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ふかふかのベッドで目覚めたココは、そこが自分の知らない部屋であることにビックリ。 どうしてこんなところに居るのか知るために部屋を出て探検を始めれば、どうやらお城の中のようです。 そのうちココは迷子になってしまい、廊下で誰かが来るのを待ってみます。 ……と、そこに現れたのは白いドレスに身を包んだキレイなお姫様・クリスティナと、白い羽根の人形・エファでした。 その後ココは、お城に居る色々な人たちとお話をします。 そして自分が人形であり、クリスティナやエファと共に『天使の羽ばたき』という劇をすることなどを知ります。 やがて、お姫様やエファと練習を重ねた『天使の羽ばたき』のリハーサルを迎えますが―― この劇には、誰もが予想しない……大きな陰謀が隠されていたのでした。 |
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クロハネ編の記念式典内で上演される予定だった劇の題目です。 白の国の初代女王が特に優れた調律師であったことを物語る劇で、基本的には人形と女王のふたりだけが登場します。 赤の国より送られてきた『天使の卵』は、まだ何も教わっていない人形であり、女王によって少しずつ教育を施されていきます。 色々な失敗や小さな成功を何度も繰り返すうちに少しずつ学習し、人間と同じように振る舞うことを覚えいく人形。 やがて月日が過ぎ、これまで調律したどの人形よりも精度が高くなる天使の卵を見て女王は、「いつか自分の元を去る日が来るだろう」と予言します。 そのとき女王を敬愛してやまない人形は、それを笑って否定しますが―― さらに月日が過ぎたある日。 物憂げな表情の人形を不信に思った女王がそのワケを尋ねれば、「天使としての役割を果たすため、暇(いとま)をもらいたい」と答えます。 それを聞いた女王は人形を手放したくない一心から、「自分を殺してから行きなさい」などと、無理難題を口にしますが―― その言葉を『命令』だと思い込んだ人形は、躊躇うことなく近くにあった短剣を手にとり、敬愛する女王を殺そうとします。 女王は、自らの教育の結果がこのような危険な行為すらも実行させてしまうと知って嘆き悲しみ、それでも人形を憎むことができず、死を覚悟して最後の言葉、「天使の卵よ、愛しています」を口に。 すると人形が短剣を捨て涙を流し、女王に非礼を詫びて永遠の忠誠を誓うのです。 |
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その昔、赤(カーディナル)と青(ブリュー)と呼ばれる両国が『平和の象徴』としてお互いの王家の血を引く者を婚姻させ、国境に白(ヴァイス)を建国しました。 |
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■ Sorry Japanese Only
2006 Tarte ■ |
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