ハイパーヒーロー作戦
ー蒼き最強のヒーローー
ゼクロス・アークウィンドさん
エピソード6「勇者神ライファン」
「ふぅ・・・全くあのヘボ集団のことだから、基地もヘンテコだと思ったけど・・・中々設備が良いじゃないか」
とドラえもんは呟いた、ここは彼らの地下秘密基地だった。
「おそらく、ここには大量の兵士達が・・・カイゼスが何気に無く言い放った言葉、それは現実の物となった。
「その通りだ!!」と目の前にはおそらく100人以上はいるであろう部下である兵士達だった。
「・・・マジかよ」
その数を見て彼らは呆然と立ち続けていた。
「ヒーローに倒されるのが俺の夢だ!」
「俺をかっこよく倒してくれ」
「あんなヘンテコ集団に入った俺が馬鹿だった!」
しかし敵側は滅茶苦茶だった。
「よし!総員突撃ィィ!!」
「え〜やんの?」
「やってくれよ!俺が最初から突撃するから!!」
「分かった!」と過程はともあれ、彼らは一斉に襲い掛かった!
「・・・全く・・・」
ドラえもんは呆れてそう呟いた、そして
―――一分後
「ぎゃあぁぁぁぁーっ!!」
「もっとやってくれ!」
「おっしゃ!」ドラえもん、カイゼス、シュヴァイツが99人を殴り倒した、一人三分の一の兵の数を相手に
たった一人でだ、途中変人がいるが無視していただきたい。
「な、何だこの強さは・・・!」
「流石リーダーと一番の親友・・でしょうか」
三人の無駄とも言える強さに彼らは驚愕すると同時に頭を抱えた。
「・・・矢張り、部下を無理やり金で誘ったのが失敗か!」
デキスはその場に現れたと応じに
「皆、ごめんね、帰ってもいいよ」と彼らを帰らせた、部下達を巻き込ませたくなかったのだろうか・・・?
それとも・・・だがそれは今はどうでも良い事だ。
「・・・ついに出てきたね!」
とドラえもんんがΩカイザーギアを取り出し変身しようと瞬間
「・・誰?」とドラリーニョが言った、確かにクローンとは言え出木杉とは超初対面であった、
それはドラえもん以外のドラえもんズに言える事だが。
「・・・僕の友達のクローンだよ、彼は」とドラえもんが丁寧に説明すると同時に変身をし始めた!
「変身!」
"change Omega kaiser"と彼は変身を終えるとオーガカイザーソードを構えた!
「わぁ!ちょっと待て!そっちが今戦隊になっているなら勝ち目が無い!というわけで俺達も!」
デキスは無駄に長く喋ると同時に指をパチンと鳴らした!すると
「俺様参上だぜ!」
「ぼ、僕参上・・・」
「弱そうね」
「これは優秀な素材が勢揃いで俺はうれしいぞ」
とそこにゴウタケを筆頭にホネス、ミナート、アサルトアイがデキスの前に現れていた、予断だがアサルトアイは一番前に出ていた。
「よーし!いくぞ皆!変身だ!」
「「「オウ!」」」
「・・・仕方ない」
と彼らは変身ツールを取り出し高らかに叫んだ!
「「「「「変身!!」」」」」
と彼らは変身を終えた。
「ククク・・・今回は俺の最高の必殺技二つをお見せしてやるぞ!」
「私の前に跪きなさい!!」
「お金さえあれば何でもできる!」
「ガキ大将の底力見せてやる!」
一部、非難の集中攻撃を食らわせたい愚か者がいるが、それは無視していただきたい。
「僕はお金持ちだぞ!僕を殺したらとんでも無い事に・・」
<なるぞ>と言おうとした瞬間、彼は黒焦げになった・・・その黒焦げにさせた者は・・・
「雷を落としたでアール」
ドラメッド三世だった、どうやら先程の言葉が気に入らなくて雷を落としたようだ。
「・・・自業自得ね」
ミナートは冷酷に吐き捨てた。
「オーラ!オラ!オラァァー!!」
と彼はトンファーを装備し殴りかかったが全てドラえもんに受け流された。
「食らうがいい!必殺!クロスマッシュ・・って待てよどうやったら一人でクロスに出来るんだ?」
デキスは何故か悩み始め、そこに
「隙あり」
「え、ちょっ、待っ・・・ギャアァァァーッ!!」
とカイゼスに思いっきり殴り飛ばされたデキスはそのまま壁に激突した、激突した衝撃で壁がかなり凹んだ・・・
ある意味痛々しい光景でもある。
「私は女王様よ!」
「そう・・・女王だ、君は・・マリー・アントワネットのような!!」シュヴァイツはそう言い放つと、ポケットをあさくり始めた。
「こけおどし手投げ弾!」
シュヴァイツは「こけおどし手投げ弾」を投げた。
「本当にこけおどしね!」
だがそれは易々と回避された・・・だが彼の目的は別にあった。
「悪いな」
「そ、そんな・・・!」
シュヴァイツはミナートの懐に近づくと彼女をデキスの上に着地するよう投げ飛ばした!!
「・・・とび箱か、これは」
とシュヴァイツは交差して倒れている二人を見ると、そう呟いた。
「・・・くくく!どうした!それが我が友でもあるドラえもんの親友でもある貴様らの実力か!」
「こ、こいつ・・・めちゃくちゃ強いぞ!」
「ガウガウ」
一方の彼らはアサルトアイ一人に苦戦していた、六対一で普通は勝っててもおかしくはないだろうが・・・それほど彼が強かったのだ。
「貴様らにこの銃の性能を見せてやろう!」
アサルトアイは銃を構えると
「マイティブラスター・エアモード!マキシマムシュート!」彼はそう言うと引き金を引いた、すると銃口から竜巻が放たれた!!
「何・・なんてな!!」
エルマタドーラはひらりマントを構えた。
「牛よりは簡単な方だぜ!」
と攻撃を跳ね返した。
「ちぃ!!」
アサルトアイはそれを回避したが竜巻は覆い被さっている二人に当たり・・・上空をしばらく舞うと二人は落ちた。
「・・・こ、こいつ・・・仲間の事をかばったりもしないのかよ・・・!」
アサルトアイが彼らを助けようとしなかった事にマタドーラはそう言った。
「ふ!まだだ!」
のび太は思いっきりジャンプすると
「マイティブラスター・リミットブレイク!」彼は銃からエネルギー弾を放った後、瞬間移動を繰り返しながら攻撃をし続け
「終わりだ!デッド・エンド・シュート!!」と彼は最後に巨大なエネルギー弾を放った!!
「避け切れない・・・!親友テレカ!!」
六人は親友テレカを取り出しバリアを張った!
「な、バリアに皹が!?」
バリアに皹が入り、今にも彼らに攻撃が当たりそうなその時!
「親友テレカ!」
そこにドラえもんが親友テレカを取り出しバリアを完全な状態にすると攻撃は全てそれにより受け止められた。
「ち!厄介な物を!」アサルトアイは下打ちをした。
「おらぁ!どこを見てるんだよ!」
そこにゴウタケが殴りかかってきた!
「邪魔をするな!」ドラえもんは攻撃を受け流すと同時に
「しばらく気絶してくれ!」と彼を思いっきり投げ飛ばした、投げ飛ばされた彼はそのまま・・・デキスとミナートの真ん中に落ちた。
「この雑魚共が・・・!何とも使えない奴らだ!」
アサルトアイはそう言い放った。
「<使えない>?君は何て酷い奴なんだ!」
「ふん!奴らが弱いのがいけないのさ・・・全く特訓でもしてれば良かったものを・・・!」
アサルトアイはドラえもんにそう答えた、だがこれまでを振り返ってみると彼は主に特訓しろとか殆ど言わなかった。
「だけど、これでお前に逃げ場は無いぜ!」
キッドは空気砲を彼に向けた、だが・・・
「それはどうかな・・・ふん!」
彼はどこからか「遠くの人起こし用目覚まし」を取り出した。
―コケコッコー!―
という音声が鳴り響くと気絶していた彼らは直に目を覚まし彼の元に集った。
「さぁ行くぞ!出ろォォォ!!アサルトアイ!!」
彼はそう叫ぶと同時に指をパチンと鳴らした!すると!
「何だあれは!?」
すると地下基地の入り口から30mもあるであろうロボットが現れた。
「おっしゃ!あれで全員乗るんだな!」
ゴウタケはそのロボット「アサルトアイ」に駆け出そうとすると
「何を勘違いしている雑魚共め・・・」
「何・・・?」
アサルトアイは彼を呼び止めると
「あのアサルトアイは・・・その名の通り・・・俺専用の機体だ!!というわけで!!」
彼は指を四回パチンとならした、すると何処からか飛行機に手足が生えただけのような15mはあるであろう機体が出てきた。
「貴様らはこの俺専用機体のパーツ<合体用部品>『ヴァリオン』に乗れ!」
と彼が言い放った瞬間「ヴァリオン」は四人の元へと自動で動き出した。
「さぁ乗れ」
次の瞬間、四人はそれぞれの機体に無理やり乗り込まされた。
「こ、こいつ自分の動きに合わせて動くのか!!」
ゴウタケがそう言った、それはアサルトアイの技術力を示す証拠でもあった。
「ククク、そうだ・・・と言って機体に乗りお手本を見せるのは俺だ」とアサルトアイは言葉通りに機体に乗った。
「ここでは戦えない・・・地上で戦うぞ!」
とアサルトアイの言葉に五人全員で地上へと飛び立った、もちろん地下なので秘密基地は崩れようとし土砂で埋もれようとした。
「どこでもドア!」
ドラえもんは慌ててどこでもドアを取り出した。
「さあ!早く!」
彼らは大急ぎでどこでもドアに入って行った、その直後地下の基地は地面の底に埋もれて行った。
「・・・で、どうする?」
キッドがドラえもんに訪ねた、目の前には五機の機体が今まさに自分達を撃たんとしていた・・・その時
―ククク、遂に決着の時が近づいて来たか・・・!おもしろくなってきたな・・・
さーてスーツに内臓されている通信機能で奴にライトニングファングを呼び出させてやるか・・・―
とモニターに映っているドラえもんの姿を見つめてそう言った者「ゼクロス」彼は・・・今何処かの場所にいた。
―貴様・・・―
そこに現れたのはかつてゲーム世界を現実世界に化し自分の世界を侵略しようとした「野澤鷹斗」だった。
―来たな・・・―
―何を考えているお前は?奴にあんな物持たせて・・しかも<機械仕掛けの神>に<雷の牙>だと・・・!
お前は世界征服でもやるつもりか!―
鷹斗の問いかけに彼は
―世界征服?俺はそんな悪党が考えそうな野望は持たん・・・俺の目的はただ一つ・・・
奴の英雄<ヒーロー>としての戦い・・物語を見続けたいだけだ、奴らはいろんな世界で人知を超越した悪党と
戦い撃破している・・・物語の主人公としては最適だろ?―
と答えた。
―貴様・・・悪党よりもタチが悪いぞ・・・!あいつらを貴様から引き離したい位にな・・・!―
―お褒めの言葉、ありがとうよ・・・後、あいつらに俺がいなかったらこれから来るであろうゲスト<別世界からの客>
とは戦えんぞ・・・!―
ゼクロスはそう言うとモニター・・否ドラえもんに向かって喋り掛けた、その様子を野澤はただ見つめていた。
「ん?通信?そう言えばこのスーツはゼクロスが作ったんだったね・・・」
とドラえもんはその通信を受け入れた。
「僕ドラえもんです」
「・・・あなた苦戦していますね?なら今こそシステムの一つ『26の秘密』を紹介させようと思います」
「それネタ古くない?、ていうか26の時点で一つじゃないと思うんだけど」
彼は律儀にも突っ込みを入れた。
「とりあえず早く済ませます」とゼクロスは説明し始めた。
「異世界転移、平行世界転移、時空転移、飛行、バリア、瞬間移動、永久機関内臓、超高速移動・・
ハイパークロックアップ、自己再生能力、通信、世界地図及び地形マップホログラム展開、耐錆用超対策、
耐ウィルス用対策、マップ日々更新、後は中略しますので最後に『ロボット呼び出し』です」
とゼクロスは説明を終えた、この「26の秘密」まるで次世代ケータイのようである・・・しかし特出すべきは自己再生能力であろう。
「ろ、ロボット呼び出しか・・・でもどうやったら・・・」とドラえもんが悩んでいると
「ライトニンファングの名前を呼ぶ・・・つまり『出撃』に近い意味の言葉を発せば良いんです」
ゼクロスはそう答えた。
「ライトニングファング・・・雷の牙か・・・」
「いや!敢えてその名を呼ぶ必要は無いだろう!」
ドラえもんは突如言い放つと
「あなたが僕の為に造ってくれたなら!この機体は僕に絶えず味方してくれる!名付けるなら・・・ライファンだ!」
「「「「「「「「「ラ、ライファン!?」」」」」」」」」
と敵も味方も一斉に叫んだ。
「ただ略しただけじゃないか!何がライファンだ、ゲームキャラの名前か!」
ゴウタケの突っ込みに
「僕の英雄魂<ヒーロースピリット>を受け継げ!ライファン!いや!」
彼はそれを無視し叫ぶと
「勇者神ライファン!」
最後に高らかに叫んだ、すると次元を超えて彼の目の前に「雷の牙」が現れた。
「勇者神だと!?どこをもじったんだ!?」
「問答無用だ!思い知れ!僕のヒーローとしての力を!」
彼はライファンに乗りながら、高らかに叫んだ。
続く
〜オマケ〜
ライファン
詳細:ぶっちゃけダイナミック・ゼネラル・ガーディアンにちなんで造りました・・・
何かドラえもんってゼンガーみたいな所もあるな〜と思って・・・え、ないんじゃないかって?ガーン
エピソード7「デュエル・オブ・フェイト」
「何がライファンだ!僕達の合体攻撃を食らえ!」
とホネスはゴウタケと共にライファンに駆け出した。
「おらぁ!」 ゴウタケはライファンを押さえつけ、その隙にホネスは背後に回った。
「よし!」 彼が背後に回る事を確認したゴウタケはライファンを突き飛ばすと
「「トゥインファング!!」」 とライファン目掛けて突撃した!
「ふ」
ドラえもんは一言だけ口に出した・・・するとライファンの姿が消えた。
「わ、わ、わああああぁぁぁーっ!!」と同士討ちになりそだったが、激突寸前で機体の動きを何とか止めた。
「その程度の手が見抜けないと思ったのかい?全く・・・」と彼らの目の前に姿を現したライファンはすぐさま彼らを蹴り飛ばした。
「こ、この化け物が・・・!!」
アサルトアイはそう呟いた。
「・・・ふ!シャドウミラーの総帥である僕とミナートの力を見せてあげよう!」
とデキスとミナートはライファンに向かい駆け出した。
「自ら負けに行くなんて・・・」
とライファンは二人に手招きをした。
「ちょ、調子に乗るなあぁぁぁーっ!!」
「女王の力の前に平伏すが良い!!」
と見事に挑発に乗り、アサルトブレードを手に取り彼に一斉に斬りかかった!
「無駄だ!」と彼は大剣「ディバインカリバー」で攻撃を受け流すと、同じように彼らを蹴り飛ばした!
「ま、まだまだ!!」
とそこにホネスとゴウタケが起き上がると、デキスとホネスも起き上がった。
「これなら!どう!」
とミナートはロッドウィップを取り出し彼を巻き付けた。
「・・・・」
ドラえもんのライファンは抵抗しなかった。
「いくぞ!超合体技!」
「「「「エクストリームアタァーック!!」」」」
と彼らは技名を叫ぶと、機体を飛行機のような形状に変形させると、そのまま突撃した!
「無駄だね」
と彼に巻きついていたウィップロッドをあっと言う間に破ると同時に上空へ飛行した!
「う、うわあぁぁぁぁーっ!!」と彼らは情けなく同士討ちをした、幸い彼らは死亡していなかった。
「・・・全く、どうして突撃の事しか考えないんだ?」
ドラえもんの言うとおりだった。
「・・・やはり悪の組織マニアに彼らを任せるのは・・・無謀だったか・・・」
約一名(?)彼らを哀れむ(?)者がいた。
「過程はどうあれ・・・次は君の番だ!」
「ああ・・・いくぞ!」
とアサルトアイとドラえもんの戦いが始まった・・・それにしても主人公が強すぎるような・・と言うのはナレーターだ。
「・・・俺達、あいつと戦えないな・・・」
「ああ、そこの伸びている四人以外はな」
とシュヴァイツは指を指しながらそう言った。
「・・・この際だ、あそこの伸びている奴らを出すとするか」
「ああ」
とシュヴァイツの言葉には彼らは一斉に四機の元へ向かった。
「うおおぉぉぉぉ!!」
「ふ!」
アサルトアイはアサルトブレードで斬りかかったが、それは「ディバインカリバー」で受け流される。
「はあぁっ!!」とディバインカリバーでアサルトアイに斬りかかった!
「ちぃ!!」
アサルトアイは回避行動を取ったが、かすり傷を負った。
「いくぞ!メガブラスター・リミットブレイク!マキシマムシュート!」
とアサルトアイはメガブラスター最大出力を放った、彼のマルチブラスターとは比べ物にならないくらいの
巨大なエネルギー弾が彼に放たれた!
「やったか!?」
それは見事に命中し大規模な爆発が起きた・・煙の中に見えた物は・・・
「残念だったね!」
全くと言って良い程、無傷のライトニングファングがあった。
「馬鹿な!?最大出力なんだぞ!?」
そこに何者かが通信を入れた。
―良い攻撃だ・・・だが・・この世界最高の高度と自己再生能力、そして永久機関を持つこのライファンには通用せん・・・―
ゼクロスは余裕気にそう言い放った。
「馬鹿な!・・・あれ程までの自己再生能力、この時代の技術では少し修復する程度しか造れないかもしれないのに!
まさか貴様は・・平行世界の技術を!」
―ああ、その通り・・俺が平行世界、異世界を回って習得した技術を駆使して造った・・・―
アサルトアイにそう答えたゼクロスだった。
「き、貴様・・・反則だ!」
―ククク、お褒めの言葉ありがとよ・・・ドラえもん、思う存分に・・・暴れたまえ―
「もちろん!」
とドラえもんは叫ぶと、ディバインカリバーを構えると
「ディバインカリバー、四肢斬断!」と彼はアサルトアイの両腕と両足を切り裂いた!
「どわあぁぁぁぁーっ!!」
と彼のアサルトアイは地に堕ちた、ちょうどその頃八人は四人を助け出していた。
―・・・五人がやられたか・・・―
―はい・・・こうなったらあなたはこの組織「ディバインジャッジメント」の総帥として彼らと戦わなきゃいけません・・・―
―ああ、分かっている・・・いくぞ―
―ええ―
「・・・く・・何故俺達を殺さない?」
アサルトアイの質問にドラえもんは
「・・・君達は彼らのクローンとは言え親友でもあるんだ・・・遺伝子的にはね・・・
それにクローンのままで死んだら可愛そうじゃないか・・・!」と答えた
「・・・お前はそう言うが・・・俺達クローンはオリジナルのコピー・・・そして分身でもあり・・・影だ・・・
俺達はオリジナルという名の光にはなれない・・・」
「ああ、その通りだ」
アサルトアイがそう言い放った、瞬間何者かが現れた。
「あ、あなたは総帥!!」
それは彼らの所属組織「ディバインジャッジメント」の総帥だった。
「君が総帥・・・」 ドラえもんは「総帥」に向かってそう言い放った。
「そうだ」と総帥は仮面越しで喋った。
「何故、仮面を被っている・・・?」
「・・・これは後でその訳を話してやる」
と仮面の総帥は答えた。
「貴様の目的は聞いた・・・全人類を完璧な存在にするって言う計画・・・何でそんなものを!!」
カイゼスの質問に彼は
「・・・何を言っている?そんな物・・・部下を集める為の偽のスローガンだ」と答えた。
「偽のスローガン・・・?そんな!総帥、俺達はあなたのその素晴らしい理想に共感しこの軍団に・・・!」
「それはプラグラムだ」
「!!」
総帥の驚きの言葉に動揺するアサルトアイ
「本当の目的は・・・世界粛清だ」
「「「「「!!」」」」」
彼が本当の目的を明かすと、五人は動揺した。
「そ、そんな・・・!」
「じゃあ僕達は・・・!」
「そんなとんでもない事の捨て駒だったのか!!」
「そ、総帥・・・!」
「そう言う事だ」
動揺する四人に彼は冷たく答えた。
「・・・俺達は・・・あなたの・・・!いやお前の為に今まで生きて来たと言うのか・・・!!」アサルトアイの言葉に彼は答えなかった。
「僕も許せない・・・!!皆!戦おう!それに君達も!!」
「「「「「おう!!」」」」」
「あなたに利用されたクローンの方々の怒りを思い知りなさい!」
「・・・裏切り者めが・・・!!」
総帥はそう呟くと
「では・・・貴様らを倒し!オペレーション・ジャッジメントを成功させる!!」と言うと彼は手を掲げた!
「コール、レイヴァー!!」
彼はそう叫んだ、すると目の前に謎の機体が現れた。
「あの呼び方は・・新羅君とどこか似ている・・・という事はやはり・・!君は・・・!!」
「まぁ、そういう事だ・・・!」と「総帥」のレイヴァーは構えた。
「ノビ・・いやアサルトアイ、ホネス、ゴウタケ、ミナート、デキス戦おう!!」
ドラえもんは彼らの機体をタイム風呂敷で完全に修復させた後、ライファンに乗り込んだ。
「総帥・・・!あなたに利用された分、報いを受けてもらう!!」
とデキスはアサルトブレードを構えると総帥の機体「レイヴァー」に斬りかかった!
「遅い!」
とガンブレードで受け流されると、アサルトブレードを構えている両腕を蹴り飛ばされ、破壊された!
「な、何てパワーだ!!」
「ふ、モーションダイレクトシステムは俺の為にあるようなシステムだからな・・・!」
と総帥は余裕気にそう言い放った。
「・・・なら!これならどうだ!!」 ドラえもんのライファンは構えると
「ライトニングフィストォォ!」
と雷のような速さでレイヴァーを殴り飛ばした!
「やったか!?」
ドラえもんはそう言い放つと・・・
「うぅ・・・貴様・・・!」
と総帥はモニターで彼に向かって言い放った・・・だが、その時仮面は外れていた。
「!新羅君の顔・・・!まさか君は・・・!!」
「そう貴様の思う通り・・・俺は・・・!」
「新羅隆司のクローン『龍牙』だ!!」
続く
〜オマケ〜
ヴァリオン
詳細:ノビが造った量産機(?)と言える機体、実はアサルトアイとの合体用部品でもある。
武装:アサルトファング(ホネス、ゴウタケ機)
ウィップロッド(ミナート機)
アサルトブレード(共通)
エナジーブラスター(共通)
技:トゥインファング(ホネス、ゴウタケ用)
アサルトアイ
詳細:ノビ専用の機体、コードネームを冠する機体で主に射撃戦を重視して作られている。
武装:アサルトカリバー
メガブラスター
バリアフィールド
技:マキシマムシュート
デッド・エンド・シュート
ライファン(ライトニングファング)
詳細:ドラえもんの機体でこの機体もドラえもんの変身スーツと同じ機能、システムがついている。
実はディバインカリバーには核エネルギーが使われており、ちなみにディバインとは<神の>に使われる単語
武装:ディバインカリバー
ディバインナックル
ディバインブラスター
技:ディバインカリバー・四肢斬断
etc・・・・
エピソード8「ギア・オブ・ディスティー」
「あなたも・・・俺達と同じクローンだったのか・・・!!」
「そうだ」
アサルトアイにそう答えた「新羅龍牙」。
「・・・だから・・・あなたはオリジナルという光が存在する世界を粛清する為に・・・この組織を!?」
「そうだ」
とキッパリと答えた龍牙、彼の言葉からただそれだけの為だけに造られた組織だと分かる。
「・・・まぁ部下も俺のオリジナル『新羅隆司』の組織の部下達だからな・・・あいつが掲げていた理想を言ってやったら
すぐに仲間になってくれた・・・それだけ忠誠心が高いのか・・・世界が憎いのかは分からなかったが・・・
俺にとってはそれは好都合だった」
「き、貴様・・・!許さん!!」アサルトアイは彼の言葉で激昂した。
「お前達五人は・・・用済みだ」と残酷な一言を発し、ジェノブラスターを彼らに向けた。
「ジェノブラスター・リミットブレイク!エンドライフシュート!!」
と最大出力のジェノブラスターを乱射した、アサルトアイのメガブラスターの最大出力時の十倍以上はあるであろう
エネルギー弾が拡散された。
「・・・ふん」
先程の攻撃が彼らに当たり爆散した・・・筈だった。
「この機体は援護防御用にも使える素晴らしい性能なのさ!」
と少し間違ったら爆発しそうな状態のライファンがあった、そう先程の攻撃を全て彼は自らの機体で受け止めたのだ、
だが先程の状態も自己再生によりすぐさま回復に向かい外見的にも何にも問題無い状態に戻った。
「こ、こいつ!!」
「喋るな!あなたは俺達の手で・・・その考えが間違ってる事を証明させてやる!!」
レイヴァーが彼に蹴りかかろうとしたその時、五人が一斉に彼の元に駆け出した!
「所詮貴様らは俺の操り人形だ」
「黙れ!俺は俺達の意思で戦う、こいつらと一緒にな!」
とアサルトアイは前に出ると
「いくぞ!お前ら・・・合体だ!」
「「「「おう!」」」」
「(え?そんなシステムあったんだ・・・)」
「(どうしよう、思わず"おう!"って言ってしまった・・・)」
途中、いろんな事を考えてる奴がいるが、気にしないでほしい。
「アサルトユニゾン<強襲合体>!」
アサルトアイがそう言うと、ヴァリオンは変形した、一機はメガブラスターと合体、一機は腕に一機は足に合体した。
「これが・・・俺達の・・・!」
「(多分)切り札だ!!」
彼らは高らかに叫んだ、機体の大きさは一回り大きくなっただけだが、メガブラスターはアサルトブラスターに
アサルトブレードは更に強力な物になり「エッジオブクレイモア」にとパワーアップを遂げた・・余計なこと思ってる奴がいるが気にしない。
「・・・ほう、ご立派な物だ」と龍牙はレイヴァーを離させようとすると
「まだ終わっていない!」
アサルトアイ・・・いな、アサルトドラグーンは懐に駆け出すと。
「ふん、そんな物が・・・!」
「喋るな!あなたを・・・修正してやる!!」とアサルトアイはアサルトドラグーンでひたすら龍牙のレイヴァーを殴り始めた。
「ぐあ!」
「まだまだ!!」
ひるむレイヴァー、そして殴り続けるアサルトドラグーン。
「ぐ・・・!」
殴られ続けるレイヴァー、そしてそれの最中、彼は思い始めた。
「(何故だ・・・!何故こいつらはそこまで・・・!世界・・・いや俺を・・・!!)」
彼はそれを口に出そうと決意した。
「お前ら・・・!何故、そこまでこの世界を守りたがる・・・!!」
「誕生の過程がどうあれ、親友が出来て良かった、この世界で生まれて良かったと思っているからです!」
彼の言葉にアサルトアイはそう答えると、一旦動きを止め
「だから・・・その思いを・・・あなたに伝えます!てりゃああぁぁぁーっ!!」と蹴り飛ばし、地に激突させた!!
「・・く・・・」
半壊したレイヴァー、そのハッチから一人の少年が降りた。
「・・・総帥・・・」
とアサルトアイは着陸するとパイロット全員ハッチから降りると、ドラえもんもハッチから降りた。
「・・・お前ら・・・そこまでこの世界を気に入ってると・・・!!」
「そうです・・・」
「俺達クローンはオリジナルという光とは相容れない存在・・・なら奴らオリジナルに俺達という命を弄んだ事を
後悔させてやるしか無い・・・」
「そんな事しなくたって良い!例えクローンでも自分は自分です!自分はオリジナルとは違うんです!!」
「・・・!!」
アサルトアイの説得に彼は・・・
「・・・分かった・・・世界粛清をやめる」と答え、通信機を出した。
「・・・今までご苦労だった・・今日『ディバイン・ジャッジメント』を解散する」
と解散表明を出した
<な・・・?何故、いきなり・・・!>
確かにいきなりであった・・だが彼は
「結局、俺もあいつも間違ってたって事だ・・・命令・・・いやお願いだ、組織から出て・・・お前達は自分の道を歩め」
<・・・分かりました・・・>
彼は通信を切った、ここであまりにもあっけなく組織が解散された・・・まるで運命の歯車が動き出すための打ち合わせのように。
「見事だ」
そこに何者かの声が聞こえた。
「だが、お前達にはもっと戦ってほしかった・・・見ていて楽しかったぞ!アッハッハッハッハ!!」
「貴様・・・何がおかしい!」
とアサルトアイは声の主を探し出すと、空中で見つけると銃口を向けた。
「お前は・・・!最低だ!!」
とマルチブラスターを放った!!が
「!?」
何とバリアで掻き消された、そのバリアを張ったと思われる人間が彼の隣にいた。
「慌てるな・・・今、降りてやる・・・」
とその声の主は隣にいる人間と共に降り立った、その姿は
「な・・・お前は!!」
「のび太君!!」
「それに・・・私のオリジナルも・・・!!」
行方不明になっていた野比のび太と源静香だった。
「のび太・・・貴様、感じが違うぞ?」
「ああ・・新羅龍牙か・・・ククク、これも次元を超えた因縁か?」
「貴様・・新羅隆司から行方不明だと聞いていた・・一体どこで何をしていたんだ!!」
「さぁな?主に言えば俗物ゴリラと狐顔を殺す準備だな」
とのび太は笑みを浮かべてそう言い放った!
「貴様・・・!笑顔で人を殺すとか言うんじゃねえええええ!!」
とゴウタケは激昂し彼に殴りかかった!が
「な・・・!!」
それはバリアで防がれた・・・
「私はシズ、シズ・カール、のび太の守護者・・・」
「!?」
と静香はそう言うと、超能力でゴウタケを投げ飛ばした。
「静香ちゃん!?何故、そんな能力が・・・!!まさかのび太君!」
「そうだ・・・静香ちゃんは誘拐しシズ・カールとして俺が調整した・・・」と答えたのび太・・・ついに運命の歯車が動き出した。
続く
〜オマケ〜
ギアオブデスティニー
詳細:ぶっちゃけαの最終話
野比のび太
詳細:ひょんな事から憎悪の神の力を手に入れた。
元々憎悪が強かったのでデスペラトゥが憑依した事により負の感情が爆発的に増加、それにより性格が残酷に変貌した、
憑依とは言っても決して人格が支配されてるわけではない。
デスペラトゥ本人はただ彼を心配しており、自分が憑依・・・正確には融合した事により性格を変化させてしまった事を後悔している。
シズ・カール
詳細:分かる人には分かる名前、これは夢幻大冒険参照である。
エピソード9「デウス・エクス・マキナ」
「君って奴は・・・!人を何だと・・・!!」
「思ってるんだ?だろ、答えはサンプルだ」
「僕は君をそんな人間に向かわせた覚えは無い!!」
とドラえもんは激昂しのび太に殴りかかった!
「・・・ほうお前を動かすのは・・・仲間、そして人間への罵声か・・それじゃ遅すぎだ」
「・・・!」
のび太の言葉に彼は返す言葉も無かった。
「さぁ・・・始めるぞ!神と機械・・そして凡人の歴史的戦いをな!!」
とのび太は高らかに叫ぶと二つの武器「デスブレードトンファー」を構えた
「・・・ドラえもん、静香って奴は俺達に任せろ・・・片付けた後、援護に向かうからよ」
「分かった」
とキッドにそう返答したドラえもんは「Ωカイザーギア」を取り出した。
「変身!!」
と変身をするとのび太の元へ駆け出した。
「くそ・・・手が出せない!」
彼らは源静香に苦戦していた―戦闘能力の高さ――それもあるが一番の要因は彼女がドラえもんの親友の一人で、
またミナートのオリジナルでもあるから手が出せないのだ。
「くそ・・・!のび太って奴!ドラえもんの親友にしては酷い事やりやがる!!」
キッドはそう吐き捨てながらもシズ・カールこと静香に空気砲を撃ち続けているがそれもバリアで弾かれる。
「私はただのび太君の為に戦う・・それだけ・・・」と静香は光線を放った。
「このままじゃ持たんぞ!」
カイゼスは光線をフォトンブレードで受け止めた。
「だったら説得するまでだ!少々乱暴の!」
とアサルトアイは静香の目の前へ駆け出した。
「おい!静香とやら!お前は操られているんだ!俺のオリジナルのび太に!!」
「私が愛しているのはのび太さんだけ・・・操られているならそれも良いわ!」
「おい!!いい加減目を覚ましやがれ!!」
「だから、もう操られてるって言ってるでしょう!もう!!」
「そう言うあなた達が操られているんじゃない?」
もはや耳を貸さなかった。
「操られている事に気づかない、それでは俺と同じだ!代行と言う催眠にな・・・!!」
「クローンという事実に怯えていたあなたが言う事など!!」
「何で、あんなに酷い奴を好きだと言いやがるんだ!?俺が同じ立場で好きな奴があんな性格じゃ別れるっつーの!!」
「誰にももてないゴリラのクローンが言う事ではない!」
「ぐ!!」
静香は洗脳されていると同時に毒舌になっていた。
「おい!静香!お前はそれで良いのか!あいつはお前の友達を殺すかもしれないんだぞ!!」
「私にはのび太さんがいればそれで良いの!!」
「キッドさんの言う通りです!友達と一生会えなくて良いのですか!?」
「永遠の命を持つ者に言われたくはないわね!!」
「セニョリータ、あんな奴と別れて俺と・・・」
「・・・却下」
折角の説得をエル・マタドーラが拙くしてしまった。
「静香!俺達の事も忘れてしまったのか!?」
「ふん、何であなた達の事を覚えておかなければ・・・」
「お前はのび太に操られているんだ!俺達がその呪縛から・・解き放ってやる!いくぞ!!」
とシュヴァイツは静香目掛けて殴りかかった!
「力押しでは私の結界は破れんぞ」とバリアで防いだ、それは予想の範囲内だった。
「いけ!」
彼の掛け声で一斉に源静香の目の前へ駆け出した。
「マルチブラスター・エアブラストモード!!」とアサルトアイはマルチブラスターで空気砲以上の空気の塊をバリアにぶつけた。
「おらあぁぁぁーっ!!人間版トゥインファング!!」
とホネスとゴウタケはメガクローを装備するとそのままバリアに突撃、引っ掻き続けた。
「アタックラッシュ!!」
とミナートはウィップロッドで叩き続けた。
「おおおお!!クロォスマッシュ!!」とデキスは手裏剣のような武器を取り出すと、それを思いっきり投げた!
「こ、この程度で私の結界は・・・!!」
「総帥!後を頼みます!」
デキスの言葉で龍牙は助走すると
「ぬおおぉぉぉぉーっ!!はあぁぁぁっ!」
と殴り続けた、するとバリアに皹が
「な!?やはり新羅隆司のクローンという事か!?」
「終わりだ!」
と思いっきり殴りつけるとバリアは消滅した!!
「な!?」
「まだまだ!!」とそこにキッドが空気砲を静香の方向に向けた。
「ドッカァァーンッ!」
と空気砲を放った!
「わ、私は・・・私は・・源・・」と言葉を切らすと気絶した。
「・・・先程の言葉、どうやら正気に戻ったようだな」
「ああ、早くあいつの援護に向かうぞ!」
と彼らはのび太と戦っているドラえもんの方向へ駆け出した。
「く・・・強い!?野澤よりも・・・!!」
「ふん!あんな軟弱者と一緒にしては困る!」
彼はのび太に圧倒的に押されていた、やはり機械といえど神には敵わないという事か。
「ふん!」
「うわあぁぁぁぁーっ!!」
ドラえもんは蹴り飛ばされ、大きく飛ばされた。
「うぅ・・・」
ドラえもんはそのまま立ち上がれなかった、彼の蹴りは軽きとは言え相当のダメージになった。
「全く・・・俺と共に来れば良かったものの・・・」とのび太はドラえもんに対し吐き捨てると
「く・・・」
ドラえもんはただ彼を見つめた。
―ついに来たな、憎悪神のび太・・・―
―貴様・・発動させるのか!?それなら貴様が行って止めてくれればよいだろうが!!―
―俺が行ったって何になる?ククク、まぁ行ってやってもいいが嫌だな―
―!?貴様・・・許さん!―
と野澤は激昂しゼクロスに剣で斬りかかった!が
―これはな「井の中の蛙」って奴だ―
ゼクロスはそれを簡単に受け止めた。
―な!?貴様も・・・神の力を!?―
―ああ、その通りだ・・お前よりも遥かに前にな・・・―
―それじゃあ・・・「デウス・エクス・マキナ」システムはお前の・・・!!―
―ああ、その通り、あれには俺の細胞が使われている・・・―
―何だと!?―
野澤はゼクロスの言葉に驚愕した。
―機械仕掛けの神・・・それに近い機体を嫌という程異世界で見てきた・・・俺は機械仕掛けの神を実際に見てみたい・・・
ただそれだけだ・・・何故ならば機械が神<機神>になれば普通の神よりも強大な存在になるからだ―
―き、貴様・・・―
―安心しろ、あれは自動で解除できるからな・・・まぁ悪く言えば解除しない限りそのままだがな・・・―
―だが・・・―
―だが、何だ―
ゼクロスは一寸間を置くと
―発動する前に精神を集中させないと・・性格が変貌する・・もしそれを知らずに発動させたら・・どうなるか分かるだろ?・・・―
―性格が・・・本人とは思えない程残酷で冷徹になる・・・―
―その通りだ―
とゼクロスは冷徹に言い放った。
―デウス・エクス・マキナシステムを発動した状態のドラえもんはのび太を遥かに越える戦闘能力を持つ・・・
果たして奴は運命に従い彼を殺すのか・・・?それとも・・・ドラマみたいな逆転劇でどうにかなるのか・・・
想像するだけでも楽しみだ・・ククク、フハハハ!!―
―・・・!!(俺を野望から救ってくれた・・・お前達・・・絶対に奴の思い通りにはなるな・・・!でないと世界は・・・!!)―
それは純粋な願いだった。
「止めだ・・・!!」とのび太がデスブレードトンファーを剣に変化させると、それを突きつけた。
―テトラクテュス・グラマトン(神の代行者)―
ゼクロスがそう呟いた、すると・・・
<対象敵、神ト任命・・・>
その後、"Deus ex machina system Movement"と音声が鳴り響いた。
「え!?」
驚愕するドラえもん。
<デウス・エクス・マキナシステム・・・発動・・・解除と命令しない限りこのシステムは永遠に稼動します>
次の瞬間、彼の体が輝き・・・魔方陣が描かれると、その時にはドラえもんの姿がなかった。
「何だ!?」
「ついに・・発動してしまったか・・・」
アサルトアイはそう呟いた。
「!?な、何だ・・この感じは・・俺が怯えてるというのか!?」
その瞬間・・・
「・・・」
魔方陣からドラえもんが出現、光が翼を模り両手には・・・5メートルはあるであろう大剣が握られていた。
「点検・・同調終了」と目の色が黄色に変化したドラえもんは不適な笑みを浮かべながらそう言い放った。
続く
〜オマケ〜
デウス・エクス・マキナシステム
詳細:機械仕掛けの神の意を持つシステム。
これにより最強の神<機神>になれるが発動前に精神を集中させないと自我が変貌しシステムを解除させない限り、
人格や性格は元に戻らない。
この話は続きます。