ドキドキ☆大冒険




この作品は前半は野外露出、後半に獣姦を含みます。
異種姦行為が苦手な方は引き返して下さいますようお願いいたします。
得意、むしろ好物な方は短いですがじっくり読んで下さいw






















 きっかけはほんの些細な事でした。
決して意図的なものではありません、徹夜で新聞記事の編集と印刷業を行っていて
少し惚けかけていたのか人里に来るまで気づかなかったのです……下着をはいてくるのを。

 気づいたときには既に人里に着き、私の手には配る為に刷った新聞の束が抱えられていたため
今更引き返す訳にはいきませんでした。
だからといっていつものように飛びながら配るのは流石に無理でしたので大通りを歩きながら
ビラを配るように、道行く人に一人一人手渡しで新聞を配っていました。
人々は私がこういう配り方をしているのを見て珍しそうにしていましたが私だって違和感はあります。
いつもはササっと飛びながら億万長者が小判を撒くみたいにばら撒いているんですから。
不特定多数に読んでもらうためにはこの方が効率がいいし
配り終わるのも早いですし……違和感はそれだけじゃないですけど。

 下着をはいてない上にスカートなので歩くたびに股がスースーして……何も着けないで歩いてるみたいで
恥ずかしいのです、他人からはいつもと変わらない格好に見えるでしょうけど。

 スカートにフリルが付いているとはいえ防風効果はありません、ただの飾りです。
歩くたびに風が薄い布を通し股間に当たり自然と内股気味になってしまいます。

 もし今強風がふいたらどうしましょう、両手に新聞を抱えているためスカートを押さえる事は出来ません。
こんな人通りが多い所で大事なところが晒されたら……と思うと。
新聞は幾ら見てもらっても構いませんがあんな所はとてもじゃないけど見せられません。

 せめて早く配り終えて両手を自由にしようと内股ながら少し歩を早めて配るペースを上げました。
その時です……

――ドンッ!

「きゃっ!」
「おおっと大丈夫かい?……ん?」

 歩きながら新聞を手渡すつもりが体にぶつかってしまい私は尻餅をついてしまいました。
ぶつかった相手の方はとっさに散乱した新聞を拾い集めて下さっていたのですが……
ある事に気が付いたようにずっと私のほうを見つめています。
その視線で私も気づきました、倒れた時に股を開いてしまいスカートの中が丸見えになっている事に。

「え……」
「あややややや……っ!!!し、失礼しましたー!」
「あ、ちょっと……新聞!」

 私はスカートを押さえ、急いで立ち上がると一礼だけして新聞の回収も忘れてその場を去りました。
いつになく全力で走ったのであの人が呼び止めようとした頃にはもう私の姿は見えなくなっていたはずです。
とりあえず人通りのない裏路地に身を移した私は、起こったアクシデントに息を切らしていました。

「見られた……見られ……あっ」

 ふと何気なく股に手をやると……ムワリと湿っていました。
いや、手をやるまでもなく薄々と気づいていたのです。
人にぶつかる前から、見られたらどうしようと思っていた時から。
 そこで、私はある決断をしました。


 ここで自慰行為をしてみたらどうなるのかな――


 私はこの時から少しおかしくなっていたのかもしれません。
普通に、冷静に考えれば両手は自由になっているのでスカートを押さえて
いつもよりスピードを落として飛んで帰れば何事も無い話になるはずなのに。

 しかし突然降って沸いたとはいえ、いつもとは違う趣での性的な欲求に
既に火照った身体が野外での行為を後押しした形になりました。

「んっ……あ、もう……こんなに……んふぅ」

 スカートをたくし上げ、腰に巻きつけると下着をつけていない私の大事な部分が外気に晒されました。
既にそこは湿っているというレベルではなく太ももまで恥ずかしい液体が垂れている程でした。
人通りが無い狭い裏路地と言っても昼間の人里、いつ誰が歩いてくるか分かりません。
そんなことを思う度に過剰なほど自分の前後を確認して人が居ない事にホッとしますが股間は違いました。
いやらしい水気を帯び、指で捏ね繰ろうとすると
ズルっと膣内に指先が進入してしまうほどグチョグチョになっています。

「あっ、ん……誰も、見てない……よね?……くふんっ」

 人に見られたらどうしよう、と思う度に胸が高鳴り秘部は濡れ
それに比例して快楽を得ようと指の動きが加速していきます。

 次第に余計な事を考える余裕が無くなり私の指は高みを目指して
グチュグチュと音が鳴る割れ目をひたすら声を押し殺し擦りあげていきました。

「んっ、く……んあっ、もうぅイッ、イっちゃ……んんぅっ!」


 頭から足のつま先まで電気が走ったような衝撃で絶頂に達すると
ふぅ、と息をつきその場にへたり込んでしまいました。

「ふぅ、はぁ……み、見られなかった……よね?」

 一段落着いたとはいえじっと座ってるわけにもいきません。
小さな水溜りが出来るほどの大量に出された愛液の上にしゃがみこんでいる姿は
まるでおしっこを漏らしたかの様です。

 自慰行為を見られずに済んだのにこんな姿を見られては意味がありません。
私は急に冷静になり余韻が残る身体を引きずるように飛び立つとスカートの中が
肉眼では見えないくらい上空まで上へ上がりフラフラと山へ帰っていきました。

 その日はご飯もあまり喉を通らず、同僚の椛から熱でもあるんですかと心配されましたが
言葉も早々に床につきました。しかし……


 眠れません、全く眠れないのです。
いつもより床に就いたのが早いというのもありますがそれ以上に今日の出来事のインパクトが凄過ぎて……
気づけば布団の中で足の付け根に手を置いていました。

 またじわりと濡れている……今日の出来事を思い返しながら
股間をまさぐり快楽を得ようとしますが何か物足りません。
夜に自室で自慰行為をしてもあの感じが無い、あのスリルが無い、あの胸の高鳴りが無い。
あの感じはこの状況ではどうしても再現出来ない、例え他人と肌をあわせても体感出来ない快楽でしょう。
どうしても満足が出来なかった私は草木も眠りつこうかという丑の刻、部屋を出て行き
山の連中に気づかれないよう、そっと山を降りました。


さあ冒険の始まりです――


 昼間同様、人里に降り立った私ですが昼間とは違う事があります。
一つは人通りが殆ど、というか全くない事。
もう一つは自分の作った新聞を配るためではなく自分の痴態を晒しに来たこと。

 降り立った途端、昼間のあの感じが甦ってきました。
胸の高鳴りと背筋のゾクゾク感にもう堪らないのか、ブラウスの上からでも分かるくらいに
二つの突起がピクンと立っています。
 私は昼間に自分の居た自慰行為の現場となった裏路地まで行くと
今度はハッキリと自分の股間が濡れていくのが分かりました。
ジュン、という音が聞こえるくらいに。

 今度は人通りがある昼間と違い思い切った事ができそうです。
そう思った途端、薄着なのに急に全身が暑く感じ身体中の血液がトクントクンと流れているのが感じられました。
もう我慢出来ない……

 私は何の躊躇も無くプチプチとブラウスのボタンを外しスカートのピンを取り
身体を締め付けるうっとおしい下着も全て脱ぎ去り生まれたままの姿になりました。

「やっちゃった……私、とうとう……」

 夏場とはいえ夜の風は冷たく、ともすれば鳥肌がたちそうなほどなのですが
今の火照った身体にはそれが心地よく感じられました。

 私はこの人通りのない狭い路地で胸も股間も丸出しのままグっと大きな伸びをして
夜の風を全身に浴び、冒険を始めました。
まず、その為には身の保全……これが最大の邪魔です。
これは昼間の行為中から思っていて、さっき布団の中で思い返して再確認したのですが
私がこういう事に興奮するのは人々に自分の痴態を見られたいからではないのです。

 見られたくないと思うからこそ見られてはいけない格好で出歩くのだし
助かりたいからこそぎりぎりのボーダーラインで自分を絶望的な状況に追い込むのです。

 マゾヒスティックな考え方ですが私はまず、最高の快楽を得ようとするならば
最高に自分を追い込んでから助かろうとする努力をしなくてはいけません。

 そういう訳で、まず快楽と絶望を得るのに邪魔な衣服は消えてもらうことにしました。
私は先ほど脱いだブラウスとスカートと下着を掴むと空高く放り投げ、風を操り
それぞれ人里の各地へ分散させました。
どれがどこへ行ったのかは分かりませんがただ一つ言えることは……今が絶望的な状況だと言うことです。

 幻想郷の夜は、人里は静かでも妖怪は活発に活動しています。
つまり衣服を諦めて帰るにしても人々が起きて妖怪が眠る時間まで待つにしても
早く捨てた衣服を探し当てないと私の恥ずかしい姿が全部見られてしまうわけです。

 私はまず、路地の角から顔を出して誰も居ない事を確認すると大通りに出ました。
閉店した店や人が寝静まった民家の前を通り過ぎるごとに胸がドキドキ震え股間が疼きます。
普通に服を着ていればなんて事はない行動も身体を覆う布が無くなるだけで何故こんなに違うのか。
寝付けなくて散歩している人やふと目が覚めて窓から外を見ている人が居れば私は終わります。
見ている人が居れば夜中に裸で出歩く変態女がいるとたちまち噂になるでしょう。

 私、天狗ですよ?
鬼ほどではないですが幻想郷に住む妖怪の中でも権威のある種族が人間ごときに
後ろ指を差されるような事があれば幻想郷から、いやこの世から抹殺されかねません。
今の私は閻魔様の目も直視出来ません、それほど恥ずかしい事をしているのです。

 そんな事を思いながら歩いていると一つ見つけてしまいました、私のブラウス。
民家の縁側にある物干し竿の隣に落ちているのが分かります。
その時ある事が閃きました。常人ではあり得ない発想……衣服を一つ見つけるごとにその場で自慰行為をするというルール。

 私はこっそり民家の縁側に忍び込み、ブラウスを手に取るとそれに付着した自身の汗を嗅ぎながら
秘部に手をやり、くちゅくちゅと指を動かし始めました。
勿論、大きな声は出せないのでブラウスを口でかみ締め声を殺しながらですが。

「あ、んっ……こんな、ところで……こん、なことォっ……」

 うずうずとしていた秘部をまさぐる事で快感が増してきた私は行為が段々エスカレートしてきて
家の玄関の前で座りこみ、股を開き見せ付けるように手をダイナミックに動かし始めました。

「あふっ、イっちゃう……イっちゃうよぉ、私がイクとこ……見て……んっ」

 いつの間にかかみ締めた口は開き、痴女のような口上を垂れて
私は知らない人の家の玄関前で絶頂に達しました。

 しかし余韻に浸るわけにはいきません、まだ拾った衣服は全て揃っていないのですから。
そしてまた、しばらく歩いているとまた見つかりました。
その時私は助かった、という思いと同時に少し残念な気分になりました。

 全部バラバラに捨てたと思ったのに……見つかったのはショーツとスカート。
これらがまとめて先ほどとは離れた民家の庭に落ちていました。
しかしそのときアクシデントが起こりました。
私が庭に落ちている衣服を拾おうとしたその時……

「バウッ!ワンワンワンッ!!」

 その家は犬を飼っていたのです。
よく見ると衣服のすぐそばに犬小屋があり、番犬の激しい鳴き声に私はとにかく焦りました。
このままでは住民が起きてくる、しかし肝心のスカートは犬が踏んづけていて取れません。
力ずくで犬をどうにかしてもいいのですがそれでは後日騒ぎになってしまいます。
何より自分で決めたルールに反します。

 そこで私は冷静に考え、住民が起きてくる前に犬を落ち着かせようとしました。
まず落ちていたショーツの匂いを嗅がせ、その後に私の体の匂いを嗅がせます。
これでここにある衣服の持ち主は私だと言う事を犬に確認させようという作戦です。

 しかし実行してすぐにこの作戦は失敗だと気づきました。
何故かというとショーツに付いた体臭の事を考えれば……

「クン……フンフン」

 時既に遅し。
犬はまずショーツの匂いを嗅いだ後、しゃがんで差し出した私の手を嗅ごうとはせず
私がショーツをつけていた場所……つまり股間に鼻を当てクンクンと嗅ぎだしました。

「フー、ン……フンッ」
「ちょっ……あんっ!」

 犬の鼻先が私の大事な部分に当たり荒い鼻息が股間にある突起をツンと突いたとき、あまりの刺激に思わず声をあげてしまいました。
急いで口を紡いで家の様子を伺いましたが人が起きた様子は無く、ほっとしたのも束の間。
匂いを嗅いでいた犬が今度は私の秘部から垂れている恥ずかしい液を舐め始めたのです。

 犬の熱く長い舌でピチャピチャと割れ目がしゃぶられ、身を震わせた私はおもわず尻餅をつき仰向けになり、
犬の社会で言うところの降伏のポーズになってしまいました。
しまったと思ったときには遅く、犬は両前足を私のお腹に乗せて私の股間から下腹部、胸、首筋と全身を舐めてきました。
まるで目の前の雌は自分の物だというように全身をくまなくしゃぶり尽くされ、
犬の舌は声を上げるのを我慢している私の口にまで進入してきました。

 まさか犬に嬲られるなんて。
普段人間を下に見ている自分が、人間の飼い犬に蹂躙されている。
そう思うと意思に反して股間が疼き、またジュンと恥ずかしい液体を分泌しだしました。
私も余りの快楽に流され、されるがままにしていると犬が私の股間に何か押し付けていました。

 赤黒く、血管が浮き出ていて人のものとは全く違う形の……犬のペニスでした。
普通なら嫌悪して逃げるのでしょうけど……その時の私はやはりおかしくなっていたのでしょう。

 必死に私の大事な部分にグロテスクなおちんちんを擦り付ける犬を見て体勢が悪いのだと思い
犬小屋の横へ移動し四つんばいになり犬の方へ向かってお尻を突き出し
ジュクジュクと蜜を分泌する秘部を指で広げて……犬を誘いました。

「いいよ……来て」

 犬は突き出した私のお尻を少しクンクンと嗅ぐと私の腰に前足を置きまっすぐに私の大事な部分にグロテスクな肉の塊を突き入れてきました。

「んっ、あ……犬の、おちんちん……挿入ってるぅ」
「ン、フンッ!」

 天狗なのに犬みたいな姿勢で犬に犯される私。
その時はセックスをしている、という肉体的な快楽ではなく
畜生と繋がっているという劣情感から来る快楽でした。
しかし、硬くヌメリとした肉塊が膣内を暴れ回り、歪な形をした先端が子宮をコツコツと
ほじくるように突き上げる度に快感の波が押し寄せてきました。

「ハフッ、ハフッ……クファ」
「あっんっ……んぅ、抜いちゃ、やぁ……」

 しかし腰のストロークが大きいため、結合していてもすぐにずるりと抜けてしまいます。
その度に私はお尻をフリフリと左右に振って犬のおちんちんをおねだりします。
それを見てまた犬は挿入して、また抜けての繰り返し。

 いつの間にこんな思考に変わったのでしょう。
もはや犬のおちんちんで快楽を貪る事しか頭に無かった私は
挿入してもらった後、腰に置かれている前足を下腹部と太ももの間に引っ掛けて
抜けない様にロックしました。

「ハッハッ、ハッハッ……フンッ」
「やっ、はぁんっ!抜け、ないのォ……あんっ!」

 今度こそおちんちんは抜け落ちず、私の肉壺におさまり暴れまわってくれています。
私の膣で感じてくれているのを嬉しく思い、私も腰をくねらせて下のお口でおちんちんを貪ります。
繋がったまま離れない事を確信した私は凶悪なまでの獣のストロークを丹念に味わい
臓物の様な色合いのおちんちんが私の大事な所を嬲る感触に打ち震え、
太ももと肉球が、お尻と体毛が当たる悦楽を楽しみました。

 そしてしばらくするとだんだん腰の動きが早くなってきました。
同時に、犬は前かがみになり私が振り向くと頬に彼の熱い吐息がかかります。

「あ、んっ、もっと……もっと突いて、んっくちゅ……れろ」

 私は彼の方向に振り向き懸命に腰を振る彼の口に自分の唇を合わせ舌と舌を絡め合い求愛を示します。
互いの唾液を交換しながらさらにファックの速度は勢いを増し、私も絶頂への階段を一気に駆け上りました。

「やっ、あんっ!私、イクのっ、犬のぉ、おちんちんでっ、イ、イッちゃっ……んっ!」

 私のお腹の中に熱く、どろりとした液体が流れ込んできました。
今の私の顔はとてつもなく呆けた表情なのでしょう、犬に犯されたという認識が相まって
半笑いで涎を垂らした恍惚の笑顔。

 こんな真夜中に、全裸で人里を歩き回り、挙句の果てに名も知らぬ人の飼い犬に犯されて……
声をあげてはいけないのにそれも我慢しきれず悦楽に酔い浸り、動物のペニスを求める始末。
しかしこれで終わりではありませんでした。

 ふぅ、と大きな息をつき結合が解かれるのを待っていると彼は後ろを向き、
お尻とお尻を向き合わせる形になりました。
その瞬間、股間に少し痛みが走りました。
首を下げ、結合部を確認してみると彼のおちんちんの付け根が大きく膨らんでいました。

 パンパンに膨らんだ心の臓のようなコブ。
私は痛みと共に恐れをなして自分からおちんちんを抜こうとしましたが
入り口の部分がギチギチに詰まっていて抜けません。
その刹那、私の中に入っていたままのおちんちんからまた熱い物が流れ込んできました。

 私は悟りました、ああ……これが本当の、犬の交尾なんだなと。
結合部をしっかり固める事でメスを逃がさないようにして確実に己の種子を植え付けるんだ。
先ほど出された精液とは明らかに濃度が違う、メスを孕ませる為の精液。
さっきのものが溶けたアイスだとしたらこっちは寒天で固めたゼリーの様でした。

「ひぐっ、くはっ……くぅ」

 もはやこれは液体ではない、触手といってもいい。
ペニスから放たれたもう一匹の、正体不明の物体に子宮を直接ほじくられている感触。

 私は痛みと同時に、声にならないくらいの悦楽に腰の力が抜け肩を落としへたりこみましたが
彼は許してくれません。私のお尻を引っ張り上げるような形で射精を続けました。

 この交尾が始まってもう四半刻が経つでしょうか。
ドクリドクリと流れ込んだ精液で私のお腹がパンパンに膨らんだところで
入り口のコブが小さくなり、一気におちんちんが引き抜かれました。

「ひっ、あああああっ――」

 その時の衝撃と膣内からドバドバと溢れ出す精液の感触でそれまで膠着状態だった快感が
一気に解き放たれ、場所も時間もわきまえず大きな声で果ててしまいました。

「騒がしいな、誰か居るのか?」
「――ッ!?」

 ドタドタと足音が聞こえ、犬小屋のすぐそばにある扉がガラリと開かれ
家の中で眠っていたであろう住民が顔を出しました。

「誰も居ない……ふあ〜ぁ、寝ぼけたかな」

 間一髪でした。
私は咄嗟に服を掴み持てる力を振り絞って上空へ飛び上がり事なきを得ました。
心臓が口から飛び出る程驚くとはこの事です、ここまでドキリと胸が痛んだことは生涯初めてです。

 流石にもう今夜は肉体的にも精神的にも限界だと感じた私は冒険を切り上げ、
家の屋根でしゃがみこみ、つたない手つきで服を身につけた後
フラフラとほうほうの体で山のほうへ飛んでいき、自分の住処へ帰り着きました。

でも、また……こんな『冒険』、してみたいですね。


――そして翌朝


 『冒険』のため、ほとんど眠れなかった私はいつもよりゆっくりと大きな伸びをしたあと
顔を洗っていると椛が元気そうに飛んできました。

「文様ー、おはようございまーす♪体調どうですか?熱まだありますか?」
「あぁ椛、おはよう……熱はもう大丈夫よ、椛はこれから山の警備?」
「ハイ!私の千里眼はどこまででも見渡せますからね、警備には持って来いらしいんですよー」

 一瞬、千里眼という単語を聞いてドキリとしましたが椛のいつも通りの元気な笑顔を見て
杞憂に感じ、いつものように他愛のない相槌で返事をしていました。

「ところで文様……」
「ん、どうしたの?」



――犬のおちんちん、気持ちよかったですか?



 私は目の前が真っ暗になりました。



     E  N  D           


後書き

ごめんなさい、少し言い訳させて下さい。
いや、本当はですね。
今回は変態こんぺということで己の性癖を100%晒せると思ってたんですよ。
んで野外露出と獣姦、2作投稿しようと思ったけど余裕かましすぎて時間が無く
結局一つに纏めたところ文ちゃんが変態プレイの犠牲になったわけです。
だって普段からあんなミニスカートはいて幻想郷中を飛び回ってるんですよ?

後、自分の中では一応これで完結です。
こういう終わり方が好きなんです、気が向いたら続きを書いて夜伽に投下できますし。


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