこに書かれているのは、幻想郷でも著名な妖怪、妖精、神魔の類であり――。
「あ」
 解った。
「あなたは」
 早苗が答えを紡ぎ出す前に、彼女は冗談めかしてスカートを摘まみ、小さく会釈をしてみせた。
 慣れないものねと、後で気恥ずかしそうに頬を染めたりなどして。
「わたくしは、四季映姫と申します。本当はもうすこし長い名なのですけど、役職名は伏せても構わないでしょう。ここにいるのは、何の飾り気もない、ただの四季映姫なのですから」
 楽園の裁判長、四季映姫・ヤマザナドゥは、役職に似合わない優しげな笑みをこぼし、少しばかり真面目な自己紹介をしてくれた。

 

 いらっしゃい、と威勢の良い挨拶をする店主も、彼女が何者か解っていない様子だった。あるいは、その正体を知った上で、普通の人間と変わらない接客をしているのかもしれない。里の中にも、妖怪や妖精の姿が数多く見られる。その多くが普通に買い物をしたり、人と話をしたりしている。
 幻想郷。その名に託された意味を想う。
「お休みの日は、いつもこちらに?」
「えぇ。とはいっても、休みそのものがあまり多くないから、必然、頻度は少なくなってしまうのだけど」
 映姫に誘われ、私たちは近くの団子屋を訪れていた。屋内には入らず、通りを見渡せる屋外の長椅子に腰掛け、番茶を啜りながら世間話に花を咲かせている。他愛もない話だけれど、説教よりはいくぶんか気が楽だ。
「どこかでお見かけしたとは思っていたんですけど、すぐには思い出せなくて」
「構いませんよ。冠を着けないのは、そうであると悟られないためですから。気付かれない方がよいのです」
 そんなことを、平然と言ってのける。四季映姫であると気付かれない方が、誰にも話しかけられない方がよいのだと、一片の辛さも寂しさも滲ませずに。
 なら、映姫はどうして私に声を掛けたのか。
「でも、それは」
「いいのですよ」
 追求を避けるように、映姫は湯飲みを傾ける。湯飲みの側面と底に手のひらを沿え、静かに、熱を確かめるように唇を付ける。何をするにも、その仕草が様になっている。女性的、という言い方はあまり好ましくないのかもしれないが、彼女の普段がこのような姿なのだとしたら、役職ゆえに疎まれている彼女の正体は、決して疎まれるような存在ではないのだと。声を大にして叫びたくもなる。
 そうすることが、彼女のためになるとも。そうすることで、彼女が喜ぶとも思えなかったけれど。
「……お団子、遅いですね」
「そうですね。お昼時ですから、みなさんお忙しいのかもね」
 這い出た弱音に心を挫いて、話を逸らす。映姫も湯飲みを膝の上に下ろし、何かを想うように真っ青な空を仰ぎ見ている。その仕草につられて、私も何となく空を見上げかけて。
 視界の端に、緑色の影を捉えた。
「……」
 騒がしい場であればあるほど、沈黙は声に変わる。沈黙という無音の声を響かせる。
 私も、映姫も、押し黙り、声を失っている。それが何より、ゆったりとした歩調で近付いてくる彼女に対して、何かしらを雄弁に訴えているのだった。
 映姫よりは短い緑の髪、チェック柄のカーディガンとフリルのあしらったスカート、全身を包み込み、足元に大きな陰を作る日傘。その陰の中に、妖怪はいた。
 映姫とも、私とも異なる笑みで、彼女は言う。
「ごきげんよう」
 日傘を畳み、石突を石畳に突いて。私たちというよりは、四季映姫に。ただの四季映姫というよりは、四季映姫・ヤマザナドゥという存在に向けて。
「ごきげんよう」
 挨拶を送られた映姫は、素直に挨拶を返す。
 お互いに、何の含みもない笑みを浮かべているはずなのに、不思議と場の雰囲気がチリチリと焼け付いている感覚を抱く。強い者は大抵笑顔であると語っていたのは、確か左記の幻想郷縁起だったろうか。
 四季のフラワーマスター、風見幽香。
 物腰は柔らかく、襲いかかる気配もない。里における戦闘行為は全面的に禁止されており、弾幕程度ならば折を見て儀礼的に行われる場合もあるだろうが、人々に被害が及ぶような大規模破壊は厳罰の対象である。それが解らない彼女たちではあるまい。
 が。
 一触即発、という危惧がどうしても拭えないのは、理性でなく、本能として、神や妖怪が人間の上位にある生命だと、朧気に理解しているせいかもしれない。
「珍しいわね。あなたのようなひとが、人里に姿を現すなんて」
 幽香は、映姫の前に立ち、見下ろすような立ち位置で、密やかに話す。
 私は、不謹慎だと思いながら、言葉の端々に込められた棘を探してしまう。美しいものには棘がある。見る分には構わないが、決して触れようとは、自分のものにしようとは思わないこと。
 肝に銘じているつもりでも、やはり、好奇心は猫を殺す。
 映姫は、幽香に負けずゆったりとした口調で、湯飲みを膝に置いたまま、幽香の後ろにある空を見上げるように、返事をする。
「そうですね。あまりないことです。けれど、必要がないからといって、何もしない、どこへも行かない、という怠惰は、あまりに不健康だとは思いませんか」
 そう言って、ぬるくなっているであろう番茶を啜る。
 幻想郷縁起には、幽香はあまり花の近くから離れなくなったとある。あるいは、休日を睡眠に費やすだけで、何もしない何処へも行かない自分に対しての戒め、と捉えることも出来る。
 ふと思うのは、花を操る能力とは、彼女らの視線の間に舞い散る見えない火花も含まれているのではないか、ということだった。
「お隣」
「え」
 急に話しかけられて、答えに窮する。
「お邪魔してもよろしいかしら」
「あ……、はい、どうぞ」
 席を詰めなければならないほど狭いわけでもなかったのだが、何となく、映姫の方に身体を寄せる。すると、幽香は見計らったように私が詰めた分だけより近く隣の席に座る。肌が接するか接しないかという絶妙な間合いに、私は内心戦々恐々としていた。心臓がばくばくする。何せ、右は閻魔、左は妖怪、それも危険度ファイナルMAXのR-25指定である。妖怪が日常生活に溶け込んでいるという生活に少しは慣れたつもりでいたが、どうやら私が思う以上に幻想郷の業は深いらしい。
 幽香は、忙しなく動き回っている店員に目を合わせ、一言も発さずに店員を呼びつけた。緑茶と、ずんだの団子を串で三本、隣より早く持って来てねという脅迫付きで。
 慌しく店内に駆け込む店員を横目に、映姫は細く吐息を漏らす。
「お団子くらい、落ち着いて待ちませんか」
「美味しいものは必然、逃げるように出来ているものよ。楽しいことも、悲しいことも、時は全てを追い立てる」
 難儀なものね、と乾いた笑みを浮かべる。つと、通りに目を向ければ、氷の羽をした青い妖精が、薄い羽をした緑の妖精に先行して、人並みを縫うように駆け回っている。たまに、忙しく歩く人に当たって小競り合いを繰り広げることもあったが、緑の妖精が間に入ったり、親切な人間が仲裁したりなどして、目立った騒ぎにもならずに収まっている。
 気が付けば、幽香も、映姫も、元気な妖精たちの姿を目で追っている様子だった。
「まさか、貴女から説教を聞くことになるとは思いませんでした」
「愚痴よ、ただの愚痴。説教は、貴方の領分じゃなくて?」
「今日は、お休みです。説教も、閻魔も」
 ふうん、と幽香は詰まらなさそうに呟いた。
 ふたりが目を合わさないのは、間に私を挟んでいるからだろう。でなければ、私は今頃、彼女たちが散らせた火花でこんがりと焼け焦げているに違いない。
「お待たせしました」
 呑気な店員の声が、不自然に緊張した場の雰囲気を割る。その頃にはもう、妖精たちの姿は見えなくなっていた。
 一瞬、映姫のお団子と幽香のお団子、そのどちらが先に届いたのか、結果を見極める時間が必要だった。が、別に、何も思い悩むことはなかったのだ。
 肩の力が抜ける。
「ごゆっくりどうぞ」
 店員が持って来たお盆には、ふたつの皿が用意されていた。
「……ふふ」
「ふうん」
 映姫は失笑し、幽香は苦笑していた。

 

 その後も、お団子を摘まむ間に、幽香が映姫に話しかけ、映姫がそれに答え、たまに私がその間に割って入り、誰かがお茶を啜ったりお団子を頬張ったりすることで、中途半端に会話が閉じる――という、定型化されたパターンが何度か繰り返された。
 幽香と映姫の、どこか棘のあるやり取りは終始相変わらずだったが、慣れてみると、実はこのふたり結構仲が良いんじゃないかという気さえしてくる。実際、その真相を尋ねたところで、望む答えが返ってくることは生涯あり得ないだろうけれど。
 ずんだのお団子が底を尽き、緑茶の残りを全て飲み終えたところで、幽香は名残惜しさなど微塵も感じさせずに、すっと立ち上がる。ふわり、と何かの花の香りが漂う。どこかで嗅いだことがあるような、ありとあらゆる花を混合して出来上がったような、自然にも人の手にも作り得ない奇跡の香水。その体現としての、風見幽香。
「じゃ、帰るわ」
 畳んだ日傘を優雅に広げ、まだ高い陽の下を、さようならもまたあしたも、何も言わずにその場を後にする。去り際の背中に、映姫は何の言葉もかけない。私は、何かを言うべきなのだろうか。それとも、映姫のように、何も言わずに見送るのが正しい在り方なのだろうか。
 かくあるべきという指標はない。
 と、考えるより早く立ち上がり、先に喉は動いてくれた。
「さようなら!」
 距離に反して、予想を越えた大声になってしまった。
 幽香は、私の声の大きさに驚いたのか、それとも声を掛けられたことそのものに驚いたのか。足を止めて、おもむろに振り返った。
「――」
 彼女は何事かを呟くかに見えたが、結局唇は動かさず、まぶたを閉じて、軽く目を伏せるだけだった。
 それから幽香はすぐに踵を返し、人並みを掻き分けずとも自然に割れていく通りの中へと、音もなく溶けて消えていった。
 座る機会を見失い、立ち竦んでいた私に、最後のお団子を摘まんでいた映姫が声を掛ける。
「お座りなさいな」
「あ……」
 漏れ出た声は、自分でも恥ずかしいくらい間の抜けた音をしていた。
 映姫の隣、幽香のために詰めた分の距離を少し空けて、私は腰を下ろす。番茶は底を尽き、お団子は既に映姫の口の中である。お腹はもう一杯だけれど、口の中に何か詰め込んでおきたい。でないと、日傘を差して去って行った彼女に対して、何か余計なことを口走ってしまいそうだから。
 映姫の横顔を見る。先程と何も変わらず、シミもシワもない綺麗な柔肌に、うっすらと赤みが差している。私の視線に気付き、彼女は私と目を合わせた。
 ごくんと喉を鳴らして、美味しそうに最後のお団子を嚥下する。
 それから、ごちそうさま、と空っぽになったお皿に手を合わせ、静かに目を瞑った。
「不思議とね」
 まぶたは開かず、手のひらを合わせたまま、四季映姫は話し始める。
 私は、その横顔をそっと眺めている。
「私が里に来るときは、いつも彼女と遭遇するのよ」
 まぶたを開けて、「不思議ね」と笑う。意地悪そうに、舌先を下唇にちょろんと出して。
 その仕草が本当に子どもっぽくて、私は、凝り固まっていた何かが解きほぐされたように、ふっと頬が緩んでいた。

 

 他愛のない世間話が尽きてからも、外の話、地獄の話、神の話、妖怪の話、話題は尽きることを知らなかった。職業柄と言うべきか、映姫の話術も実に巧みで、私も参考にすべきところがいくつもあった。
 楽園の最高裁判長なんて、意識しなければ全く意味のない肩書きだった。その重圧に萎縮していた頃が懐かしく思えるほど、私と彼女は長い時間を共有した。たった一日、それも数時間に満たない親交だけれど、本当に密度の濃い時間だったと思う。
 こうして別れてしまうことが、素直に惜しいと思えるほど。
「楽しい時間は、過ぎるのが早いわね」
「えぇ、そう思います。本当に」
 偽りのない気持ちを告げる。場所は、団子屋の長椅子から一歩も動いていない。陽は傾き、人の通りも先程に比べれば少なくなっている。彼岸がどれくらい離れているのか解らないが、明日のことを考えれば、早めに帰らなければならないというのも頷ける。
「また、会えるかは解らないけれど」
「会えますよ、きっと。ずっと、地面は続いているんですから」
「そうね。また、会えるわよね」
 淡く、か細く、自分に言い聞かせるように小さく呟く。
「そのときは、きちんと名前を覚えていてくださいね」
「う……、もう時効ですよ、それ」
 気恥ずかしさに頬を染め、それを見て、映姫は微笑む。
 彼女の靴が、石畳を踏み直す。頃合だ。
「では」
「はい。さようなら」
 さようなら、と映姫も言葉を返す。
 折り目正しく踵を返し、定規が差し込まれたようにぴんと伸びた背筋で、四季映姫は通りの中に消えていく。名残惜しさに声を掛けようとも、今は声が出せなかった。でも、また会えると信じているから、楽しみはそのときに取っておけばいい。
 ふっと力が抜けて、再び椅子の上に腰を下ろす。座っている時間が長すぎて、ちょっとお尻が痛くなってしまったけれど、もう少しだけここに座っていよう。そういえば、私は何をするために里に下りたのだったか。いつものように、信仰を集めるための説教か、それとも買出しか何かだったか。一瞬、自分が惚けたのかと不安に駆られたが、すぐさま目的を思い出す。
「お花、お花」
 映姫の姿に気を取られて、花を物色しに来たことを忘れていた。話したい盛りの乙女にはよくある話、と自分を無理やり納得させる。長らくお世話になった長椅子に別れを告げ、人影も疎らな目抜き通りを歩き始める。
 と、数分もしないうちに、見たことのある小さな影を見定める。
「おー!? やんのかコラー!」
「ちょ、チルノちゃん! だめだって、だめー!」
 とても解りやすい。
 小さな妖精を取り巻くように、小さく人の輪が生まれようとしている。どうやら、先程と同じように、威勢の良い妖精が周りをよく見ずに人とぶつかって、喧嘩の一歩手前という状態に陥っているらしい。おまえが悪い、あたいは悪くない、と互いに譲らず、謝りもしないものだから、熱くなるばかりで冷める気配が感じられない。今のところ、氷の妖精は緑髪の妖精に羽交い絞めにされ、正面衝突には至っていないようだけれど、それもいつまで持つのやら。
 冗談めかして、肩を竦めてみる。
「……ま。これも、信仰を得る一手段でしょうか」
 あるいは、風祝の名を脇に置き、ただの東風谷早苗として、この場を諌めることに徹しようか。
 けれども今は、格好を付けて自分の立ち位置に悩んでいる暇もないから、とりあえずはここにいる東風谷早苗のままで。
 勇ましく、小ぶりな御幣を右手にかざして。
「袖振り合うも、多生の縁」
 なんてね。

 

 

 

 



SS
Index

2008年12月31日 藤村流

 



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