■ ■ ■ SHIROHANE ■ ■ ■
− Story −


 この物語は、セロが白銀の村へココを連れて行く旅に、友達のワカバとその弟ライトが同行する形で
始まります。
 セロの目的はココのメンテナンスですが、同行するワカバは勢いでエントリーしてしまった演劇祭のため、
脚本を書きながら各地で役者を探そうと画策中。
 それはいわくつきの悲劇『天使の導き』と全く正反対のハッピーエンド版で、史上最大の逆賊と名高い
アインが『実は良い人だった!』というトンデモな内容。
 そんな代物だけに、「役者すら見つからないのでは?」と不安を抱えながらも、偶然か運命か、主役に
ふさわしいアンジェリナやベルを見つけて大はしゃぎ。
 果たして、ワカバたちは無事にアンジェリナたちを仲間に入れて、劇を成功させることができるのでしょうか?


 天使の導きは、白の国の姫――クリスティナを襲った悲劇の演目です。

 病床の国王が幼いクリスティナの身を案じ、後見人にアインという男をつけるよう側近に命じた直後に崩御。
 それ以降、クリスティナは亡き父の命に従い、アインに支えられる形で政治を執り行うことで、徐々に統治者としての知識を身につけていきます。
 やがて、クリスティナは人形調律の技術においても格段の進歩を遂げ、赤や青といった隣国より羨望のまなざしで見られるようになりますが――

 そんな折り、白の国から遠く離れた白銀高原(赤と青の国境)に大規模な鉱脈が発見され、それぞれの国が互いに自分たちの領土であると主張し始めました。
 このとき、険悪な雰囲気になりかかった両国の仲裁に入ったのが――アイン。
 彼は赤と青の代表それぞれに提案を持ちかけ、見事なまでの調停をします。

 ……がしかし、これは大きな陰謀があってのこと。
 アインは赤と青の両国に取り入ることで、それぞれに良い顔をしながらお互いをけしかけ、大規模な戦争を引き起こそうとしていたのです。
 このことをいち早く見抜いた青の大使はアインを追求しますが……あと一歩というところで力及ばず、亡き者にされてしまいます。
 さらには、アインの所行を知ったクリスティナ姫までもが殺害されてしまい、白の国の最高の人形技術が絶えるという最悪の結果に…。

 最終的に国外逃亡を図ろうとした逆賊アインは、クリスティナが教育した人形によって導かれた赤・青の連合軍に討伐され、舞台の幕は閉じるのです。



  クロハネの時代には、今より多くの人形が存在していましたが、現代ではその数も減少してしまいました。
 減少したと言っても、大都市とかそういう所にはそれなりに居るようです。

 セロやワカバの住むモルスグルンには、人形は「ココ」しか居ませんが、ベルの住むジルベルクには「ベル」、そして目覚まし人形の「チョコ」「フローラ」「クェイク」がいます。

 人形が長い時代を稼動するには、それなりの「純度」を持つ「貴石」が必要です。ですが、近年では純度の高い「貴石」は貴重品となってしまいました。
 そして、年々減り続ける「人形調律師」も、人形が減り続ける原因の一つのです。
 ただ、まだ世界のどこかには人形を今も生み出している所はあるようです。

 人形の始まりは、クロハネでも少し触れていますが、人形の傍に今では「貴石」と呼ばれる石があり、その効果で動き出したのが始まりだと言われています。
 その後の研究で、「貴石」には種類があり人形にさまざまな効果がある事がわかりました。
 そこから急速に人形の研究は進み、日常のサポート、人足、果ては軍事目的でも開発されましたが、扱いが難しいのとコスト面での折り合いが付かないとの理由から多く製造されることはありませんでした。
 結果、何がしかの技術に特化した形の人形たちが作られるようになります。

 もし、人形が安価で簡単に作れるのもであったなら、世界は大きく変わっていた事でしょう。



 歴史の謎を解き明かそうとする青年と、小説家を目指す女の子のペア。

 南部地方にある緑の街――モスグルンに住むセロは、亡き父親と同じ歴史学者を目指して勉強をしている青年です。
 そんなセロと仲の良いワカバは、母親が経営するパン屋を弟ライトと手伝いながら、暇を見つけては小説を書いている女の子です。

 ある日ワカバは執筆中の恋愛小説が止まってしまい、以前夢で見たお話(?)に現実逃避で手を着けてみれば……良い作品になりそうな予感が。
 それは白の国の史実として語り継がれる悲劇――『天使の導き』を真っ向から否定するような内容であり、
発表するのが躊躇われます。
 そこでワカバは、歴史に詳しいセロのアドバイスを受けようと彼の元を訪れ、「面白そうだね」という感想をもらい、完成させることを決意します。
 そして勢いから、二ヶ月後に街で開かれる演劇祭にエントリーするのですが、脚本の完成はおろか役者すらも未定。
「ま、何とかなるでしょ」と開き直ったワカバは、旅に出るというセロに同行するのです。



 演目『天使の導き』でクリスティナ&エファの役割を演じるふたり。

 青の都の孤児院で育ったアンジェリナは、舞台女優になることを夢見ており、アルバイトをしながら演劇を学んでいました。
 そして今回、青の都で上演予定の『天使の導き』のキャスト一般公募に主役のクリスティナ希望でエントリーし、第二次審査まで残ったものの……。ベルと出会うのは、ちょうどその頃でした。

 唄を唄う事が大好きなベルですが、何故か人前で唄う事は出来ませんでした。ある時ベルは、人気のない裏路地奥にあった噴水の横で唄を歌っていたところを、演劇練習に来たアンジェリナに見られます。

 その後、セロ達と偶然知り合う事となったアンジェリナはそこで再びベルと出会います。

 この出会いは、「運命」なのでしょうか?



 姉と弟 ―――

 少し勝ち気なお姉ちゃん相手に、悪戯好きな弟が叱られつつも舌を出し、しっかりバレて頭を叩かれている……といった日常が似合う、そんな微笑ましい姉弟です。

 ふたりはパン屋を営む母親を助けるために、それぞれの空いている時間で店を手伝います。
 ふだんはソリが合わないようにも見えるが、いざというときのコンビネーションは完璧です。


 奇妙な同居人 ―――

 セロがまだ幼い頃、どこからともなく父親が連れてきた人形のココ。
 それ以来、セロの『お姉さん(?)的存在』として暮らしてきたが、年月と共にその立場が逆転し、父親が亡くなった現在では……彼にベッタリな甘えん坊となってしまいました。※ごく希に、ココがお姉さんの態度をとる。※

 ココはうまく喋ることができませんが、セロは慣れているため……さほど苦もなく、身振り手振りを理解することができます。
 そういった意味では「兄妹」と言っても過言ではないのかも知れません。


 女優の卵と脚本家の卵の関係 ―――

 ワカバの一押しで『クリスティナ姫』役の候補となったアンジェリナ。
 しかし、演劇に関してはアンジェリナの方がずっと先輩にあたるため、ワカバがなかなか意見しづらい立場……でのスタートになります。

 果して、演劇は無事「大団円」を迎える事が出来るのでしょうか?

■ Sorry Japanese Only 2006 Tarte ■

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