一誠「……もう一度、触ってもいいですか? さっきは夢うつつだったから……」

 日和さんが、少し迷ってからうなずく。
 頭の下の太腿がきゅっとすりあわされたように感じた。

日和「そっとよ?」

一誠「……はい」

 片手で優しく包みこむように、下から持ちあげる。
 フロントのホックが外されたブラが俺の手の中で形を変えた。

日和「んっ……。どんな、夢を見ていたの?」

一誠「すみません、全然覚えてないんです。でも、名前を呼んでいたなら、きっと……日和さんがいたんだと思います」

日和「わたしの、いる夢……。……っ……」

 ゆっくり、ゆっくり、まさぐる。
 至福というのはこういうことを言うのだろう。いつも惜しげもなくこの胸に顔をうずめさせられているウチの女性陣には、この気持ちはわかるまい。

日和「えっちな夢?」

一誠「……かもしれません」

 俺の股間は、もはや朝立ちとは関係なく、これ以上ないくらいに大きく、硬く、そして熱くなっていた。
 再び、視線を俺の股間へ流した日和さんが、微かなため息を洩らした。
 隙間から覗く乳首が徐々に立ちあがっていく様が俺の意識を占拠する。興奮、してくれている。
 俺のことも触ってほしい……。
 そう思ったが、きっと今の状態がギリギリ許せるラインなんだ。

日和「……はぁ……っ。……ぁ……んっ……」

 抑えこんだ喘ぎとともに、日和さんの腕が俺の頭を抱き寄せる。



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