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1スレ246-261 (無題) / MEKO◆Dr6y0kJ.VI氏

「んっ……んんぅ……」
月が真円を描く紫色の夜。
寝具の中で、妖混じりである14歳の少女、影宮閃が息を荒げていた。
(ちくしょう……なんでこんな……)

閃は肩を震わせながら、歯を食いしばった。
忍び寄る疼きに肌が火照る。
股間をまさぐる少女の指は、欲望を満たす為に動き続けた。
「……くぅっ!」

昂ぶった閃は、無意識に夜具を跳ね除けた。
月明かりに照らされた未成熟な肢体。
薄手の寝着が大きく肌蹴け、膨らみつつある乳房が揺れた。
桜色の乳首は硬く尖り、肌はじっとりと汗ばんでいる。

「うんっ、あっ、あっ……」
股間の秘部には二本の指が差し込まれ、激しく前後していた。
少年のような美尻がぐぐぐとせり上がる。
未だ男を知らぬ閃であったが、自慰に耽るその姿はあまりに淫猥であった。

「も、もうっ、もうっ……いっくうううっっっ!!」
身体が弾け、折れんばかりに背を反らせる。
ぷっしゅう!
絶頂により熱い滴が秘所から噴き出した。

「うあっ!あっ!あっ!ああっっ!!」
ビクビクと身体が痙攣し、思考が光の渦に包まれていく。
(く、くう……おれの体、どうしちまったんだ……)
絶頂を迎えた閃は、息を荒げながらぐったりと身を横たえた。
蒼く照らし出されたその肢体は、少女でありながら艶かしい。

(……やはり、はじまったか)
その一部始終を観察する人影が一つ。
閃が所属する『夜行』の頭領、墨村正守の姿だった。
「あうんっ!あっ!あっ!ああ……」

再び自らを慰め始める閃を横目に、(……急がなければ)と正守は眉をしかめた。
「く、くうんっっ!」
しばらくすると、閃は二度目の絶頂を迎えた。
だらしなく開けられた口元から、一筋の涎が滴る。

「はぁ……はぁ……はぁ……」
辛うじて残っていた理性も今はなく、ひたすら自慰行為に没頭する閃。
淫らな光が双眸に揺らめく。
「あっ、んんっっ!」

閃はうつ伏せになると、尻を高く突き上げ、獣の姿勢で股間に指を滑り込ませた。
それが前後し始めると、溢れ出た愛液が内股を伝い、寝具のシーツを濡らし始める。
「あっ、すご、すごいっ!これ、気持ちいいよう……」

湧き出た雲が、月を覆った。
闇が息を吹き返し、視界の幅を狭める。
それに溶け込むかのように、いつしか正守の姿は消えていた。
だが、欲望のままに行われる閃の淫らな宴は、明け方まで続くのだった。

「――何か、用ですか?」
墨村正守に突然呼び出され、影宮閃は戸惑いを覚えた。
自室に部下を招き入れるのは、正守としては珍しいからだ。
「まあ楽にしてくれ」

正守は胡坐をかきながら笑顔を浮かべた。
しかし閃は、緊張した面持ちで次の言葉を待っていた。
障子の隙間から、夕暮れ時特有の風が入り込む。

「……お前も知っての通り、妖混じりの人間は卓越した力を発揮できる。その能力も様々だ。
 膂力に優れた者、素早さに長けた者、空を飛ぶ者、探知能力に優れた者……」
正守は煙管に火をつけながら続けた。
「だが代償もある。妖に体を乗っ取られれば獣と化すし、それでなくとも日々の生活に弊害が出る事もある」

「……はっきり言ってください。一体なんでしょう?」
閃は焦れていた。
言われるまでもなく、そんな事は知っている。
「うむ。それならば言ってやろう。お前ここ最近、毎日のように自慰に耽っているな」

「!?」
驚きのあまり絶句する閃。
一瞬の間を置いて、みるみると顔が紅潮し始めた。
「……別に恥ずかしい事じゃない」

正守はカツンと煙管の灰を火鉢に落とした。
閃はその音に身をすくめる。
「全員とは言わないが、妖混じりにはよく見られる生理現象なんだ。
 この欲求は、とても抗えるものじゃない」

「で、でも、今までこんな事は……」
閃は恥ずかしさのあまり俯いた。
正守は構わず問いかける。
「……思い当たる伏しは?」

ある。
この変調が現れたのは、初潮を迎えてから間もなくの事だった。
これに関係があることは、知識に乏しい閃から見ても明らかだ。
「せ、生理が……始まってから……」

「うん、その通りだ。初潮、もしくは精通を迎えてから、妖混じりにこの変調は多く見られる。
 志々尾限もそうだった」
「え?限もですか?」
閃は顔を上げて驚きの表情を作った。

「そうだ。そして限の場合、教育役の花島がすべてを処理していた」
「……亜十羅さんが?」
褐色の肌を持つ美人妖獣使い、花島亜十羅の姿を思い浮かべる。
しかし、処理とは……?

「夜行のメンバーの多くは、師弟関係を結んでいる。限には花島、蜩(ひぐらし)には刃鳥ように。
 これは何も、戦闘の指導だけを目的としているわけではない」
目の前の茶をすすりながら正守は続けた。
「今回のお前のように、弟子が発情を迎えてしまった場合、教育役はそれを諌める役目も担っている」

閃が怪訝そうに眉をひそめた。
「……諌める?」
「平たく言えば、性欲の処理だな」
「そ、そんな……事を……」

目の奥でチカチカと火花が散った。
同期の中で最強を誇っていた限。それが……あの亜十羅さんと……。
それ以前に夜行の仲間達が、そんな事をしていたとは信じられない。
「別にやましい事じゃない。放って置けば、だれ彼見境なく襲う事になるんだからな」

正守は立ち上がると障子を閉めた。
「……見境なく、襲う?」
「そうだ。女であるお前の場合、子種を求めて見境なく男と交わるんだ。……孕むまでな」
閃の傍らに腰をおろす正守。

「俺が迂闊だった。お前は妖の血が薄いから発情はないと踏んでいた。許せよ」
正守の手が肩に置かれ、閃の鼓動が跳ね上がった。
「……と、頭領?」
「手遅れになる前に、俺がお前の相手をしてやる」

正守の手がするりと閃の胸元に滑り込んだ。
淡い膨らみが手の中にすっぽりと納まる。
「ちょ、ちょっと、頭領!」
抗うものの、何故か四肢に力が入らない。

「いいから俺に任せろ。……それとも、想う男でもいるのか?」
「そ、それは……」
突如として浮かぶ、良守の顔。
いがみ合いながらも、あいつは黒芒楼の城まで助けに来てくれた。

もしかしたら、あの時から惹かれていたのかもしれない。
でも、あいつは烏森の地を守る結界師であり、墨村家の正統後継者だ。
世間から疎まれてきた自分とは血筋が違う。
しかも、この人の実の弟。
……そんな事、口が裂けたって言えるわけがない。

「い、いません……」
「うん、なら構わないな。これは早いうちに処置を施さないと大変な事になる」
閃の可憐な乳房が揉みしだかれ、形を変える。
程なくして、正守の指は桜色の乳首を探り当てた。

「んっ!!」
コリコリと敏感な部位を摘まれて、閃の身体に甘い痺れが広がる。
「……そうだ。もっと楽にしろ。楽に……」
耳元で囁く正守。

低い声がじわじわと閃の思考を侵食し始める。
いつの間にか着衣が肌蹴け、小ぶりな乳房が晒されていた。
「と、頭領……だめ……」
未だ残る理性の欠片が、露出した乳房を腕で隠そうとする。

しかし、正守はそれを許さない。
強引に閃の両手を押し開くと、片方の乳房に顔を埋めた。
「ひっ!」
熱い咥内で乳首が転がされ、吸引される。

正守の性技は巧妙を極めていた。
裏会の幹部に名を連ねるだけはあって、房中術には長けている。
「あっ!あっ!あっ!ああ……」
若い肌に朱の色が走り、閃はじっとりと汗ばみ始めた。

蠱惑的な少女の肢体が蠢き始め、官能の炎に包まれていく。
こうなると、閃は止まらない。
かすかに残った逡巡は波のように消え去り、残るのは生殖行為に対する本能だけだった。
「頭領……頭領……」

恍惚とした表情を浮かべ、腕を差し出す閃。
その目はとろんと蕩け、唇の隙間から艶かしい舌が覗いた。
「……悪いようにはしないからな」
閃に唇を重ねる正守。

その咥内にツルリと舌が差し込まれる。
「んっんっんん……」
互いを求め合い、絡み合う舌と舌。
その際も正守は、他の部位への愛撫を忘れない。

両手は相変わらず乳房を弄り続け、太ももで閃の膝を割ると、股間の中心にグイグイと押し付けた。
「ん、ふう……」
正守が唇を開放すると、閃は肩で息を荒げた。
紅潮仕切ったその顔は、あからさまに男を求めている。

「は、早く……お願い、早く……」
我慢の限界なのだろう。妖しい表情を浮かべ、身悶える閃。
「分かった」
正守は短く答えると、閃の着衣を素早く剥ぎ取った。

(ほう……)
まだあどけなさを残す閃の全裸姿。それを眼下に正守は目を細める。
閃の肢体は未成熟ながらも所々丸みを帯びており、少女から女へと変貌しつつあった。
正守とて男だ。この青い果実を前に、少なからず昂ぶっていた。

「すぐ、済むからな」
自分の着衣を脱ぎ始める正守。
(す、すごい……)
今度は閃が、その身体に釘付けになった。

鍛え上げられた肉体はもとより、激しく興味を引いたのは股間に生える強張りであった。
なんと形容したらよいのだろう。
初めて目の当たりにする男性器は、凶器そのものだった。
しかし、目が離せない。

肉茎には太い血管が幾つも這い、逞しく天を衝いている。
亀頭は大きくカサ開き、くっきりと段が付いていた。
それが意思を持った生き物のように、ビクンビクンと脈を打っている。
(あ、あれが……おれの身体の中に……)

閃はゴクリと唾を飲み込んだ。
ありえない。しかし抗えない。
正守はゆっくりと身をかがめ、閃の膝頭に手を置いた。
「力を抜け」

ぐぐぐとMの字に両脚を押し広げられる。
その中心部にあるのは、男を知らぬ女陰であった。
(……ほう、これは)
正守は微かに驚きの表情を浮かべた。

なんと、閃の陰部には一本の毛も生えていないのである。
少女とはいえ14歳。しかも初潮を迎えているのだから、発毛が遅れているとは考えにくい。
つまり、生まれつきのパイパンなのだろう。
(しかし、ここは問題なかろう)

秘裂の筋に指を這わし、パクリと左右に開いた。
口を開けた淫唇からは、じゅくじゅくと淫らな蜜が湧き出てくる。
(ふふ、準備の良い事だ)
剥き出しになった閃の女性器は、男性器の挿入を待ち構えているのである。

正守は不意に、膨らんだ肉芽を摘み上げた。
「あうっ!」
ビクン!と腰を浮かす閃。
(だ、だめ、だめえ……)

猛烈な羞恥と快楽に身を焦がす閃。
肉洞内部はヒクヒクと収縮し、陰唇はテラテラと涎を垂らす。
(もう、よかろう)
正守は男根に手を添えて、閃の秘口にあてがった。

「あっ!イヤッ!」
貫かれる恐怖を感じた閃は、正守の肩を押して抗った。
無理もない。発情を迎えているとはいえ、彼女はまだ14歳の穢れなき少女なのだ。
「……安心しろ、お前の準備が整ってからだ」

正守は秘貝の合わせ目に男根の裏筋を乗せ、ゆっくりと腰を動かし始めた。
閃が分泌した蜜が砲身に滴り、ニチャニチャと淫らな音を響かせる。
「あっ!あ!あ!あ!」
閃の喉が伸び、腰が浮かぶ。

苛烈なまでの快楽が全身を満たしていく。
亀頭が肉芽に接し、ヤスリをかける様に嬲り始めた。
いつしか閃は、逞しい裏筋を求め、自らの腰を前後に揺すりだしていた。
「だ、だめえ……もう……んん……」

閃の小鼻が膨らみ、吐息に熱いものが含まれる。
燃えさかる淫火は心根を侵食し、黒い悦びが全身を駆け巡った。
「頭領……もう……はやく……」
押し退けようとしていた手が、正守の首にスルリと回される。

「……後悔はしないな?」
「は、はい……」
コクリと頷く閃。
その刹那、正守の亀頭がヌルリと秘裂に潜り込んだ。

「はっ!あっっ!!」
股間に未だかつてない痺れが走り、閃は身を仰け反らせた。
正守は閃の細い腰を鷲づかみにしながら、太い硬直を徐々に埋め込んでいく。
ずぶり……ずぶり……。

未成熟、しかもパイパンの秘部に猛々しい男根が収まっていく。
幼気な少女に潜り込むその様は、まるで一匹の大蛇のようであった。
「うあっ!」
強張りが処女膜に達した時、閃は目を見開いた。

乙女の最後の砦が正守の侵入を拒む。
しかし、充分に潤った肉洞である。潤滑油をふんだんに帯びた男根である。
正守は一瞬の躊躇もなく腰を進めた。
ブツン。

処女膜を突き破った男根は、更に奥へと歩を進める。
「あっっっ!ひいっっっ!!」
破瓜の血を股間に滲ませながら、閃は身体を跳ね上げた。
メリメリと音を立てながら進む亀先。

閃の毛穴が広がり、汗が噴き出す。
やがて男根が根元まで挿入され、その先端が子宮口をノックした。
「……どうだ?きついか?」
ピタリと腰を合わせながら、正守は動きを止めた。
「はっ……あっ……、だ、だいじょうぶ……です」
健気にもそう答える閃。この時、良守への想いはすでに掻き消えていた。
経緯はどうあれ、乙女の証を奪われたこの瞬間から、閃は正守の女になったのだ。
「……そうか。それなら続けるぞ」
正守はゆっくりと抽送を開始する。

圧倒的なまでの異物感が閃を襲う。
ピタリと閉じた処女路を貫かれた挙句、巨大な強張りが前後するのだから堪らない。
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
正守が腰を揺するたびに、閃は短い悲鳴をあげた。

だがいつからだろう。
破瓜の痛みが次第に薄れ、甘い痺れが徐々にこみ上げてくる。
膣洞の粘膜が肉茎にまとわりつき、その動きを貪欲に貪り始めた。
閃の目が細まり、瞳孔が開き始めた。

「はあ……んん……いいよう……」
閃の両脚が正守の腰をくわえ込む。
肉悦に溺れた閃は、腰を浮上させてグイグイと正守に押し付け始めた。
(むう……ここまでとはな)

熟知していたものの、閃の変貌さには驚きを隠しきれない。
先ほどまで羞恥に身を震わせていた少女が、男根を受け入れたが最後、離そうとしないのだ。
(……まあいい。どうせなら俺も楽しむか)
正守の胸に黒い火が灯った。

夜行の頭領であるとはいえ、正守は21歳の健全な男。
それにこれはお役目だ。
性欲の捌け口を部下に求めたとしても、責められるいわれはない。
(……そうと決まれば、な)

眼前で震える尖った乳首。
それを咥内に納めると、舌で嬲り始めた。
「ひあっ!」
敏感な部位を襲う甘美な感覚に、閃は身悶える。

妖しくうねる少女の肢体。
閃は金魚のように口をパクパクとさせ、正守の背中に爪を立てた。
ずっぷ!ずっぷ!ずっぷ!
正守の動きが早まる。
閃は下腹部に燃えたぎるような感覚を覚えた。

奥底から止め処なく溢れる愛液。それが肛門を伝い、シーツに淫らな染みを作り始める。
「もっと!もっとおぉぉ!」
子種を求めて子宮が疼く。
正守にしがみ付いて抽送を乞う閃の姿は、一匹の幼い牝獣を思わせた。

ほしい。自分を責め立てるこの人の子種がほしい。
乳首がムクムクと尖り、乳房が揺れる。
眩しいまでに輝く白い肌に、正守の汗がポタポタと滴った。
「……そろそろイクぞ」

怒張が体内で膨張し始める。
閃はその時が近い事を牝の本能で感じていた。
「ああっ、すごいっっ!すごいいぃぃ!!」
力強い正守のストロークが閃を襲う。

腰が折れ、肉がひしゃげ、閃の視線は宙を舞う。
ズシン!
奥底まで突かれ、亀頭が子宮口をこじ開ける。
「うっ!あっっ!」

そこを中心に猛烈な快感が生まれ、瞬く間に全身を包み込んだ。
「い、いっくぅうぅっっっっ!」
二人が最も深いところでつながった時、閃の官能の波は頂点を迎えた。
男女の交じわいによる真の絶頂。とても、自慰で味わえるものではない。

「……むう」
続いて正守が爆ぜた。
閃の胎内で跳ね上がる肉棒。
どくりどくりと脈打つたびに、熱い精がほとばしる。

(あ、あ、頭領が……中に……中に……)
正守の精液で子宮が満たされ始める。
初めて受ける、男のしずく。
閃はそれを一滴も逃すまいと、ピタリと腰を押し付けた。

「頭領……キス……してください……」
恍惚とした表情を浮かべる閃に、正守は唇を重ねた。
咥内で絡み合う舌が、二人の行為を物語る。
正守から流し込まれた唾液を、閃はうまそうに嚥下した。

畳の上で互いの唇を貪りあいながら、重なり合う二人。
正守の肉棒は萎えることなく、深々と閃を貫いている。
その結合部からは、破瓜の血とともに精液が滲みでていた。

――閃は今、女の悦びを文字通り全身で受け止めていた。

「あ、あの……」
ようやく唇を開放された閃が、正守に問いかける。
「どうした?」
「……い、いっぱい……中に出されちゃって……その……」

未だつながっている下腹部に目を向けると、閃は言葉を詰まらせた。
「妊娠の心配か?」
そのものずばりを言い当てられ、閃は顔を真っ赤にしながら頷いた。
「……するだろうな。間違いなく」

「え?」
正守の意外な回答に、閃は思わず聞き返した。
「いやか?」
「い、いえ!そんな事ありません……でも……」

頭領の子供を身篭る。昨日までなら想像すらしなかった事だ。
閃が戸惑うのも無理はない。
「ふふ、心配するな。妊娠といっても、擬似的なものだよ」
正守は笑みを浮かべた。

「お前の発情は、生殖を促す為に起こる。つまり、妊娠すればそれも収まる訳だ。
 だが、その度に孕んでいたのでは到底役目は果たせない。だから、勘違いをさせる」
「……勘違い?」
「そうだ。有体に言えば、想像妊娠の類になるな。精液を子宮に送り込んで、強制的に排卵を促す。
 無論、そのままなら受精してしまう。しかし俺の結界で卵子を包み込み、擬似的に着床させて……
 ん、どうした?」

頬を膨らます閃を見て、正守は言葉を切った。
「……ひどいです」
「ひどい?どうしてだ?」
今度は正守が戸惑う番だった。閃の意図する所が掴めない。

「だって、わたしが初めてなのに、頭領はそんなに冷静だったなんて……」
「あ、いや……すまん。そんなつもりはなかった」
正守は鼻の頭をかきながら素直に詫びた。
しかし、閃はプイと顔を背ける。

「まいったな。どうすれば許してくれるんだ?」
「……たら……いいですよ……」
「ん、なんだって?」
首を傾げながら聞き返す正守。

閃は恥ずかしそうに答えた。
「も、もう一度、その、……ちゃんとしてくれたら……許してもいいですよ」
「……なるほどな。もとより一度で終わらせる気はない」
正守の肉棒が閃の体内で鎌首をもたげた。

「え?ちょ、ちょっと、今すぐってわけじゃ……ああんっっ!」
不意に乳房を揉みしだかれて、閃は身を跳ね上げた。
「生意気な事を言った罰だ。じっくり嬲ってやるから覚悟するんだな」
乳首を舌で弄びながら、正守は腰を動かし始める。

「あっ、あっ、ああ……」
女陰を再び貫かれ、閃の肢体が妖しくうねった。
喜悦に満ちた表情を浮かべ、離すまいとしがみつく。
その喘ぎが逼迫し始めるのは、それほど時間は掛からなかった。


おわり

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