「お父様、入れてぇ…」
「お父様、私に、早く…」
敬愛が、腰をふってみせる。
一方、張姫も負けじと月姫と繋がったまま、脚を大きく開き、
上下運動をして父親のモノを呼び込む。
「来て…来てぇっ!」
張飛の方も、もはや先ほど飲まされた薬のせいで
理性は吹っ飛びつつあった。
が、最後のこの台詞で、完全に何かが吹っ切れたようだ。
「うおぉぉぉぉ!!!」
敬愛の腰を掴むと、激しい注挿を開始した。
「ひいっ!あ、あ、あ…」
ほぐしたばかりの固さののこる肉壁が、きつく絡みついてくる。
ぐちょぐちょと、粘膜の擦れる音がする。
にゅち!クチュッ、ぐちょ…
「あああ…はあッ!」
「おとうさま…私にも…私にもっ…」
続いて、後の穴で月姫と繋がっている張姫にも肉棒をねじ込んでやる。
「ああっ…あんっ!はあっ…おとうさま…スキッ!」
まだ瑞々しい粘膜が悶えながら涎を垂れ流している。
ぬぼぬぼとした壁が、ギュウギュウと収縮活動をはじめる。
張飛は、もはや理性をなくし、野太い喚起を二つの若々しい穴に
ぶち込みつづける。
もはや誰のものともわからぬ液体がとびちる。
そのえもいわれぬ匂いが部屋中に充満していた。
「あっ、はああっ…」
「あっ…んんぅっ…またイっちゃうよぉ…!」
「はー…疲れた」
張飛はぐったりと寝床に倒れた。
その後、月姫にも入れてやったりなんだりと、
計何回出したか知らない。
(しかし…事が済んだら俺はお構いなしか…)
キャッキャ言いながら仲良く朝ご飯を食べている
母娘の声を聞きながら、張飛は溜め息をついた。
「…腹へった」
張飛はのそのそと、月姫たちの方へと向かった。
「ただいまー」
ちょうどその時、若き息子、張包が帰宅した。
「何これ、昼ご飯?」
朝ご飯よ、と月姫が言うと、張包は怪訝そうな顔をした。
時計をみると、もう11時であった。
「それよりもアンタ、無断で朝帰りだなんて」
「あ、悪い。関興たちと徹マンしてたから」
「あんたもそんな年になったのねー…あ、あんたも食べる?」
ああ、と張包が返事をする。
今まで何があったかも知らずにのんきに食卓についた。
「あなたもいっぱい食べないとね。がんばって、お父様みたいに
筋肉モリモリで大きくなってほしいわ」
「えー?いいよ…」
張包は今のままで十分もてるので、父親に似ていくなんて嫌だった。
そりゃあ、武芸の腕は尊敬するし、性格もいいけど、母親は、
張飛の、あの熊みたいな外見がいいと言うのだ。
男の趣味が変わってる、とため息をついた。
ごとり、と張包の前に朝ごはんを置くと、月姫は尋ねた。
「ねえ、今夜は家にいるんでしょ?」
「え?ああ…」
そう言いながらも、月姫の顔には、不敵な笑みが浮かんでいた。
その笑みに、張飛はぞくりとする。
「なんなら、関興くんたちも呼んでいいのよ…?」
こうして、次の犠牲者が決まった事に、気付いていないのは、
当の本人だけであった。
<終>