悪魔な小生意気


――最初に

 この話は香霖がかなりイイ思いをします、ただ「香霖殺す」な流れではなく……
逆に考えるんだ、「この話の香霖=読んでる自分」と思っちゃえばいいんだ。
そうする事により悟りを開く事ができるような気がしてきます、多分。
できるかな……やっぱりできないような……まあいいや、それでは本編どうぞ↓





 ん、もう昼過ぎか、秋なのか冬なのか良くわからないが今日はいい天気だ、
気温もそんなに寒くないし当然暑くもない、まさに散歩日和ってやつだろう。
……まあ僕は天候に関係なく薄暗い店の中で一日を過ごすんだがね。
でもたまには店の外をちょっと散歩するくらいはいいだろう、どうせ客もいない。





 ん?誰か倒れているぞ、小さな女の子のようだ。
背中から宝石のようにキレイに光る羽が生えている、人間ではないみたいだ。
ふるふると動いているのでどうやら死んではいないようだな、声をかけてみよう。

「どうしたんだいお嬢ちゃん、具合でも悪いの?」
「うぅっ……さ、寒い……み、水が……飛んできて……そしたら日光が当たっちゃって……力が入らないのぉ……」

 水が飛んできて日光が当たって力が入らなくなった?
おかしな事を言うな、と思ったが喋る少女の口から牙が見えたので納得した。
ああ、この子は吸血鬼なんだな、大方妖精にでも悪戯されたんだろう。
まぁ今は種族は関係無い、とにかく助けよう。
僕はこの少女を店まで担いで店の奥のベッドに寝かせた。
が、1時間程で少女は気が付いた。

「んっ……ぅぅん……ここ、どこぉ……?」
「おっ目が覚めたかい?」
「やっ……あ、あんた誰!?」

 怯えた顔で後ずさりしている。
僕が怪しく見えるのかな?それとも自分をこんな目に合わせたのは僕だと
勘違いしてるのかな?いずれにしても安心させなくては。

「……僕は怪しい者じゃないよ、森の中で君が倒れてたから連れてきたんだ」
「えっ……じゃ、じゃあ私を助けてくれたの?」
「……まあ、そういうことになるかな。……身体、冷えてるだろう?これでも飲んで落ち着いて」
「あっ……う、うん……ズズ」

 良かった、警戒は解かれてないが誤解は解けたようだ。
少し血を混ぜて赤みがかかったスープを黙々と飲んでいる。
お、飲み干したようだ。

「ぷはぁ……あ、あの……」
「ん、なんだい?」
「あ、ありがとう……おいしかったから……」
「そりゃ良かった、でもまだ日が登ってるから夜までゆっくりしてなさい」
「う、うん……ぅ〜……」

 ん、何か様子が変だな……差し出してすぐに飲み干したスープのお皿をずっと見つめて。
……あぁ、そうか。おかわりが欲しいんだな。

「……お腹空いてそうだね、何か食べるかい?」
「え……い、いいの?」
「遠慮しなくていいよ、これは君がいつも食べてるのとはちょっと違うけど食べられる物だから……」

 とりあえずトマトソースやケチャップをかけたパンと肉を与えた。
飲み物は勿論トマトジュースだ。
よほどお腹が空いてたんだな、おいしそうにバクバク食べている。

「カプッ……もぐもぐ……んっ!?……ングッングッ……ぷはー」
「あはは、焦らなくても誰も取らないよ。もっとゆっくり食べていいよ」
「がぶっ……むしゃむしゃ……ゴクンッ……あーおいしかった、ご馳走様!」
「お粗末様、気に入ってくれて良かったよ」

 先ほど怯えたの表情と違って食事を終えた今はとびっきりの笑顔だ、凄く可愛い。
どうやらもう警戒もしていないみたいだ、結構単純な性格なのかな。

「あ、あの……えーと……名前、教えてくれる……かな?」
「僕かい?僕は森近霖之助、香霖って呼ぶ奴もいるがね」
「森霖の……こーりん……?……呼びにくいよぉ……ね、お兄ちゃんって……呼んでいい?」
「あ、あぁ……いいよ、それで君はなんていうの?」
「あ、私はフランドールっていうの」
「へぇ……可愛い名前だね、フランドールちゃんかぁ」
「フ、フランでいいよ、お兄ちゃん………………か、可愛いだなんて……えへっ♪」

 なんか照れてるみたいだな、あぁマズイ。
何がマズイのか知らないけど物凄く可愛いぞ……
顔も名前も仕草も凄く可愛い……イカンイカン何を考えてるんだ僕は。
ん?なんかもじもじしてるぞ。

「ちょ……ちょっとおトイレ借りていい?」
「あぁ、どうぞ。あそこにあるから」
「あ、ありがと……やっまだ上手く……歩けな……」ドサッ
「だっ大丈夫かい!?連れてってあげようか?」
「い、いいよ……おトイレくらい、一人で行けるもんっ!」

 うーん……ガマンしてたのかな、満足に動けない状態だし……
身体を揺らさないようにゆっくり四つん這いで行ってるのはいいんだけど
トイレに行くまでもつのかなぁ……こんなゆっくりじゃ日が暮れるぞ。
でも今ヘタに声掛けたらそれこそマズイな、そっと見守ろう……最悪の事態も想定しておいて。

「うぅ……ガマンガマン……遠いなぁ……あぅぅ」

 もう何分もよちよち歩きだ、そろそろマズイんじゃないか?

「うっ、くふぅ……も、もうダメ……」
「お、オイこんなところで……」
「やぁっ!も、もう出ちゃうぅっ!」

 じょろじょろじょわぁぁぁぁ……

「やんっ!止まんない、止まんないよぉ……ふぇぇん」

 ……あーあ、やっちゃった。
予想はしてたがね……さあタオルの準備でもしよう。
泣いてるフランちゃんも可愛いんだがこの状況でそんな空気読めない発言はしない。

「……大分汚しちゃったね」
「ひぐ、ごめんなさい……お兄ちゃん……ぐす」
「泣かないで、拭いてあげるから……さぁ服も脱いで」
「う、うん……」ゴソゴソ……パサッ

 あれ?今僕どさくさに紛れて凄い事を平然と言ったような……
まぁいいか、おしっこの処理が先だ。

「洗濯しとくからね、パンツも脱いで」
「えっ……やだよ、恥ずかしいよぉ」
「でも一番ここが濡れてるんだよ?後でかぶれちゃうといけないからね」
「ぅ、うん……お兄ちゃん……見ないでね?」

 さりげなく物凄い事を要求してしまった気がする、が言ってる事は正論だろう?
しかし……恥ずかしそうにパンツを脱ぐフランちゃん、見るなって言われたから直視はしないが……
これはマズイぞ、このままじゃ僕のレーヴァテインがマスタースパークを発動しそうだ。

「脱いだかい?洗うから渡してくれないか」
「やっやだ……じ、自分で洗うから……」
「うーん、しょうがない……じゃあそこの籠に置いといて」ちらっ
「やっ!こっち見ないでって言ったじゃないっ!ばかー!」

 ドスッ!ボゴォッ!

「グホァッ!」

 ポカポカ、イテテなんてもんじゃない……凄く痛い。
この娘、普通の妖怪の戦闘力を遥かに超えているぞ、畜生……わざとじゃないのに。

「あっ!ご、ゴメン……お兄ちゃん、大丈夫?」
「あいたた……だ、大丈夫大丈夫……それより身体も洗わなきゃね」
「えっ………………ぅー……」
「どうしたの?恥ずかしい?」
「それもあるけど……私、シャワーとかのお水……苦手なの……吸血鬼だから」
「あぁそうか、うーむ……困ったな、このままじゃ痒くなってしまうし……」
「ぅー……」
「あっそうだ!フランちゃん、ここに立って身体こっち向けて」
「やだっ恥ずかしいもん!」
「このままほっといたらお股にブツブツができて大変な事になっちゃうんだよ!?」
「……むー……は、恥ずかしいから……あ、あんまり見ないでね……?」

 さて……何だ?僕は間違った事は言ってないぞ、このままじゃフランちゃんの透き通るような白い柔肌が
かぶれちゃうじゃないか、大変な事になる前に僕が変態な……
いや、適切な処置をしてあげるだけだ。文句は言わせない。

「……太ももまで垂れてたんだね……ペロッ」
「ひゃっ!な、何するの……?」
「水で流せないから舐めとってあげるんだよ……れろ、つぅー……」
「あっ……やだ、舌……熱い……」
「さっココが一番濡れてるかな……ちゅるっれろ」
「ひゃうっ……お、兄ちゃん……そんなトコ、汚いよぉ……」
「汚くなんかないよ、フランちゃんのココ、可愛いよ……」
「はぅんっ…………お兄ちゃん、な……なんか変だよぉ……」

 お世辞じゃない、本当にフランちゃんのは可愛い。
ツルツルで余計な毛も生えてないしぷっくりとしたスジが一本通ってるだけだ。

 ……身体はピクピク震えて上からは嬌声が聞こえる、感じてるのだろうか?

「フランちゃん、もしかして気持ちいい?」
「あっはぁ……そっそんな事ないぃ!やぁんっ!」
「一つ教えてあげよう、女の子は気持ち良くなるとね……ココからお汁が出るんだよ」
「あっ……ふぅん……ふぁ」
「正直に言ってごらん?……もっと気持ち良くしてあげるよ?」
「うぅっ……はぁっ……き、気持ち……イイよぉ……フラン、気持ちいいのぉ……」
「……素直なフランちゃんは可愛いよ、もっと気持ち良くしてあげるからね……」

 ちゅくっ……れろっちゅばっ……ちぅぅ

「やぁ……吸っちゃやだぁ……」
「フランちゃんのお汁、おいしいよ……ちゅるっ……もういいかな?」

 ズズッ……ズッ

「ひゃあっ!……お、お兄ちゃんっ!?」
「くっ……指一本でもキツいな……」

 見た目どおりフランちゃんの中は狭い、もう少しほぐさなきゃいけないな。
でもこっちも早々我慢できないぞ……

 ちゅくっちゃぐっ……

「あっあっダメぇ……お、お兄ちゃんっ……なんかっなんかおかしいよぉ!」
「……イきそうなんだね、可愛いよフランちゃん……」
「ダメッダメッ!フ、フランおかしくなっちゃうよぉぉぉーーー!!!」
プシュッ……しゃあああ……
「あ……またぁ……お漏らししちゃったぁ……ごめんなさいぃ……」
「……いいんだよ、じゃあそこに寝てごらん……」

 絶頂を迎えたのも初めてか……
あぁっもうダメだ!我慢できない、一回イって大分ほぐれているからいいだろう。

「……フランちゃん、これが何か分かる?」
「な、何コレ……ピクピクしてるよ……?」
「これはオチンチンって言ってね、好きな女の子のエッチなとこを見たらこんなになっちゃうんだ」
「……お兄ちゃん、フランの事好きなの?」
「うん、好きだよ……フランちゃん、大好きだよ」
「……えへっ♪嬉しい……私もお兄ちゃん大好きぃ……」
「僕も嬉しいよ……だからね、これが今からフランちゃんの中に入るんだよ」
「ぅぅ……でもぉ……恐いよぉ、痛そうだもん」
「フランちゃんはちっちゃいから痛いかもしれないね、イヤだったらいつでも抜いてあげるから……」
「ううん……イヤじゃないよ……お兄ちゃんのだもん……いいよ」

 ああっ可愛いなもう!
危ない危ない、その言葉だけで出てしまいそうだ。

「……じゃあ、入れるよ。力抜いて……」
「……うん」

 ズッ……ヌプッぎちぎち……

「ひぃっ!ぎ……いっ……たいぃ!痛いよぉっ!」
「ご、ゴメン……抜こうか?」
「うっうぅん……いいの、お兄ちゃん……抜かないで」
「……じゃあほぐれるまでゆっくり動かすよ」

 ズッ……ズズッ……

「くふぅっ!ひっひぎぃ……ひんっぐすっ……」
「……痛そうだね、やっぱり辞めようか?」
「あっ……ぅぅん……痛いけど……なんか嬉しいの……」

 フランちゃんは泣いてる、明らかに痛いからだろうが……
僕を受け入れている事が嬉しいと言って泣いている。
うーむ……男の浪漫、ここに極まれり!
なんて思ってる場合じゃない、慎重に動かないとな。

「くっやっぱり……キツい、な」
「ふっあぅぅ……かはぁっ!んんんっ……お兄ちゃんも……痛いの?」
「いっ……いいや、フランちゃんの中がキツくて暖かくて……気持ちいいんだよ」
「あはっ♪嬉しい……っふぅんっ!」
「はあっはあっ……大分……ほぐれてきたようだね……もう少し早く動くよ」
「うっ……うんっ!わ、私もぉ……気持ち良くなってきたよぉ……お兄ちゃん、もっと動いてぇ!」

 ああ、フランちゃん、フランちゃん……
こんなに可愛いのに、こんなに小さいのに僕のモノを締め付けて嬉しいなんて……気持ちいいなんてっ!
ああ゛ーーーもうっ!うぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!!!!

 ずりゅっずりゅっパンッパンッ……

「あっ……はぁんっ!お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
「くぅっ……気持ちいいよ、気持ちいいよフランちゃんっ!」
「ああっ!お兄ちゃんっ!ぎゅって……ぎゅってしてぇ!」

 伸ばしてきたフランちゃんの手を取り抱き締める。
座って抱き合ってフランちゃんのお尻を掴んで腰を上下に降る。
こんなに小さいのに、苦しかっただろうに……今僕は本気でフランちゃんが愛おしい
 
 ……でも流石に中は……な。

「ふぁっ!す、スゴイっお兄ちゃんっ私っ!私またぁっ!」
「くぁっ!フランちゃんっ!僕もっ……出そうだっ!」
「あっあっあっお兄ちゃんっ!お兄ちゃぁぁぁぁんっっ!!!」

 ビュクッドプッ……ビュルッ!

 あ、危なかった……中で出す所だった、間一髪だ。
ほんのり紅く染まった身体が僕ので白くなっちゃったな……

「あっ……ふぅ……さっきより気持ちよくってぇ……頭が真っ白になって……」
「ふう……それはね、気持ち良くなりすぎるとそうなるんだよ……それをイクって言うんだ」
「そっか……フラン、イっちゃったんだね……お兄ちゃんは?」
「フランちゃんに一杯かかってる液……精液っていうんだ、男はイくと精液が出るんだよ」
「……お兄ちゃんもイってくれたんだね、嬉しい……あはっお兄ちゃんのせーえきぃ……」
「一杯出たってことはそれだけフランちゃんの中が気持ちよかったって事だよ……ほら、ここにもこんなに」

 仰向けに倒れたフランちゃんに出した後のモノを見せてみる。
ん、何やら悪戯な表情になったぞ。

「お兄ちゃんの、汚れちゃったね……今度はフランがしてあげるね♪」
「あっちょ……うあっ……」
「ね、気持ちいい?ぺろぺろ舐めるの気持ちいい?」
「う、うん……最高だよ」

 出したばかりで敏感になってるのに小さな舌でしっかりと付着した精液を舐めとってくる。
ここまでしてもらえるなんて……もう死んでもいいくらいだ。

「あっ♪オチンチン、また大きくなってきたよ?チロチロ……」
「フ、フランちゃん……今度は舐めるだけじゃなくて口に含んでくれるかな?」
「えっ……はむっ……んぅ……ほ、ほお?」
「う、あっ……そ、そう……そのまま先の方をペロペロしながら唇を上下に動かして……」
「んっんっ……チロチロ……ふむっちゅぱっ……レロ」
「あっあっ……そ、そんなにしたら……ああっ!フランちゃん、思いっきり吸って!」

 ピュルッビクッ……ドロォ……

「ん、ちぅぅ……」
「ぅあっ……そのまま……飲んで」
「んんっ……コクッコクッ……んぁ……お兄ちゃん……せーえき、また出たね♪」
「ふぅ……フランちゃんのお口が気持ち良かったから……ついついね」
「あっ……萎んじゃった………………ぷー」

 二回も射精したんだ、しばらく萎えて当然なんだがフランちゃんは不満げだ。
やっぱり自分だけ気持ちよくなっちゃあいけないな、よし。

「フランちゃんのココ……また濡れてきてるよ、ほら」
「やぁ……もう、お兄ちゃんのえっちぃ♪」

 ウッ!顔を紅くしながらもはにかむフランちゃん……イカン、これはホームラン級の可愛さだ。
あぁ……ずっとアカインドしたい、フランちゃんのカゴメカゴメな迷路を回転してレーヴァテイン、もとい棒をブレイクしたい。
そして誰もいなくなるくらいまで時計を刻む様にトリックなのかトラップなのか分からない波紋を感じたい。

 ……何を言ってるんだ、僕は。
いや言ってはいないけど……ゴホンッとにかくそれ位興奮してきたわけだ。

「お兄ちゃんの……また大きくなったぁ♪」
「嬉しそうだね……日が暮れるまでもうちょっとあるし……もう一度するかい?」
「うんっ♪お兄ちゃん、早く早くぅ」
「ははは、フランちゃんのほうこそエッチじゃないか……じゃあ、行くよ?」
「……ぅん」





 三度目なせいか結構時間が掛かってしまってすっかり暗くなった。
フランちゃんはさっき帰ったが……とにかく今日は最高の一日だったよ。
フランちゃん、一人で帰れるかなぁ、まぁ夜だし吸血鬼だし大丈夫だろう。
……また来て欲しいな。



                                       続くっぽい

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後書き

 フランたん、全然気が触れてないし小生意気でもないね……これじゃ只の妹キャラだorz
今回書き方変えてみて攻め側の視点で書くのも書きやすくていいかなと思いました。
……まあ読みやすいかどうかは別にして(ぉぃ

 僕は、というか書く人は皆そうだろうけど書いた後にざっと読み返して修正入れたりするんだけど……
何か……これなんてエロゲ? ……微妙だな。

続きはまだ構想段階だけど姉妹丼予定中。
しかしお嬢様は既に香霖堂第三話で香霖と面識あるんだよな……どうしよう。

ああ後書きのくせに長くなりそうだ、ではまた。

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