1スレ271-280 (無題) / ROCO◆VpKHzOu04Y氏
その悪夢の出来事は風呂上りに起こったのでした。
「ふぅ…さっぱりした」
お勤め前の身を清めるお風呂を終えて、あたしは身も心もスッキリして自室に戻ろうとしてた、
でもまさかすぐに汚される事になるなんて…この時の私には想像もしてなかったよ!
「ふっふ~ん♪」
グシャッ!
「ん…?」
直ぐに法衣に着替えるから薄着の格好で素足のまま歩いてたのだけど、
自分の部屋に入ろうとしたその時…
足の裏に嫌な違和感を感じた、何…何か踏んだようだけども…
ゴミかなっと、あたしは少しはしたない格好になるけど、足をあげて足の裏を見てみたの…すると!
「ひっ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!」
瞬時に声にならない叫びをあげたのでした。
あたしの足の裏はこの世の地獄絵図となってた…飛び散った節足と羽、
砕け散った殻と肉片にネバッとした体液が付着してる!
何で…いつもは俊敏な動きしてるのに、何で逃げなかったのさ!
そしてよりによってここに止まってたわけ!!
たちまちにあたしの頭からは血の気が一瞬で引いていく…お陰で失神しかけてたわ。
その後は悲鳴に気付きお母さんが来るまで、ただみっともなく震えながらに
こうしていつまでもおぞましい体感を味わうしかなかったのでした。
この潰れた黒光りする嫌な虫と一緒にね…
「なんだ、時音が遅れて来るなんて珍しいじゃないか」
「うるさいわね~!」
あの後に、もう一度風呂に入って思いっきり足裏を洗ってきたから、
走っても烏森への到着は遅れてた、くっ…我ながらにだらしないわね。
良守に格好悪いところを見せちゃったか…でもあのおぞましい感覚を引きずるよりはマシか…
正直言うと、まだ洗い足りないし…帰ったらもう一度だけ洗おう。
こうして気を張りなおして務めに集中する事にした、
とりあえずこのムカつきは妖にぶつけてやるよ!
『ハニー、校舎内に臭うぜ』
「本当、じゃああたしらはそっちに行くよ!」
あたしは校舎に入り込み妖を探していく
『ん~~何か変だな』
「どうしたのよ」
『何か分散してやがる、さっきまで一つの大きな匂いだったのが、小さく無数になっていくような…』
「それって複数の妖て事?」
小物の妖には同種で数多く集合体で行動するのも居る…一匹の力は対した事ないけど、
分散して数で攻めてこられたらやっかいね、一気に囲んで滅さないと。
『ここだ!奥の端に逃げ込んだ』
「よし、飛び込むよ!」
あたしは白尾の感じ取った一室に飛び込む、すると…確かに邪な気を放つ黒い影っぽいのが室内の隅で蠢いていた。
あたしはすぐ様にそれを結界で包もうとしたわ、だけど…
「な、何コレ!」
急にそれは膨張し巨大な影へと変わる、烏森の力で変化したのかとも思ったけど、
どうやら一つだったのが分散したようだった、さっき見てたのはやはり集合体だったわけね。
集合体は予め予想してたけど、想像してたよりも規模が大きいし俊敏だった、
だからそのふいをつかれ、ほんの一部しか囲めなかったのよ…不覚!
そしてその分散したのがこっちに向かってきてた、眼前に迫る脅威に、
あたしは腕で顔を防ぎ幾つかとぶつかってしまう、そしてそのまま通り過ぎていくのを待つ…
どうやら激突したダメージは大した事は無いようね、
消しゴムを投げられ当たった程度だったよ。
だから耐え続け奴らが通り過ぎてから直ぐに反撃しようとしてた、
だけども過ぎてから先にあたしは顔をかばった自分の腕を見たのよ…
何だかそこに妙な違和感があって…アレ、何か付いてる?
「………え?」
カサカサ…
「~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!?」
あたしは驚愕し戦いの緊張が一気に解け、顔を一気に青ざめさせてた…
また声にならない悲鳴もあげた気がする。
『お、おい…どうしたんだハニー!?』
白尾が何事かと声をかけてくるけど、でもあたしは固まったままだった…
それはまだ腕で蠢いてる…生地越しだからとはいえ肌に這われる節足の感触がたまらない…
きっと全身の肌が鳥肌になってるとあたしは思ったわ。
あたしの腕で動いてるのは7センチくらいの怪しく黒光りする一匹の虫だったのよ。
そうそれはまるで…あの最悪の天敵な存在のような容姿だった!
その為にあたしは場も考えず硬直してしまった…
例えこれがアレとは別物でも、本能が姿形に感触が連想してしまうから。
『おい、ハニーしっかり…ぐおっ!!』
シュバァァ!!!
「!?…白尾!!」
ようやく我に返り振り向くと、白尾が切り裂かれ…消えた光景だった、
そしてあたしの目はそれを見てしまう…巨大な影が無数にある節足の鋭い前足で白尾を切り裂いたのだ。
だがその事態に対して、あたしは衝撃を感じてたわけでは無かったのよ、
その妖の容姿を見て驚き固まってた…それはまさに腕にある虫を巨大にしたような姿だったから、
それもその筈…腕のも羽を動かし飛んで、この影と一体になる!
つまりこれは無数の蟲妖の集合体だったというわけ、それはまさに不気味の一言!
近くで見ると蟲がうじゃうじゃとしてるのがわかる…気持ち悪い!!
だがそれらはやがて完全に一つになり巨大な一匹の蟲に変化してた…
「うっ…」
すると急にあたしは眩暈がしてくる…どうしてこんな急に!
駄目、こんな状況で意識を失っては!
だけども視界はぐるぐると回り、あたしは床に倒れてしまう。
こ、これはあまりに醜悪な物を見たため?それとも毒でも受けたのか…
結局それはわからないけど、あたしは妖を前にあまりに無防備な姿を晒してしまったのよ。
ただ薄れる意識の中で、次に目を覚まされるのか、そんな不安を感じてた…
「ん…あ…」
さてどれくらい時間が経過したのだろう、運良くもあたしは目蓋を再び開けてた…
だけども運悪くともいえるかもしれない、何故なら最初に見たのは、
あのおぞましい蟲妖の頭部だったから!
「ひぃ!こ…これは…あれ?」
嘘…身体が動かない…どうして!?
あたしの身体は全く自分の意思で動けなくなってる、ただ震える程度しかできない痺れてる感覚だった、
頭部だけなら比較的にマシな程度…これじゃ印も結べない!
そしてそれが悪夢の始まりだったかもしれない…ようするにあたしは見てるしかできないのだから。
不気味で巨大な黒光りし節足と羽根を蠢かせてる蟲妖が見下ろしてる…
そいつは床を節足を動かせ這い進み、先に頭部から伸びる触覚で突いてくる…
やがて地面に寝てる格好のあたしの上に乗ってきた。
艶のある黒く輝く節足が法衣に食い込ませ…そして蠢き這わせながらに身体に密着してきている!!
「ひゃっ…く、来るな!!」
必死に声のみで拒むも、おぞましい頭部は目の前にまで近づいてくる…
多分、今のあたしの顔は蒼白になてると思う…脂汗をかいて涙も出てるかも。
体重は体格の割りに大人一人分くらいにしか感じられない、これなら押し潰される心配は無いけども、
だけど鋭い顎が見えてるから、それで喰われる心配はあった。
これならあたしの身体をボリボリと食べるのは容易だろうし…
この状態では全く抵抗できる筈なくて、あたしは悔しいけど観念するしか無かったわけ、
希望があるなら良守が助けに来るという事だけど…
無理ね…危機を知らせる事のできる白尾も、あのダメージではまだ当分は帰ってこれないだろうし。
「畜生…んっ!」
身体に乗る蟲妖の動きが激しくなる!
もうこれまでかとあたしは思ったわ…だけど、次に予想もしない行動に出てたのよ。
「えっ!ちょ…待って!!」
カサ…カサカサ…
法衣に食い込ませてた節足が動き、なんとその法衣を脱してきだしてた、
一枚一枚と…胸元を剥いでいく…何をする気!
人語を話さない蟲は、ただ顎を動かせ奇声を発しているだけ…
やがて乳房に薄布一枚が覆うだけの状態にまで追い込まれてしまってた。
そして最後の一枚も…躊躇なく剥がされ取られた。
「やぁ…こいつ何を!」
そして膨らむ乳房が晒されてしまう…プルッと震えた柔肌の丘が無防備に曝されている。
恥辱…蟲の視線にだけど、確かに感じてしまってる…屈辱よ!
まさかここから食べるつもりじゃ…すると本当に蟲妖の顎部分が接近してきてた!!
「ひゃっ!あがぁ!!!」
そして触れたのよ、胸の突起…乳首に噛み付いてきた!!
顎の鋭い刺が胸の突起に食い込み、鈍い痛みが走る!
だけど…噛み付いただけでそこから先…つまり食い千切る事は無かった。
「な…何をするつもりよ…あんた!ひぅ!!」
そして衝撃が走る…その乳首から強烈な痛みとも思えるようで、どこか不可思議な刺激が駆けていく。
あたしは瞬時に何が起きたのが理解できなかったのよ。
でもようやく目で、自分の乳房が何をされているのかを判断ができました。
この時に蟲妖の口部分からは、一本の細い管が伸びてた…
そしてそれは噛み付いた乳首にすでに深々と刺さってたのよ!?
まだ胸の突起の小さな穴へ蟲妖の伸ばす管が入り込んでいく…それが衝撃の正体ってわけ。
「あ…あぁ…何、コレぇ!!」
ジュブゥゥゥ…
柔らかいのか硬いのかわかりにくのが、次々と乳房の内へと侵入していく、
上手く器官内に傷一つ付ける事無く滑らかに入っていく様子を、ただジッと見させられていく。
この不可思議な感覚と共に…やだ、こんなの…
「んっ!あぁ!!!?」
そして次に熱くなっていく、この乳房が段々と火照って収まらない…
よく見ると蟲妖が伸ばす管がさっきより太くなっているように見えた、
しかも脈動してるみたいな震え方までしてるし…
まさか、何かを注入しているんじゃ!
証拠に乳首辺りには粘々した不気味な液体が飛び散ってる…
そしてそれは繋がったとこから漏れ流れてきた分…つまり何かを乳房の内で注がれてる証拠ってわけ。
その粘液がどんな効能を発揮するのか…ただ不安だった。
今わかってるのは、乳房を火照らせる事…そして益々太くなっていく管を、
痛みなく乳首の穴を拡げてゆき受け入れている事態…まさか弛緩効果まであるというの?
そして…ここまでされたら普通は激痛で苦しむと思えるのに、何でか…痛みは感じない、
膨らみ押されるような圧迫感はあるけど…でもそれ以上に!
「あはぁ…あぁぁ!!やめ…あぁ!!?」
気持ちいい…乳首を乳房を内から弄られて気持ちよくなってる!!
そうこれも液体の効果…どうやら性感を異常に高めてるみたい、
こんな不気味な蟲を相手にして、淫らな感覚なんて感じたくないのに…
無情にも肉体には快感が走って頭に響いていた…
あたし、今どんな顔をしてるのだろう…怖くて見たくない。
やがて蟲妖は顎を離し、乳首から大きくなった管を抜いいく…そして先が抜けると、
まるで母乳を出すかのようにピンクの拡がった乳首穴からは、おぞましい色の粘液が噴出してた。
だけどこれで終わりじゃないよね…乳房はもう一つあるのだから、だから顎は今度はそっちに向かう、
そして同じ事を繰り返すのよ、また顎がピンク色し硬くなった乳首を噛んでいく。
その片方の乳首は震えてたよ…いや疼いてるのかも、やがて伸びてくる小さな管を…
こうしてあたしの乳房は、両方が熱くなり少し腫れた様に膨張してしまい…
しかも硬くなり起ってる乳首からは、注がれた粘液を噴出し垂らせているという
変わり果てた姿になってしまうのでした。
もう…許して、これ以上…辱めないでよ…あぁ!!
声は出さなかったけども、ここまでされてしまうと心では弱音を吐いてたあたし、
そこまで追い込まれたのには、実はこれまでに何度も頭の中が真っ白になって果てていたのがある。
醜悪な姿の不気味な蟲が相手だというのに、人の尊厳を踏みにじられ快楽に酔わされ果てる…
頭…いや心がどうにかなるのも仕方ないわよ。
だけどここまであたしを追い込んでも蟲妖は行動をやめない…いやむしろ、これからは本番だったようだ。
ズル…ズルズル…
「なっ!ちょ…まさか!?」 節足が動き何かを擦り下ろしていく…それは下半身の纏う法衣だった、
徐々に下げられる白い布、それは内の可愛らしいのも同じ、
陰部を覆ってた布との間にトロ~ッと伸ばす粘った糸を垂れ伸ばしつつ、
すっかり熱く火照らせた股間部まで晒されてしまっていく。
あたし的に不本意だけども、ここも胸の快楽感覚の影響を受けて、
すっかり淫らな有様になってたみたい。
「これ以上どうする…ひっ!」
くっつく程に目の間近に迫る蟲の頭部、伸びる触覚があたしにまた触れてくる…
やだ生臭い蟲の体臭が直で嗅がされていく…蟲臭い。
当然に全身にも、蟲の体表が擦れるおぞましい感覚が伝わっていく…
変わり果てた胸にも、蟲胸部のゴワゴワした毛も生えてる部分が擦れ、
また卑猥な衝撃を感じてしまってた。
「ひゃぁ!!あぁ…」
嫌悪感と性的快楽という相反する二つの感覚に意識は翻弄されていく、
だけどそんな間に、あたしにとっての最悪の瞬間は迫ってたの!
ズブゥゥゥ!!!
「ひゃぁ!!あぁ…えっ?な…何が…あぁぁぁ!!!」
下半身に響く激痛!目の前がぐるぐると回ってしまう…
実はこの時…おぞましい突起が入っていたのよ、あたしの大事な場所に!
巨大な黒く輝く外殻で包まれた突起が、秘裂の内部に入り込んでいく…
表面が脂ぎってる黒い殻で覆われた突起物は、
体液を染み出しつつも蜜で満たされた膣内に刺さるように侵入していき内部を擦っていく。
「あがぁぁ~~!!あ…やだ…」
そしてやがて先が抵抗ある箇所に到達すると、その瞬間はやって来た!!
ブチィィ!!!
「ひぃ!あがぁ…」
肉が内側から裂ける痛み…そして割れ目から血が垂れてくる。
それは処女を失った証…こんな蟲相手に純潔を捧げてしまうなんて!
しかもそれでも抵抗する内部を難なくと破り、
一気に未開の地へおぞましい突起を到達させると、
その内部で暴れ出していく…まるで別の生き物のように!
グチュウゥゥ!ジュブゥゥゥ!!!
「ひ!あがぁぁぁ…」
その衝撃で視界が幾度も白く消し飛んだ、そして見えてた…
笑ってる…虫の表情なんてわからないけど、この蟲妖は微笑んでいるような気がした。
そしてもっと深く挿入していくのよ、しかも膣壁を螺旋の動きで掻き回すように動かせながら!
鋭い突起のようだったから、これではいつか突き破るのでは心配する程だったというのに、
すると一番奥…いや子宮口近くにまで到達すると、今度は何か別の動きを見せていく…
胎内で何かが蠢いてる様子、どうやら突起から別の何かが飛び出していくみたい!
細い管のような物かも…それが突起では無理な箇所へ入り込んでいく感触が響く、
探られてるような動きが内から感じる…そしてそれは子宮内に入ってたみたい。
「ひぃ!あぅ…な、何…あぁぁ!!!」
すると次は幾つかのチクっとした痛みがくる…まさか胎内に何か刺してるというの!
異種同士の性交なのだから人同士での性交の常識が通用しないのはわかってるけど辛い、
中で何が起きてるかわからなかったから恐怖してたよ…
だってここは大切な部分だから、弄られて恐怖しないわけないよね…
すると無性に熱くなってるような気がしてきた…この内が、
そして疼くのよ…、嘘…膣内から蜜が溢れてきてる!!
侵入される膣口からは、漏らしてるように見える程に内部の蜜が零れてきてた。
まさかこの中にも乳首のようなのが刺され、媚薬効果のある体液でも注射されたのかもしれない…
ただ確かに胎内では変化が起きていた…
ズブゥゥ!!ズブゥゥゥゥ!!!
「ひぃ!あぁぁ…!!!」
そしてずっしり重厚な挿入感が響いてくる、どうやら本気で出し入れを始めたようでした、
蟲の突起物は更に大きくなり秘烈を拡げ膣を圧迫し入っていく、
そして奥に…何度も何度も先端を叩きつけてゆく!
だけどあたしの膣内は突き破りそうなこの激しいのを、しっかりと受け止めてた…
たっぷりと蜜を分泌させてね…これが効果だというの!?
お腹が盛り上るほどにまで挿入されても、痛まないし…
「あぁ…あぁん!やだ…こっちでも!!」
そして感じてくる…いや、本当は少し前から感じてたけども認めたくなかっただけ。
処女を失った痛みは、大方すぐに引いてた…代わりに間逆の感覚が響いてくる。
それは快感…胸と同じね、でもここはまた別の刺激感をも感じてた。
お腹に深く挿し込まれて、腹部が盛り上がる度に強烈な快感を感じてたのだもの。
「あぁ…駄目…あたし…このままじゃ!あぁぁ!!」
本当に気が狂う…それ程に追い込まれていた、
何度も真っ白になって果てさせられ、それでも責めは続くし…
蟲との交尾にあたしの理性は無惨に崩されていかれてしまってたのよ!
ドビュゥゥゥ!!!
「ひぐぅぅ!!!」
そして…何?
何か出されてる…あたしの胎内に不気味な粘液が注がれていくのでした。
ビュクゥゥ…ドブゥゥゥゥ!!!
「あはぁぁぁぁ──────────!!!?」
この衝撃に背筋を伸ばし、全身を反らせて…胎内に注がれる何かを受けとめてた、
そしてあたしは狂わされてしまったの…多分だけどあたしの目は白目になってると思う、
だって何も見えない…ただ真っ白な世界を見てた。
そして痙攣…腹部が思いっきり膨れていく、何に満たせれているのだろう…
不安を感じるけど、肉体が感じる強烈な快楽の波に流され消されていく…
同時に乳房からは内から押し出されるように、あの粘液を噴出し撒いてたよ。
「あはぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!!」
そして最後にまた甲高く甘い喘ぎ声を発して…意識が薄れていくのでした。
どうやらまた失神しちゃうのね…また妖の前で無防備に眠ってしまう。
見っとも無いのもいいとこよ…だけど、とっても気持ち良かった。
あたしは充実感を満喫し、そして…微笑の表情で意識が途切れたの。
「時音、大丈夫か!」
誰かの呼ぶ声が聞こえる…そしてあたしの目蓋はまた開いた。
「んん…あれ、良守…どうしたの?あれ…あたし…!」
虚ろな目でだけども急いで周りを見るあたし、そこは静寂な室内だった…
あの蟲妖は何処にも居ない…いや本当に居たのかのも怪しいくらいだった。
形跡が無いの…何処にも!
「はぁ~心配したぞ、ここで倒れてたんだからよ」
「…他には何も無かった?」
『あんた一人だけよ、何?妖でも居たわけ?』
その良守の表情を見る限り、本当に知らないらしい…
まさか夢だったというの?
確かに…法衣には粘々したのが全身に付いてるけど、実際には傷一つ無い…
身なりも多少は乱れているけども、ちゃんと上も下も隠されてる…
知性の無いような妖が犯して失神したあたしを、このままに放置したというのは…考え難いよね?
「…はぁ、とりあえず何ともなさそうだな」
「うん…一応礼は言っとくよ、ありがとう…良守」
そうね…夢だった、きっと来る前にあんな事があったし、
出会った小物の妖が似た容姿だったから、悪夢を見てたに違いない。
幸運にも見逃してもらったてわけか…それは悔しいわね。
「そろそろ時間だな、戻るか?」
「そうね…んっ」
失神してたせいかしら…身体の動きが鈍い、感覚もおかしいかも…
だけど大して気にすることなくヨロヨロと動いてのよ。
そして片付けして帰宅する…その間ずっと頭はボケていたよ。
だからかもね…あたしがそれが夢だったのか知るのは少し後だった、
もう少し冷静さがあれば、この時にも気付いたかもしれなかたけども、
法衣の中では乳首から粘液が垂れていて、腹部も少し膨れていたという事に…
数日後…
「白尾はそこで待ってて」
『何か最近は妙に近いなハニー?』
「うるさい!」
見回りを続ける内に腹部の動きに異変があって、あたしは直ぐにトイレに入り込んでいた…
「まったくまたなの…うっ!!」
個室に入り込みしばらくしてお腹の中に激痛が走る、きた…そして膨らんでいく…
「あ…あぁぁ~!!!」
瞬く間に特に異常の無かった腹が急速に膨らみ、
内部でも胎動が激しくなっていく…
「動いてる…中で…あぁ!!」
子宮内の壁に当たって元気よく暴れる衝撃を感じ悶えるあたし…
やがて内部で成長したのが、この拡張された子宮内から膣内へと出てくる、
そして膣道を這い進み…膣口を内から拡げ出てくるの。
「うっ!!」
ボチャァァ!!
まず一匹…便器の上に落ちる、その上でウネウネと蠢き暴れてる気色悪い生き物…
それは生まれたばかりの芋虫のような蟲妖だった!
そして続けてまた一匹…二匹と出てくる、醜悪の赤子が出産されていくの!
しかも最近急成長し、豊かになったあたしの乳房からは妙な色した母乳まで出てくる…
法衣の胸元が内から染み出て広がっていく…
ちなみにこれを生まれた蟲にあげたら、凄く喜んで飲んでたの…この子達用の母乳なのね。
「あはぁぁ!!!」
一匹出てくる度に見かけとは逆に凄まじい快感が全身に走る、
その蟲妖が子宮を出て膣内を通り抜けると…頭に響く甘美な刺激が襲ってきてた!
それは不覚にも…もっと産みたいと母体に思わさる誘惑さえ忍ばせた甘い感覚だったよ。
「あはぁ…あぁぁ…」
お陰で何度も絶頂を感じさせられた、卑猥に喘いでイキまくり…
全部産み終えるとあたしは完全に放心状態になてった、
身体が痙攣している…胸もびっしょりになってるし。
だけど処置は忘れない、汚れても結界師だもの、
妖を放置なんてできないよ、自分で産み落とした分は自分で処置しないと…
この判断に毎回…少し胸が痛むのは気のせいよね。
「結!滅!!」
バシュゥゥ!!
あたしが産んだ子はすぐに消えた…これであれから4度目、
一度目の時は処置に罪悪感も感じたけども今は慣れたわ…そう慣れたのよ。
「さすがにもう無いでしょうね?」
元の状態に戻った腹部を摩り、誰にでも無く尋ねるの…
あの時に注がれた粘液は子種だったみたい、それが卵なのか精子か知らないけど、
それは確かに蟲妖の子をあたしの胎内を使って産ませたの。
しかも一回で済まず何回かに分けてね…このおぞましい体験をさせられてたわけ。
まったくこんなの繰り返されたら、いつか気が狂いそうだわ…
人を辞めさせられてしまうかも、身も心も眷属にさせられる気がしてた。
あたしはそんな恐怖を感じつつ身なりを整え洗面所で手を洗う…
そして思ってた…もう嫌って、だってこのままじゃ…本当に理性がもたないかも…
「いくら気持ちよくてもね…はぁ」
繰り返される淫らな体験に、あたしは自分がこの快楽に囚われる予感がしてた…
自分から妖の繁殖場になるのを望むかもしれないという…
おぞましい光景を想像しまた恐怖してたのよ。
陰部を軽くまた疼かせてもいたけど…
カサカサ…
だけどあたしは気付かなかった、そこへ堕とそうとする足音がすぐ間近に迫っている事に…
「え…あっ!?」
……その一月後、あたしの家は騒然の事態に陥る事になる、
アレが大量出没して大騒ぎになってたという騒ぎだったけど、
やっぱりこれってあたしのせい…かな?
【おしまい】
「ふぅ…さっぱりした」
お勤め前の身を清めるお風呂を終えて、あたしは身も心もスッキリして自室に戻ろうとしてた、
でもまさかすぐに汚される事になるなんて…この時の私には想像もしてなかったよ!
「ふっふ~ん♪」
グシャッ!
「ん…?」
直ぐに法衣に着替えるから薄着の格好で素足のまま歩いてたのだけど、
自分の部屋に入ろうとしたその時…
足の裏に嫌な違和感を感じた、何…何か踏んだようだけども…
ゴミかなっと、あたしは少しはしたない格好になるけど、足をあげて足の裏を見てみたの…すると!
「ひっ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!」
瞬時に声にならない叫びをあげたのでした。
あたしの足の裏はこの世の地獄絵図となってた…飛び散った節足と羽、
砕け散った殻と肉片にネバッとした体液が付着してる!
何で…いつもは俊敏な動きしてるのに、何で逃げなかったのさ!
そしてよりによってここに止まってたわけ!!
たちまちにあたしの頭からは血の気が一瞬で引いていく…お陰で失神しかけてたわ。
その後は悲鳴に気付きお母さんが来るまで、ただみっともなく震えながらに
こうしていつまでもおぞましい体感を味わうしかなかったのでした。
この潰れた黒光りする嫌な虫と一緒にね…
「なんだ、時音が遅れて来るなんて珍しいじゃないか」
「うるさいわね~!」
あの後に、もう一度風呂に入って思いっきり足裏を洗ってきたから、
走っても烏森への到着は遅れてた、くっ…我ながらにだらしないわね。
良守に格好悪いところを見せちゃったか…でもあのおぞましい感覚を引きずるよりはマシか…
正直言うと、まだ洗い足りないし…帰ったらもう一度だけ洗おう。
こうして気を張りなおして務めに集中する事にした、
とりあえずこのムカつきは妖にぶつけてやるよ!
『ハニー、校舎内に臭うぜ』
「本当、じゃああたしらはそっちに行くよ!」
あたしは校舎に入り込み妖を探していく
『ん~~何か変だな』
「どうしたのよ」
『何か分散してやがる、さっきまで一つの大きな匂いだったのが、小さく無数になっていくような…』
「それって複数の妖て事?」
小物の妖には同種で数多く集合体で行動するのも居る…一匹の力は対した事ないけど、
分散して数で攻めてこられたらやっかいね、一気に囲んで滅さないと。
『ここだ!奥の端に逃げ込んだ』
「よし、飛び込むよ!」
あたしは白尾の感じ取った一室に飛び込む、すると…確かに邪な気を放つ黒い影っぽいのが室内の隅で蠢いていた。
あたしはすぐ様にそれを結界で包もうとしたわ、だけど…
「な、何コレ!」
急にそれは膨張し巨大な影へと変わる、烏森の力で変化したのかとも思ったけど、
どうやら一つだったのが分散したようだった、さっき見てたのはやはり集合体だったわけね。
集合体は予め予想してたけど、想像してたよりも規模が大きいし俊敏だった、
だからそのふいをつかれ、ほんの一部しか囲めなかったのよ…不覚!
そしてその分散したのがこっちに向かってきてた、眼前に迫る脅威に、
あたしは腕で顔を防ぎ幾つかとぶつかってしまう、そしてそのまま通り過ぎていくのを待つ…
どうやら激突したダメージは大した事は無いようね、
消しゴムを投げられ当たった程度だったよ。
だから耐え続け奴らが通り過ぎてから直ぐに反撃しようとしてた、
だけども過ぎてから先にあたしは顔をかばった自分の腕を見たのよ…
何だかそこに妙な違和感があって…アレ、何か付いてる?
「………え?」
カサカサ…
「~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!?」
あたしは驚愕し戦いの緊張が一気に解け、顔を一気に青ざめさせてた…
また声にならない悲鳴もあげた気がする。
『お、おい…どうしたんだハニー!?』
白尾が何事かと声をかけてくるけど、でもあたしは固まったままだった…
それはまだ腕で蠢いてる…生地越しだからとはいえ肌に這われる節足の感触がたまらない…
きっと全身の肌が鳥肌になってるとあたしは思ったわ。
あたしの腕で動いてるのは7センチくらいの怪しく黒光りする一匹の虫だったのよ。
そうそれはまるで…あの最悪の天敵な存在のような容姿だった!
その為にあたしは場も考えず硬直してしまった…
例えこれがアレとは別物でも、本能が姿形に感触が連想してしまうから。
『おい、ハニーしっかり…ぐおっ!!』
シュバァァ!!!
「!?…白尾!!」
ようやく我に返り振り向くと、白尾が切り裂かれ…消えた光景だった、
そしてあたしの目はそれを見てしまう…巨大な影が無数にある節足の鋭い前足で白尾を切り裂いたのだ。
だがその事態に対して、あたしは衝撃を感じてたわけでは無かったのよ、
その妖の容姿を見て驚き固まってた…それはまさに腕にある虫を巨大にしたような姿だったから、
それもその筈…腕のも羽を動かし飛んで、この影と一体になる!
つまりこれは無数の蟲妖の集合体だったというわけ、それはまさに不気味の一言!
近くで見ると蟲がうじゃうじゃとしてるのがわかる…気持ち悪い!!
だがそれらはやがて完全に一つになり巨大な一匹の蟲に変化してた…
「うっ…」
すると急にあたしは眩暈がしてくる…どうしてこんな急に!
駄目、こんな状況で意識を失っては!
だけども視界はぐるぐると回り、あたしは床に倒れてしまう。
こ、これはあまりに醜悪な物を見たため?それとも毒でも受けたのか…
結局それはわからないけど、あたしは妖を前にあまりに無防備な姿を晒してしまったのよ。
ただ薄れる意識の中で、次に目を覚まされるのか、そんな不安を感じてた…
「ん…あ…」
さてどれくらい時間が経過したのだろう、運良くもあたしは目蓋を再び開けてた…
だけども運悪くともいえるかもしれない、何故なら最初に見たのは、
あのおぞましい蟲妖の頭部だったから!
「ひぃ!こ…これは…あれ?」
嘘…身体が動かない…どうして!?
あたしの身体は全く自分の意思で動けなくなってる、ただ震える程度しかできない痺れてる感覚だった、
頭部だけなら比較的にマシな程度…これじゃ印も結べない!
そしてそれが悪夢の始まりだったかもしれない…ようするにあたしは見てるしかできないのだから。
不気味で巨大な黒光りし節足と羽根を蠢かせてる蟲妖が見下ろしてる…
そいつは床を節足を動かせ這い進み、先に頭部から伸びる触覚で突いてくる…
やがて地面に寝てる格好のあたしの上に乗ってきた。
艶のある黒く輝く節足が法衣に食い込ませ…そして蠢き這わせながらに身体に密着してきている!!
「ひゃっ…く、来るな!!」
必死に声のみで拒むも、おぞましい頭部は目の前にまで近づいてくる…
多分、今のあたしの顔は蒼白になてると思う…脂汗をかいて涙も出てるかも。
体重は体格の割りに大人一人分くらいにしか感じられない、これなら押し潰される心配は無いけども、
だけど鋭い顎が見えてるから、それで喰われる心配はあった。
これならあたしの身体をボリボリと食べるのは容易だろうし…
この状態では全く抵抗できる筈なくて、あたしは悔しいけど観念するしか無かったわけ、
希望があるなら良守が助けに来るという事だけど…
無理ね…危機を知らせる事のできる白尾も、あのダメージではまだ当分は帰ってこれないだろうし。
「畜生…んっ!」
身体に乗る蟲妖の動きが激しくなる!
もうこれまでかとあたしは思ったわ…だけど、次に予想もしない行動に出てたのよ。
「えっ!ちょ…待って!!」
カサ…カサカサ…
法衣に食い込ませてた節足が動き、なんとその法衣を脱してきだしてた、
一枚一枚と…胸元を剥いでいく…何をする気!
人語を話さない蟲は、ただ顎を動かせ奇声を発しているだけ…
やがて乳房に薄布一枚が覆うだけの状態にまで追い込まれてしまってた。
そして最後の一枚も…躊躇なく剥がされ取られた。
「やぁ…こいつ何を!」
そして膨らむ乳房が晒されてしまう…プルッと震えた柔肌の丘が無防備に曝されている。
恥辱…蟲の視線にだけど、確かに感じてしまってる…屈辱よ!
まさかここから食べるつもりじゃ…すると本当に蟲妖の顎部分が接近してきてた!!
「ひゃっ!あがぁ!!!」
そして触れたのよ、胸の突起…乳首に噛み付いてきた!!
顎の鋭い刺が胸の突起に食い込み、鈍い痛みが走る!
だけど…噛み付いただけでそこから先…つまり食い千切る事は無かった。
「な…何をするつもりよ…あんた!ひぅ!!」
そして衝撃が走る…その乳首から強烈な痛みとも思えるようで、どこか不可思議な刺激が駆けていく。
あたしは瞬時に何が起きたのが理解できなかったのよ。
でもようやく目で、自分の乳房が何をされているのかを判断ができました。
この時に蟲妖の口部分からは、一本の細い管が伸びてた…
そしてそれは噛み付いた乳首にすでに深々と刺さってたのよ!?
まだ胸の突起の小さな穴へ蟲妖の伸ばす管が入り込んでいく…それが衝撃の正体ってわけ。
「あ…あぁ…何、コレぇ!!」
ジュブゥゥゥ…
柔らかいのか硬いのかわかりにくのが、次々と乳房の内へと侵入していく、
上手く器官内に傷一つ付ける事無く滑らかに入っていく様子を、ただジッと見させられていく。
この不可思議な感覚と共に…やだ、こんなの…
「んっ!あぁ!!!?」
そして次に熱くなっていく、この乳房が段々と火照って収まらない…
よく見ると蟲妖が伸ばす管がさっきより太くなっているように見えた、
しかも脈動してるみたいな震え方までしてるし…
まさか、何かを注入しているんじゃ!
証拠に乳首辺りには粘々した不気味な液体が飛び散ってる…
そしてそれは繋がったとこから漏れ流れてきた分…つまり何かを乳房の内で注がれてる証拠ってわけ。
その粘液がどんな効能を発揮するのか…ただ不安だった。
今わかってるのは、乳房を火照らせる事…そして益々太くなっていく管を、
痛みなく乳首の穴を拡げてゆき受け入れている事態…まさか弛緩効果まであるというの?
そして…ここまでされたら普通は激痛で苦しむと思えるのに、何でか…痛みは感じない、
膨らみ押されるような圧迫感はあるけど…でもそれ以上に!
「あはぁ…あぁぁ!!やめ…あぁ!!?」
気持ちいい…乳首を乳房を内から弄られて気持ちよくなってる!!
そうこれも液体の効果…どうやら性感を異常に高めてるみたい、
こんな不気味な蟲を相手にして、淫らな感覚なんて感じたくないのに…
無情にも肉体には快感が走って頭に響いていた…
あたし、今どんな顔をしてるのだろう…怖くて見たくない。
やがて蟲妖は顎を離し、乳首から大きくなった管を抜いいく…そして先が抜けると、
まるで母乳を出すかのようにピンクの拡がった乳首穴からは、おぞましい色の粘液が噴出してた。
だけどこれで終わりじゃないよね…乳房はもう一つあるのだから、だから顎は今度はそっちに向かう、
そして同じ事を繰り返すのよ、また顎がピンク色し硬くなった乳首を噛んでいく。
その片方の乳首は震えてたよ…いや疼いてるのかも、やがて伸びてくる小さな管を…
こうしてあたしの乳房は、両方が熱くなり少し腫れた様に膨張してしまい…
しかも硬くなり起ってる乳首からは、注がれた粘液を噴出し垂らせているという
変わり果てた姿になってしまうのでした。
もう…許して、これ以上…辱めないでよ…あぁ!!
声は出さなかったけども、ここまでされてしまうと心では弱音を吐いてたあたし、
そこまで追い込まれたのには、実はこれまでに何度も頭の中が真っ白になって果てていたのがある。
醜悪な姿の不気味な蟲が相手だというのに、人の尊厳を踏みにじられ快楽に酔わされ果てる…
頭…いや心がどうにかなるのも仕方ないわよ。
だけどここまであたしを追い込んでも蟲妖は行動をやめない…いやむしろ、これからは本番だったようだ。
ズル…ズルズル…
「なっ!ちょ…まさか!?」 節足が動き何かを擦り下ろしていく…それは下半身の纏う法衣だった、
徐々に下げられる白い布、それは内の可愛らしいのも同じ、
陰部を覆ってた布との間にトロ~ッと伸ばす粘った糸を垂れ伸ばしつつ、
すっかり熱く火照らせた股間部まで晒されてしまっていく。
あたし的に不本意だけども、ここも胸の快楽感覚の影響を受けて、
すっかり淫らな有様になってたみたい。
「これ以上どうする…ひっ!」
くっつく程に目の間近に迫る蟲の頭部、伸びる触覚があたしにまた触れてくる…
やだ生臭い蟲の体臭が直で嗅がされていく…蟲臭い。
当然に全身にも、蟲の体表が擦れるおぞましい感覚が伝わっていく…
変わり果てた胸にも、蟲胸部のゴワゴワした毛も生えてる部分が擦れ、
また卑猥な衝撃を感じてしまってた。
「ひゃぁ!!あぁ…」
嫌悪感と性的快楽という相反する二つの感覚に意識は翻弄されていく、
だけどそんな間に、あたしにとっての最悪の瞬間は迫ってたの!
ズブゥゥゥ!!!
「ひゃぁ!!あぁ…えっ?な…何が…あぁぁぁ!!!」
下半身に響く激痛!目の前がぐるぐると回ってしまう…
実はこの時…おぞましい突起が入っていたのよ、あたしの大事な場所に!
巨大な黒く輝く外殻で包まれた突起が、秘裂の内部に入り込んでいく…
表面が脂ぎってる黒い殻で覆われた突起物は、
体液を染み出しつつも蜜で満たされた膣内に刺さるように侵入していき内部を擦っていく。
「あがぁぁ~~!!あ…やだ…」
そしてやがて先が抵抗ある箇所に到達すると、その瞬間はやって来た!!
ブチィィ!!!
「ひぃ!あがぁ…」
肉が内側から裂ける痛み…そして割れ目から血が垂れてくる。
それは処女を失った証…こんな蟲相手に純潔を捧げてしまうなんて!
しかもそれでも抵抗する内部を難なくと破り、
一気に未開の地へおぞましい突起を到達させると、
その内部で暴れ出していく…まるで別の生き物のように!
グチュウゥゥ!ジュブゥゥゥ!!!
「ひ!あがぁぁぁ…」
その衝撃で視界が幾度も白く消し飛んだ、そして見えてた…
笑ってる…虫の表情なんてわからないけど、この蟲妖は微笑んでいるような気がした。
そしてもっと深く挿入していくのよ、しかも膣壁を螺旋の動きで掻き回すように動かせながら!
鋭い突起のようだったから、これではいつか突き破るのでは心配する程だったというのに、
すると一番奥…いや子宮口近くにまで到達すると、今度は何か別の動きを見せていく…
胎内で何かが蠢いてる様子、どうやら突起から別の何かが飛び出していくみたい!
細い管のような物かも…それが突起では無理な箇所へ入り込んでいく感触が響く、
探られてるような動きが内から感じる…そしてそれは子宮内に入ってたみたい。
「ひぃ!あぅ…な、何…あぁぁ!!!」
すると次は幾つかのチクっとした痛みがくる…まさか胎内に何か刺してるというの!
異種同士の性交なのだから人同士での性交の常識が通用しないのはわかってるけど辛い、
中で何が起きてるかわからなかったから恐怖してたよ…
だってここは大切な部分だから、弄られて恐怖しないわけないよね…
すると無性に熱くなってるような気がしてきた…この内が、
そして疼くのよ…、嘘…膣内から蜜が溢れてきてる!!
侵入される膣口からは、漏らしてるように見える程に内部の蜜が零れてきてた。
まさかこの中にも乳首のようなのが刺され、媚薬効果のある体液でも注射されたのかもしれない…
ただ確かに胎内では変化が起きていた…
ズブゥゥ!!ズブゥゥゥゥ!!!
「ひぃ!あぁぁ…!!!」
そしてずっしり重厚な挿入感が響いてくる、どうやら本気で出し入れを始めたようでした、
蟲の突起物は更に大きくなり秘烈を拡げ膣を圧迫し入っていく、
そして奥に…何度も何度も先端を叩きつけてゆく!
だけどあたしの膣内は突き破りそうなこの激しいのを、しっかりと受け止めてた…
たっぷりと蜜を分泌させてね…これが効果だというの!?
お腹が盛り上るほどにまで挿入されても、痛まないし…
「あぁ…あぁん!やだ…こっちでも!!」
そして感じてくる…いや、本当は少し前から感じてたけども認めたくなかっただけ。
処女を失った痛みは、大方すぐに引いてた…代わりに間逆の感覚が響いてくる。
それは快感…胸と同じね、でもここはまた別の刺激感をも感じてた。
お腹に深く挿し込まれて、腹部が盛り上がる度に強烈な快感を感じてたのだもの。
「あぁ…駄目…あたし…このままじゃ!あぁぁ!!」
本当に気が狂う…それ程に追い込まれていた、
何度も真っ白になって果てさせられ、それでも責めは続くし…
蟲との交尾にあたしの理性は無惨に崩されていかれてしまってたのよ!
ドビュゥゥゥ!!!
「ひぐぅぅ!!!」
そして…何?
何か出されてる…あたしの胎内に不気味な粘液が注がれていくのでした。
ビュクゥゥ…ドブゥゥゥゥ!!!
「あはぁぁぁぁ──────────!!!?」
この衝撃に背筋を伸ばし、全身を反らせて…胎内に注がれる何かを受けとめてた、
そしてあたしは狂わされてしまったの…多分だけどあたしの目は白目になってると思う、
だって何も見えない…ただ真っ白な世界を見てた。
そして痙攣…腹部が思いっきり膨れていく、何に満たせれているのだろう…
不安を感じるけど、肉体が感じる強烈な快楽の波に流され消されていく…
同時に乳房からは内から押し出されるように、あの粘液を噴出し撒いてたよ。
「あはぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!!」
そして最後にまた甲高く甘い喘ぎ声を発して…意識が薄れていくのでした。
どうやらまた失神しちゃうのね…また妖の前で無防備に眠ってしまう。
見っとも無いのもいいとこよ…だけど、とっても気持ち良かった。
あたしは充実感を満喫し、そして…微笑の表情で意識が途切れたの。
「時音、大丈夫か!」
誰かの呼ぶ声が聞こえる…そしてあたしの目蓋はまた開いた。
「んん…あれ、良守…どうしたの?あれ…あたし…!」
虚ろな目でだけども急いで周りを見るあたし、そこは静寂な室内だった…
あの蟲妖は何処にも居ない…いや本当に居たのかのも怪しいくらいだった。
形跡が無いの…何処にも!
「はぁ~心配したぞ、ここで倒れてたんだからよ」
「…他には何も無かった?」
『あんた一人だけよ、何?妖でも居たわけ?』
その良守の表情を見る限り、本当に知らないらしい…
まさか夢だったというの?
確かに…法衣には粘々したのが全身に付いてるけど、実際には傷一つ無い…
身なりも多少は乱れているけども、ちゃんと上も下も隠されてる…
知性の無いような妖が犯して失神したあたしを、このままに放置したというのは…考え難いよね?
「…はぁ、とりあえず何ともなさそうだな」
「うん…一応礼は言っとくよ、ありがとう…良守」
そうね…夢だった、きっと来る前にあんな事があったし、
出会った小物の妖が似た容姿だったから、悪夢を見てたに違いない。
幸運にも見逃してもらったてわけか…それは悔しいわね。
「そろそろ時間だな、戻るか?」
「そうね…んっ」
失神してたせいかしら…身体の動きが鈍い、感覚もおかしいかも…
だけど大して気にすることなくヨロヨロと動いてのよ。
そして片付けして帰宅する…その間ずっと頭はボケていたよ。
だからかもね…あたしがそれが夢だったのか知るのは少し後だった、
もう少し冷静さがあれば、この時にも気付いたかもしれなかたけども、
法衣の中では乳首から粘液が垂れていて、腹部も少し膨れていたという事に…
数日後…
「白尾はそこで待ってて」
『何か最近は妙に近いなハニー?』
「うるさい!」
見回りを続ける内に腹部の動きに異変があって、あたしは直ぐにトイレに入り込んでいた…
「まったくまたなの…うっ!!」
個室に入り込みしばらくしてお腹の中に激痛が走る、きた…そして膨らんでいく…
「あ…あぁぁ~!!!」
瞬く間に特に異常の無かった腹が急速に膨らみ、
内部でも胎動が激しくなっていく…
「動いてる…中で…あぁ!!」
子宮内の壁に当たって元気よく暴れる衝撃を感じ悶えるあたし…
やがて内部で成長したのが、この拡張された子宮内から膣内へと出てくる、
そして膣道を這い進み…膣口を内から拡げ出てくるの。
「うっ!!」
ボチャァァ!!
まず一匹…便器の上に落ちる、その上でウネウネと蠢き暴れてる気色悪い生き物…
それは生まれたばかりの芋虫のような蟲妖だった!
そして続けてまた一匹…二匹と出てくる、醜悪の赤子が出産されていくの!
しかも最近急成長し、豊かになったあたしの乳房からは妙な色した母乳まで出てくる…
法衣の胸元が内から染み出て広がっていく…
ちなみにこれを生まれた蟲にあげたら、凄く喜んで飲んでたの…この子達用の母乳なのね。
「あはぁぁ!!!」
一匹出てくる度に見かけとは逆に凄まじい快感が全身に走る、
その蟲妖が子宮を出て膣内を通り抜けると…頭に響く甘美な刺激が襲ってきてた!
それは不覚にも…もっと産みたいと母体に思わさる誘惑さえ忍ばせた甘い感覚だったよ。
「あはぁ…あぁぁ…」
お陰で何度も絶頂を感じさせられた、卑猥に喘いでイキまくり…
全部産み終えるとあたしは完全に放心状態になてった、
身体が痙攣している…胸もびっしょりになってるし。
だけど処置は忘れない、汚れても結界師だもの、
妖を放置なんてできないよ、自分で産み落とした分は自分で処置しないと…
この判断に毎回…少し胸が痛むのは気のせいよね。
「結!滅!!」
バシュゥゥ!!
あたしが産んだ子はすぐに消えた…これであれから4度目、
一度目の時は処置に罪悪感も感じたけども今は慣れたわ…そう慣れたのよ。
「さすがにもう無いでしょうね?」
元の状態に戻った腹部を摩り、誰にでも無く尋ねるの…
あの時に注がれた粘液は子種だったみたい、それが卵なのか精子か知らないけど、
それは確かに蟲妖の子をあたしの胎内を使って産ませたの。
しかも一回で済まず何回かに分けてね…このおぞましい体験をさせられてたわけ。
まったくこんなの繰り返されたら、いつか気が狂いそうだわ…
人を辞めさせられてしまうかも、身も心も眷属にさせられる気がしてた。
あたしはそんな恐怖を感じつつ身なりを整え洗面所で手を洗う…
そして思ってた…もう嫌って、だってこのままじゃ…本当に理性がもたないかも…
「いくら気持ちよくてもね…はぁ」
繰り返される淫らな体験に、あたしは自分がこの快楽に囚われる予感がしてた…
自分から妖の繁殖場になるのを望むかもしれないという…
おぞましい光景を想像しまた恐怖してたのよ。
陰部を軽くまた疼かせてもいたけど…
カサカサ…
だけどあたしは気付かなかった、そこへ堕とそうとする足音がすぐ間近に迫っている事に…
「え…あっ!?」
……その一月後、あたしの家は騒然の事態に陥る事になる、
アレが大量出没して大騒ぎになってたという騒ぎだったけど、
やっぱりこれってあたしのせい…かな?
【おしまい】