オルトロスの戦い方
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「もがもが」
「あら目をお覚ましになられたんですのね。」
ここは丸富高校生徒会室。佐藤は猿ぐつわを噛まされ床に手足を拘束されていた。
生徒会の沢桔姉妹に呼び出されてのこのことやってきたのがよくなかった。
警備員には相変わらず追い立てられて、ロープでぐるぐる巻きにされるし。
佐藤が貞操を失う覚悟をしたときに助けに来たのが沢桔姉妹だった。
彼女らは佐藤の体裁を取り繕い、佐藤を助けてくれた…かに思えたのだが現状はこの有様である。
「もがもが」
「あなたは何やらサバイバルに長けているとお聞きしましたので…
縄ぐらいなら抜けてしまうのでしょう?」
それは親父だ思う。確かにあの親父なら、間接を外して縄を抜けることも、
ロープくらいな単純なパワーで引きちぎることも可能だが、自分には出来ない。
「姉さん、とりあえず猿ぐつわだけで外したらどうでしょうか。意思疎通が出来ませんよ。」
「…!そんなことは分かっています!」
絶対に言われるまで気がつかなかったんだろうな、と思っていると猿ぐつわが外された。
そして何か文句を言ってやろうと佐藤が口を開くとその唇を梗に塞がれた。
佐藤があっけに取られているうちに梗の舌は佐藤の口内を這い回り、快感を引き出そうとする。
快感に溺れそうになっている一面でそれ以上の動揺があった。佐藤は鏡に目で説明を促す。
鏡は「やれやれ」と呟くと姉を佐藤から引きずり離す。
「姉さん、口下手だからボディランゲージに頼れとは言いましたが、
いくらなんでも性急に過ぎます。」
小さくなる梗を尻目にようやく佐藤は言葉を発することが出来た。
「あの、何がどうなってるの。」
鏡はその言葉に頭痛を抑えるような素振りを見せると、言った。
「端的に言うと姉さんが貴方に恋慕しているということですね。」
「き、鏡。」
「嘘ではないはずですよ。」
鏡は心なし不機嫌な顔で言う。
佐藤の混乱はここにきて頂点となった。れんぼ?レンボ?恋慕?それを遮るように梗が言葉を紡ぐ。
「あのときの戦いのあなた、とても素敵でしたわ。そう、あれはまるで…。」
「王子様。」
「そう、王子様みたいでしたわ!って何を言わせるんですの!」
「間違ってはないはずです。」
佐藤はそれを聞いて一気に恥ずかしくなった。
赤面しつつも頭の中の著莪が「うわ、サブ…」とツッコミを入れてくる。
待ってくれ、今のは俺の発言じゃない!そんな混乱の中でも事態は進行していく。
「とりあえず既成事実があればいいんですわ。」
「待て、その理屈はおかしい。」
佐藤の言い分など聞くつもりはないようだった。
梗は再び佐藤の唇を奪うと蹂躙し始めた。
佐藤の胸に手のひらを当てて撫で回していたかと思うと、ゆっくりとワイシャツをはだけさせる。
そして一旦唇を離し、見せつけるように指を何本か自分の口に出し入れしたかと思うと、
それを潤滑液にして乳首を愛撫し始める。
「くっ…。」
「あら、可愛い声ですわ。それにこちらの方も大きくなってまいりましたわね…。」
そう言って梗は撫でるように下半身へと手を滑らせていく。
そして、ゆっくりとズボン、下着をおろすと佐藤の屹立したものが露わになる。
梗はモノに顔を近づけて先走りを舐め取ったかと思うと、口の中で唾液と混ぜ合わせ、

佐藤のモノに垂らして潤滑油にするとゆっくりと擦り始める。
「気持ちいいですか。でももっと気持ちよくなりますから、満足してはいけませんよ?」
梗はそういうと顔をゆっくりとモノに近づけていき、咥えた。
「くはっ…。」
「ひもひいいんですのね。」
梗は上目遣いで佐藤の表情を確認すると満足げに言った。
そして佐藤の表情を観察しながら、舌での愛撫を続けていく。
最初はまんべんなく、そして舌を尖らせて先端をつつくように
…やがて佐藤の感じる場所を把握するとそれをメインにまんねりにならないように組み合わせる。
やがて佐藤のものが痙攣し始めたのに気づくと根本をしっかり持ってそれを止める。
そして佐藤の耳許に唇を寄せて囁く。
「私を抱いてくれる気になりましたか?」
「…」
佐藤には最早抵抗する力は残っていなかった。
ただ虚ろな目で頷く。それを満足そうに確認した梗はそこであることに気がつく。
「さっきのは訂正しますわ…」
そう言って梗は佐藤の戒めを解いた。

鏡は姉の痴態を眺めていた。姉は何故あの男に惹かれたのだろうか。
確かに例の一件の際のあの男は…まあ自分も格好いいと思った。
だからといって何もここまですることは…。
もし、あそこで痴態を演じているのが姉ではなく自分だったらどうだったのだろうか。
そう考えているとショーツがじんわりと濡れてくるのが分かった。鏡は逡巡する。
姉は今あの男に夢中だ。ならば自分も少しくらい…。ショーツの中に手を潜り込ませていく。
筋をなぞっただけで立っていられなくなった。座り込んでゆっくりと指を進入させていく。
激しく脈打って指を締め付けてくる。なんなんだ。なんなんだ、これは。
そうして鏡は自慰に耽った。姉の接近に気がつかないほどに。
「鏡ちゃん」
気がつけば姉が目の前にいた。そして、姉は何を思ったか唇を重ねてくる。
「姉さん、何を…」
「何を?自分でももう分かってるのではなくて?私たちは姉妹なのですから。」
そして、姉は私の下半身へと手を伸ばした。
「もうこんなになってるんですのね。すごいわ。」
「姉さん、これは違うんです。」
「何が違うというんですの?鏡ちゃん、あの方は私たちの王子様になってくれるそうよだから…」

「三人で愛し合いましょう?」

梗は佐藤のモノを掴むとゆっくりと自分の秘所に宛がい、そして一気に腰をおろした。
佐藤はその暖かさに声をあげそうになる。だが声をあげることは出来ない。
何故なら今、佐藤の顔には鏡の秘所が押しつけられているからだ。
そして声にもならない吐息は鏡の秘所を刺激する。
「んっ…。」
「鏡ちゃん…すっごくエッチな顔してますわ。可愛い…。」
梗が破瓜の痛みに耐えながら言う。生まれたままの姿となった彼女たちの体を佐藤の手が這い回る。
佐藤がどこかツボを心得る度にその痛みは薄れていくようだった。
佐藤は鏡の秘所を舌で押し分け進入させていく、それと共に腰を突き上げ梗を感じさせることも忘れない。

梗の膣中のひだは佐藤に絡みつき、精液を搾り取ろうとしてくる。
佐藤はそれに耐えながら腰をピストンさせていく。これならばもう暫くは保つだろう。
そう思っていたのだが、均衡が崩れるのはあっと言う間だった。
梗が破瓜の痛みから復帰したのか自分から快感を貪り始めたのだ。
やわやわと自分の望む部位に当てるように腰を振っていたかと思うと、
緩急を付け始め、最後は佐藤に合わせた激しいピストン運動となった。
やがて、梗の瞳から光が失われていき、膣が痙攣を始める。
「「あっ…んはっ…」」
心地よいユニゾンの響く中、佐藤は精液を放った。

お互いに達した後の気怠さに包まれる。
「あの、私まだ…。」
その一言で二人は現実に引き戻される。
佐藤は鏡を顔からどけると、ゆっくりと押し倒す。
そして、鏡の秘所に未だ堅さを保ったままのモノを押しつけると、一気に押し込んだ。
「っ…。」
鏡は破瓜の痛みに震えている。佐藤は腰の動きを止めて、ゆっくりと鏡の前進を愛撫していく。
クリトリスを重点的に責めてやると鏡からも嬌声が漏れ始めた。
それを確認するとゆっくりと腰を打ち付け始める。
「私、仲間はずれって好きではないんですの。」
梗が佐藤の背中から抱きつく形になり、手で佐藤の乳首を、そして舌を耳に這わせる。
胸が背中に当たる感覚がなんとも心地よい。佐藤の興奮は更に昂ぶっていく。
鏡の膣中は梗と似ているようでどこか違っているようだった。
梗が貪欲に快楽を貪ろうとしていたのに対し、
鏡のものはこちらの意図を汲んで自在に形を変えていくようだった。
そんなこともあり、スムーズに注挿を繰り返していく。
しかし、それでもやはり限界はやってくる。鏡はそれを感じ取ったのか、
ゆっくり身を起こすと佐藤に口づけた。そして、姉妹に抱かれたまま佐藤は達した。

「で、僕は帰っていいんですか?」
「勝手に帰ったらいいと思いますわ。でも忘れないことね。
貴方は私たちオルトロスのものだということを。」
佐藤は苦笑して、生徒会室を後にする。それを追ってくる人影。鏡だ。
「すみません。姉さんは素直じゃないものですから。姉さんを大事にしてくださいね…あと。」
「たまには私のことも大事にしてくださいね。」
それは初めて見るいい笑顔だった。






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