「さて、と。まず…ボウヤの名前を教えてもらおうかな?」

彼女は、僕に対して優位な立場にあることを見せ付けるかのような目をしている。
答えなければ、殺されるかもしれない。
さっきは強気な事を言ったものの、やっぱり怖い。

「…教えてくれないの?じゃあ、お仕置きしないと駄目かな?」

「…っ…!?」

彼女は僕の背後に回ると、そのまま背中に抱きついてきた。
甘い女性特有の香りが僕の体温を上げていく。

「もう一回言うわ。ボウヤのお名前は?お姉さんにお、し、え、て?」
「ひぅっ!?」

彼女は僕の耳元で囁くとそのまま吐息を吹きかけてきた。
予想外のことに、僕は完全に混乱してしまった。

「あはっ、女の子みたいな声出しちゃって。そんなに気持ち良かったのかな?」

「ち、違う…く、擽ったかっただけだ…ふあぁっ!」

彼女は、僕の反論を許さない、と言うかの様に僕の着物の隙間から手を忍ばせ、僕の体を撫で回している。

「うふふ、擽ったいだけなんだ?…じゃあ、これは何かなぁ?」

「そ、そんなの、わ、分からないよ…!」

彼女の手が、着物ごしに僕の股間をまさぐる。僕の股間は、何だか棒切れのように固くなってしまっている。

「分からないの?病気かもしれないね?じゃあ…お姉さんが診てあげるね?」

そう言って彼女は僕の着物をあっと言う間に脱がせていった。
まだ母様以外の女性に見られたことがない裸を、敵の将軍に、しかもこんなに美しい女性に見せるなんて。
多分、今の僕の顔は羞恥で夕日に匹敵するくらい赤いかもしれない。

「うふふ、顔、真っ赤にしちゃって。本当に可愛いボウヤね?」

僕の前に回った彼女は、あくまで品定めするような目で僕の体を眺めている。

「お肌、綺麗ね。やっぱり若いから、かな?」
「そ、そんなこと…うぁっ…」

彼女の手が僕の股間に伸びる。
美しい手で握られただけなのに、背筋に電流が走ったような感じがした。


「どうしたの?大丈夫かな?」

「う、うぁっ…くぅ…」

彼女が僕のモノを摩る度に、僕の意識とは関係なく甘い刺激が脳に響く。
恥ずかしいのとは何か違う、それとは全く違う感情が僕を飲み込んでいく。

「うふふ、お姉さんがボウヤにいっぱい教えてあげるわね?
まず…可愛いこれを…えいっ」

「う、あぁんっ!?」

「あら、今の声本当の女の子みたいで凄く可愛かったわ?」

彼女は髪を結っていた紐をほどくと、僕のモノに巻き付けた。

「ねぇボウヤ、知ってた?大人の男の人って、ここに皮はないの。ボウヤのお兄さんも、甥っ子君たちも、ね?」

「う、や、やめて、ください…」

彼女は僕のモノの先端に指を添えると、ゆるゆるとほぐすかのように軽く揉み始めた。

なぜ彼女が兄様や伯符君や仲謀君の事を知っているのか分からなかったけれど、僕にそんな余裕はない。

「お姉さんが、ボウヤを大人にしてあげるね?」

「な、何をっ…あ、そんなところ、き、汚いです…っ!」

彼女が僕のモノを口に含んだ。
それは信じられない光景だった。

「んっ…ちゅ…こうやって…ふやかさないと…ね?」

「…っ…」

彼女が口を離した。
僕のモノは、彼女の唾液でぬらぬらと妖しい光を放っている。

「ちょっと痛いかもしれないけど…我慢してね?」

「……………」

答えることも出来ない僕を尻目に、彼女はもう一度僕のモノの先端に指をかけた。

そして、次の瞬間。

「うふふ、良く見ててね?可愛いボウヤが大人になりまぁす♪」

「ーーーっ!!?」

ビリッ、と言う音が僕の頭に響いた。
彼女の指は僕のモノの皮を剥ぎ、まるで亀の頭の様な肉を空気に晒していた。

「い…痛い…痛いぃぃっ!」

「痛いの?じゃあ、お姉さんが舐めて治してあげるね?」

そう言うと、再び彼女は肉が露になった僕のモノを口に含んだ。
そうか、僕は去勢されるんだ。
少なからず、そう思った。



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