「ひゃ、ああああっ!ふぁ……?」
呆然とした表情で再び振り返る。
彼女の目に飛び込んでくるのは、蜜で濡れたソレ。
見ているだけで絶頂に達しそう。
本当にアレで身体を貫かれていたのかと考えると、非常に卑猥の一言。
「ど、どうして、抜くの…ですか…?」
「もう、ダメだ」
そう言って、周姫の腰を掴み、こちらを向かせる。
瞳に涙を溜めた表情と、少し下を向けば小振りだが形がいい胸が見える。
胸を締め付けるなにかを感じながら、自身で秘裂を擦った。
時々冷たい水に触れるというのに、感じるモノは熱さだけ。
「やぁん!」
「周姫の顔が見えてないと」
その一言に、周姫は非常に驚いた様子だった。
視線が定まらず、頬が紅潮していく。
暫くして。
二人の眼が交差する。
「私もです…。私も、貴方の顔が見えてないと、イヤです…」
どちらともなく、唇を合わせた。
お互いの存在を消すような、貪るような口付け。
その間に、自身で周姫を擦り続ける。
「ふむっ…むうぅ…ひゃ…やあああんッ!」
一思いに、彼女の中へと進入を開始する。
絶え間なく続いていた口付けが、周姫から離れて終わった。
それでも、すぐに再び合わさる。
奥深くで繋がったまま、二人はどちらでも繋がっている。
「ん、んん…っ、ぅ、う!」
彼女の腕が背中へと回される。
抱え込むような体勢を支えるためなのか、更に深くつながりたいのか。
どちらかかもしれないし、両方かもしれないし、違うかもしれない。
とにかく、今は関係ない。
お互いの熱をただ感じあう。
「ダメ、ダメなのぉ!わたし、の、身体が…壊れるぅ!」
とうとう離れた。
我慢の限界なのか、周姫がその瞬間に叫ぶ。
彼女の太ももを掴み、右足を高く上げる。
更なる隙間ができ、そこに自身が滑り込み深く周姫へと入り込む。
最奥で果てた。
「やあああっ!ああああああんっ!」
「…っ」
「やっ、はぁっ、はっ、んっ…」
中と周姫自体が蠕動し、ビクビクを動いている。
もちろん、繋がっている自身には動きが直接伝わっていた。
優しく握られているようで、しかし愛撫が尽きることはない。
絶頂に達した彼女を優しく地面へと横たえると、ソレへと手をかける。
「ん…あ…はぁ……っん!」
周姫の秘裂から、自身が引き抜かれる。
一度目の交わりとと混ざり、多大な量が溢れていく。
溢れ出た白濁液が水へと落ちた。
「あっ、っ…」
ずっと自分の身体から異物が抜かれる感覚に耐えて、離れていく様子を見ていた周姫は、水に流されていく白い液体に眼を奪われた。
運ばれていくそれに視線を送る。
もの哀しそうな雰囲気。
「流されて、しまいましたね」
言葉は、哀しく風に流されていった。