DEBUNOTE~前編~

すずらんさん

 

このノートに名前を書かれた人間は 太る。

書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない。

名前の後に人間界単位で40秒以内に太る原因と体重を書くと、その通りになる。

名前の後に原因と体重を書かなければ全て糖分の取りすぎと体重80キロとなる。

原因と体重を書けば更に6分40秒間、詳しい太る状況を書く時間が与えられる。

デブノートに触った人間には、このノートの所有者でなくとも、元持ち主の死神の姿や声が認知できる。

デブノートの所有権を放置したら、デブノートにまつわる記憶を失う。だが、デブノートの一部にでも触れれば記憶は全てよみがえる。

デブノートで操れる太る時間は、人間界単位で23日以内である。

デブノートに一度書かれた人間の体重は、変更することができない。

デブノートに書かれた名前を消すと、体重は元に戻る。(23日以降でも)


夜神のび太。小学5年生。成績はいつも優秀。

ケイジ「のび太ぁぁぁ。また100点取ったのか?」

のび太「まあね」

同い年のケイジ君とは仲がいい。

のび太「まって。これギャグ小説にするんでしょ!?なんでこんなにシリアスっぽいの?」

ケイジ「知らないよ!俺に聞かないでよ」

白昼「やぁ諸君。一緒に帰らないか?」

イキナリ現れたこの人は白昼の残月というカッコいい名前の2人目の友達。

のび太「・・・明らかに性格変わってない?」

白昼「よいではないか!ところでノビータよ。また100点かい?」

のび太「いや、僕ノビータじゃないからね?うん。100点だったよ」

ケイジ「俺にとっては結構難しいテストだったな」

そんなこんなで2人とも別れ・・・。

のび太「無理やり会話を終わらすなクソ野郎!!」

彼は黒いノートを発見した。

のび太「無視!?はいはい・・・って本当にノートが落ちてたし」

ノートがないと話にならないだろバーカ!

のび太(さっきからムカつくナレーションだぜ・・・って何これ?)

「DEBU NOTE」

のび太「デブノート?」

彼は説明書を読んだ。

のび太「何なに?このノートに名前を書かれた人間は太る・・か」

ジャイ「よう。貴様、このノートを拾ったな?」

のび太「わあ!誰!?」

ジャイ「俺は・・」

こいつはこのノートを落とした死神で、ジャイアンという。

ジャイ「勝手に紹介すな!おっほん。とにかくそうゆうものだからヨロシク」

のび太「なんだか知らないけど、ママに見つかると厄介だしなぁ」

ジャイ「その点は・・・」

安心してくれ。ジャイアンはノートに触ったものでなければ見えないのだ。

ジャイ「さっきから恩着せがましい奴だな!とにかくそうゆうことだからヨロシク」

のび太「さっきから似たようなセリフですね。まあいい。・・・デブノートか」

ジャイ「ああ。嫌いな奴を片っ端から太らせていけばいいさ」

のび太「う~ん、そうだ!うちのクラスのすずらん!あいつさぁ・・・」

数日前。

彼は同じクラスの「ゆう」という女子に恋心を抱いていた。

のび太「だから勝手に言わないでくれる!?最悪!」

ゆうとすずらんは仲がいい。しかし、すずらんはのび太が自分のことを好きだと勘違いしているのだ。

すず「やっぱりこの美貌に惚れたのよ!ほほほほ~」

のび太(何を言ってんだか)

・・・・・・・・

のび太「よし。その美貌とやらをつぶしてやる!NAHAHAHAHA!」

ジャイ「・・・・・・・」

のび太「ってちげぇよ!!なんだよ今の笑い方!クールな僕としたことが・・・」

自分で言うなよ。

のび太「おんめぇがそーゆー設定にしたんだろーがああああ!!」

んでもって、家に着いた。

のび太「無視かよ・・ただいまー!」

ママ「おかえり。テスト返ってきた?」

のび太「うん。また100点取ったよ!」

ママ「まぁ偉いわね!今日もご馳走よ!」

のび太「わーい!じゃあ僕宿題やってくるね」

部屋に行くのび太。

のび太「むふふふふ・・・『手越山P・ジャニーズ・LOVE・すずらん』っと。よし!」

ジャイ「ちょっと待て。なんだこの名前は?明らかに長すぎだろ!」

のび太「しょうがないじゃん。こうゆう名前なんだし」

ジャイ「そっかー。ってそっかーじゃねーよ!本当に本名なのか?」

のび太「現実では本名じゃないけど物語の中ではこの名前だよ」

ジャイ「あ、そう」

一方・・・手越山P・ジャニーズ・LOVE家では。

すず「あ~お腹空いた。お菓子食べようっと」

ゆう「太るわよ」

すず「いいのよ~」

10分後。

ゆう「え!?もうアイスクリームに・・・チョコレートやクッキー、しかも砂糖がたっぷり入ったマーマレード入りのクレープを

   全部食べちゃったの!?」

すず「そうよ。てか、なんか太ってる気がするわ」

ゆう「・・・じゃあ体重計に乗ってみたら?」

すず「ええ。ってンギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!????」

ゆう「何!?ってEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!」

体重、80キロ。

すず「何よこれ!!てか、のび太くんに嫌われるぅぅぅ!!!!」

ゆう「嫌われるどころじゃないと思うわよ。今のあなた、カナリみったくないし」

※「みったくない」意味・・・みっともないorブサイク。

すず「最悪じゃぁぁぁ・・・」

一方。野比家。

のび太「かなり困ってるようだな」

ジャイ「そのようだ」

のび太「この調子でどんっどん太らせよう!次は安雄だな。あいつは俺の恋愛シュミレーションに非常に邪魔な存在だ」

ジャイ「そうなのか?」

のび太「当たり前だ!」

100年前・・・。

のび太「生まれてねーよ!」

失礼。1日前・・・。

のび太「昨日って言えよ!」

また失礼。昨日のこと・・・。

のび太「ねぇ、ゆうちゃん」

安雄「ゆーちゃぁぁん!今日一緒に帰ろうよ」

ゆう「ええいいわよ。で、野比くん、なぁに?」

のび太「なんでもないよ。(本当は一緒に帰りたかった!)」

というわけで。

のび太「必ずあいつは邪魔してきた。今日休んでせいせいしたね」

ジャイ「悪いけど、デスノートは持ってないんだよ」

のび太「デスノートだったらパクリじゃん。よし、田中安雄っと・・・」

ジャイ「そもそもこの物語自体、パクリでしょ。てゆうかなぜに田中!?」

のび太「どうなってんだよナレーション!?」

知らん。そして次の日。

のび「流すなぁぁぁぁ!!!!!」

ジャイ「お前モナー」

のび太「あれぇ、手越山P・ジャニーズ・LOVEさぁん。太ったぁ?」

すず「ええ、太ったわ・・・・最悪よ。のび太さんに嫌われるわね」

のび太「嫌いどころか目にも映ってないから」

すず「NAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」

のび太「あらぁ?安雄。太ったぁ?」

安雄「そうだよ、ポテチ食いすぎたらこのザマさ・・・」

ゆう「田中くん。なんかカッコ悪くなったわね」

スパッという人。

安雄「がああああああああああん!!!!」

数日後。安雄とすずらんは自殺したとさ。

一方・・・世間ではこうした現象を体重の神様『キラ』と呼ぶようになった。

しかし、それに反対する奴らも出てきた。そう、世界一の名探偵・・・。

ドラ「ドラ焼き追加してくださいついでにお茶も持ってきてください」

この棒読みロボットの『ドラ』である。キラ対策に『銅鑼崎』という偽名を使っている。

のび助「はいは~い」

野比のび助。キラ事件捜査部長として、キラ捜査の指揮を執る。のび太のパパ。

のび助「うわ、また増えたな。太った奴が」

ドラ「のび助さん。お宅のお子さん・・・のび太さんと言いましたよね」

のび助「それがどうかしたのかね?」

ドラ「なんか怪しく思えてくるんですがどうでしょうか」

のび助「ンなっ・・・!わが子を疑うのか!!ああん!?どうなんだね!?」

ドラ「疑ってるほかに何があるんですか。捜査部長が何ほざいてるんですか」

のび助「君!・・・無礼だぞ!無礼打ちだぞ!」

ドラ「殺人罪で逮捕しますが」

のび助「な、なははは。もちろん冗談に決まっているじゃないか」

ドラ「冗談言ってる場合があったらキラの捜査を徹底してほしいものですね」

のび助「・・・・・・・」

とことん言われまくりののび助であった。完・・・!

のび助「終わらすなタコ!!」

ドラ「ナレーションはタコじゃありませんが?」

切りがないので一旦カット!!

のび助「カットすな!」

一方野比家では。

のび太「はははは!僕がキラだって。笑っちゃうよ」

ジャイ「そんなことよかそろそろミュージック・ステーシ○ンが始まるよ」

のび太「今日はシズシズも歌うんだよね」

ジャイ「シズシズカワイイのにさぁ、歌はグロいよね」

のび太「そうかなぁ」

♪アリス~アリス~僕らのアリス~願う~ならば~腕をくだ~さい

※「歪みの国のアリス」主題歌(多分)

のび太「あ、ケイジ君からメールだ」

ジャイ「だからグロいっちゅーの!それ着メロにしたらアカンて!」

のび太「今日のシズシズは今のやつを歌うんだぁ。でも確かもう一曲歌うような・・・」

メール内容

『ミュージック・ス○ーション始まったよ!シズシズ2曲歌うんだよ!

のび太は知ってた?』

のび太「同じところを隠せよ!!」

ジャイ「つーか歪みの国のアリスって絶対知ってる人少ないって!」

※興味ある人は検索してみてね。(その後グロくて吐き気しても作者は一切の責任を負いませんのでご了承ください)

のび太「そうだねー。グロいし怖いし・・・人間型のしかも喋るストロベリージャムパンなんてあるか?」

ジャイ「あるわけねーだろ!大体テメーにしかわからんネタを使うな!」

のび太「お?シズシズキタ―――――――(゜∀゜)――――――――」

ジャイ「話を聞け!しかもキタ―――!って2ちゃんねるじゃないんだぞ」

のび太「お~。アリスの格好で登場だ!赤いワンピースに白いエプロン!萌え~」

ジャイ「聞けって!萌え~じゃなくて!最初のクールはどこ行ったんだよ!」

のび太「てか、最近2ちゃんねるの流石兄弟が何気に好きなんだよねぇ」

ジャイ「知らねーよ!だからテメーにしかわからんネタを使うなと言ったばかりだろ!」

のび太「だってお前こそさっき『お前モナー』って言ってたジャン」

ジャイ「・・・それはそれ。これはこれ」

のび太「・・・・」

タ○リ『さて、この後シズシズこと、弥静香ちゃんが新曲を披露です』

※『弥静香』読み方『あまね しずか』

ジャイ「まって、新曲ってことは作者オリジナルか!?」

のび太「作詞作曲SUZURANだって」

ジャイ「もっとヒネろよ!!第一、あいつはこの小説で死んだだろう!」

のび太「それはそれ、これはこれ。だってあいつ小説では小学生だよ」

ジャイ「・・・で、タイトルは?」

のび太「『UDE☆ASI☆プリーズ』だって」

ジャイ「・・・・うわあああ・・・・」

静香『はーい!シズシズの新曲!みんなで歌っちゃおう!!』

ジャイ「歌っちゃおうって!」

まぁだまだ行くよぉ!腕足プリーズ!腕足プリーズ!あなたの大事な腕足プリーズ!

腕足プリーズ!腕足プリーズ!包丁で切っちゃうぞ☆

のび太「今のがサビか」

私は腕も足もない 可哀想な女の子 私に腕を足をください

くれないと 力ずくでも取っちゃいます♪ それがイヤなら素直に渡してください♪

※なんの替え歌でもないです。オリジナルです。好きに曲をつけて歌ってね♪(誰も歌わねーよ)

ジャイ「こえーよ!!」

タ○リ『はい、大変可愛らしい曲でしたね』

ジャイ「どこが!?てか黙ってたけどさぁ」

のび太「どうしたジャイアン」

ジャイ「サビの部分ってなんか『巫女みこナース』に似ている気がするのは俺だけか?」

のび太「・・・そういえばそうだな」

ジャイ「あいつマジでアク禁になりたいのか!?みんな!決して『巫女みこナース』を検索してはいけないよ!

    デブな死神からのお願いだよ!」

のび太「検索されたら間違いなくこの作者の人生が終わるな」

ジャイ「でも作者はフラッシュで見たんだろう?ならフラッシュのせいにすればよし!」

のび太「・・・・いいのか?」

ジャイ「てゆうかこんなくだらない会話どうでもいいから話進めようよ」

翌日。

先生「えー。このたび、田中くんと手越山P・ジャニーズ・LOVEさんが亡くなりました」

ケイジ「安雄にすずらん・・・太ったのが原因か・・・・」

白昼「自殺と考えますかそれともキラと考えますかぁ!?諸君!」

ケイジ「キラじゃない?」

のび太「僕は自殺だと思うね。キラなんているわけがない。太ったのはその人の責任だからね」

ジャイ「ようやくクールに戻ったな」

ケイジ「キラが太らせて自殺に追い込んだと考えられないか?」

のび太「そんな非常識あるわけないだろ」

白昼「まぁったく相変わらずク~~~ルだねぇ」

放課後・・・・。

のび太「じゃーねー、ケイジ君と白昼」

ケイ&白「ばいば~い!」

のび太「さてジャイアン。シズシズはキラを支持しているようだが、それって僕のこと好きなのか?」

ジャイ「そんなわけないだろ。考えろや」

のび太「・・・・・・」

一方で。

ドラ「のび太くんの部屋に監視カメラをつけましたこれでボロが出ますよ」

のび助「絶対やってないって」

そして。

のび太「・・・・?(何かおかしい・・・・本の上に溜まっていたほこりが無くなっている・・)」

誰かが侵入した!?そんな馬鹿な!そうか・・・今日はママ昼寝をしたと言っていたな・・・。

監視カメラ・・・・

ドラは僕を疑っている・・・・

監視!?しかし押入れの方にはそのような気配はない。つまり机周辺だけ・・・。

ならば・・・この物語のパクリ先の「デスノート」でやった通り、ポテチの袋にノートの髪を忍ばせれば・・・。

よし・・・。

ドラ「のび太くんの様子は普通ですね。さて、ノートに何か書いていますねズームアップしてください」

王ドラ刑事「はい。おや?算数の宿題のようですねぇ」

のび太『・・・・(よし、ポテチを探るようにして・・・・白昼の残月・・・と)』

のび助「お、おい!ドラ!」

ドラ「どうしましたか捜査部長?」

のび助「また、太った奴が・・・!!」

一方。

白昼「ンなあああああああ!!!これはどうゆうことだああ!ケイジ!!」

ケイジ「知らん!キラにやられたんだろう!」

じおす「どうしたんだよケイジ」

ケイジ「あ、兄ちゃん!」

じおすさん・・・ケイジくんの兄。

ケイジ「それがさぁ」

じおす「何!?残月くんもやられたのか!」

白昼「そうなんですよ~。もうマイクロダイエット頼まないと」

※「マイクロダイエット」ドリンク、スープ、リゾット、ゼリーの四つのタイプから選べるダイエット食品。

ケイジ「なんでココの作者はこんなことまで知ってんだろうな」

じおす「・・・・」

一方・・・

のび太「これでなんとかなるだろう・・・」

次の日には、監視カメラは外されていた・・・・。

一方で静香は・・・。

静香「いいなぁ~あたしもキラになりたい」

??「ならばもう一冊のノートを渡そうではないか」

静香「アンタ誰!?」

スネ「わたしはスネ。このノートの持ち主だ」

スネはメスでもなくオスでもない死神。

静香「そう・・・そのノートくれるの!?」

スネ「渡してやってもいいが、ゆめゆめ遊び半分で書くなよ」

静香「はぁ~い。約束しま~すぅ」

後に、静香がこのノートでメチャクチャに人を太らせることとなる・・・。

前編、完。



後編『DEBU NOTE the Last name』

近日公開予定。

 

DEBUNOTE

~後編 the Last Name~

 

前編を効率よく振り返ろうコーナー!!(はぁ?)

主人公・夜神のび太はデブノートを帰り道に拾った。そこで出会ったのは、ノートの持ち主の死神、『ジャイアン』だった。

彼は憎きすずらんと安雄を太らせ、自殺にまで追い込んだ。そんな中、世間ではのび太のことを『キラ』と呼ぶようになる。

しかし、世界一の名探偵ロボット『ドラ』はキラを嫌う。(ダジャレじゃないよ)

同時にドラは、キラはのび太なのではないかと疑い始め、監視カメラをつけるも、のび太は不審な行動を起こさない。

そればかりか、のび太の親友・白昼の残月がのび太の作戦により、太ってしまう。

そんな中、のび太とその親友・ケイジが夢中のアイドル・シズシズも、デブノートを拾う。



静香「アンタ誰!?」

スネ「わたしはスネ。このノートの持ち主だ」

スネはメスでもなくオスでもない死神。

静香「そう、なの・・・?で、そのノートくれるの?」

スネ「渡してやってもいいが、ゆめゆめ遊び半分で書くなよ」

静香「はぁ~い。約束しま~すぅ」

スネ「怪しい返事だな・・・まあ信じよう・・・」

翌日・・・。

のび太「今日はケイジくんとじおすさんと残月が泊まりに来るんだ!それと、昨日転校してきた文矢くんもね!」

ジャイ「それはよかったな。ところで・・・いつ来るんだ?」

のび太「さぁ?それと!ゆうちゃんも来るんだ!」

♪アリス~アリス~僕らのアリス~願う~ならば~腕をくだ~さい

のび太「あ、ケイジくんだ!」

ジャイ「いい加減にしろよ!その歌で何人のチビッコが泣いてると思ってんの!?」

のび太「・・・・さぁ?」

ケイジ『もしも~し。ケイジで~す。今、神成さんの家の前にいるんだ~』

ツー・・・ツー・・・ツー・・・

のび太「それだけ!?」

♪アリス~アリス~僕らのアリス~願う~ならば~腕をくだ~さい

ジャイ「しつこいわぁ!」

ケイジ『もし~?今、小学校の前にいるの~』

1分後

ケイジ『もし~?今、裏山にいるの~』

のび太「遠くなってってない!?」

ケイジ『嘘嘘。今あなたの家の前にいるんだ』

のび太「あ、そう・・・」

♪アリス~アリス~僕らのアリス~願う~ならば~腕をくだ~さい

ジャイ「勘弁してくれ~(泣)」

ケイジ『もしもし~?今、あなたの後ろにいるのだ~~~』

のび太「残念だったな!僕の後ろは窓さ・・・ギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

窓にケイジがへばり付いてた(笑)

ケイジ「ぐっも~に~んぐ♪のび太。元気ハツラツ~?」

のび太「オフコース!って違ぇよ!!なんでわざわざ窓にいるんだよ!しかももうそろそろグッドアフタヌーンの時間だぞ!」

ケイジ「なんとなく!文矢くん達はまだ来てないのかい?」

のび太「そろそろ来る頃さ☆」

ケイジ「キザな☆はやめろ!」

ジャイ「もうどっちがボケかわかんねーよ!」

ジャイアンが陰のツッコミでした。

のび太「そうだ!ゆうちゃんは3時頃来るって言ってたからその間に模様替えをしよう!」

ケイジ「お前さぁ、ゆうちゃんの話になると燃えるよね」

のび太「当たり前だろ☆」

バッチリウィンクして、歯もキラッと光らせる。しかも親指まで立ててみせるのび太。

ケイジ「・・・・・・・・」

ケイジ、呆れるの図。

ケイジ「そういえば兄ちゃんと残月も3時頃来るってさ」

のび太「そうなのか」

文矢「こんにちは~」

のび太「文矢くん!こんちは!!」

文矢「立派な家だね。部屋もかっこいいし!」

あっという間に模様替えをしたのび太。白黒のタイルの床や壁に机もガラスの物にしている。

その机の上には白黒の透明なチェスがおいてある。

ちなみに家もジャイアンが模様替えをして大富豪風にした。

そして、雑談すること約2時間・・・。

ゴーン・・ゴーン・・ゴーン・・

のび太「3時だ!姫が来るぞぉ!バラなんか用意しちゃって!そうそう!もっともりあえげるあういhどぅい!!」

文矢「落ち着け!!それより、頼んだピザが来ないのだが・・・」

のび太「勝手に頼むなよ!誰が支払うんだ!?」

ケ&文&ジャ「のび太」

のび太「・・・・・・・・(泣)」

ジャイ「ま、俺は食わないからな。第一、死神はリンゴしか食わないし、ケイジたちにも見えてないだろうしな」

のび太「そうゆう問題じゃないわよ!」

ケイジ「誰と喋っているのだ!?」

文矢「大丈夫?いい精神科紹介しよか?」

のび太「精神科を消化してどうする!」

文矢「紹介って言ったんだ!」

ピーンポーン

のび太「姫だ!きっと姫だ!」

ケイジ「い~や、姫じゃないね」

のび太「姫だといったら姫なのだ!王子である私が言うんだ間違いない!」

ピーンポーン

のび太「待っていなさい!今香水ぶっかけてバラ持って出迎えるからね!」

ピーンポーン

のび太「もう!姫はせっかちだなぁ」そう言いつつ、ドアを開ける。

のび太「姫!我が家へようこ・・・へ?」

じおす「・・・・・のび太くん何やってんの・・・?」

思いっきり変人扱いされたのび太であった。ちゃんちゃん♪

のび太「チャンチャンマンはすっこんでろ!あ~っとじおすさん!ど~ぞお入りになって・・・」

じおす「は、はぁ・・・」

5分後。またチャイムが鳴った。

のび太「今度こそ姫だ!!ヘーイベイビー。我が家は気に入ってくれたかな?姫?」

残月「・・・・よう・・・頭大丈夫か?」

のび太「ゲッ!ざ、残月・・・」

更に5分後。ピーンポーン

のび太「ケイジと文矢はいる!じおすさんも来た!残月も来た!残るは姫!!」

ドタドタドタドタ!!!!!!(階段を駆け下りる音)

バタァンッ!(ドアを開ける音)

のび太「姫ぇ!どうぞ入りたまえ!」

ピザの配達員「はぁ?」

のび太「くるしゅーない!ちこーよれ!って・・・!?」

配達員「あ、ピザをお届けしました~・・・1200円ですぅ・・・」

のび太「あ、はい!オカネね!ハイハーイ!1200円持ッテキタヨ!サッサト帰レ!釣リハイラネエ!」

配達員「んなこと言ってもお釣りはないんですが・・『サッサト帰レ!!!』は、はい・・・」

そして。のび太はショックで部屋に閉じこもっていた。

ピーンポーン。

ケイジ「今度は姫かもよ」

のび太「知らん!またどうせくだらんババアかジジイだろ!」

ケイジ「俺が出るよー。恨むなよ。いいのか!?」

ピーンポーン!ガチャッ

ゆう「あの~。誰かいないの~?」

のび太「キラッ!(のび太の目が光る)どけ!ケイジ!今行くよおおおお!」

ドランバタタタタタン!!!

のび太「姫!お待ち申し上げておりやした!」

ゆう「あ、こんにちはw」

部屋では。

ケイジ「なんだよ。もう・・・」

じおす「あははは。まったく、ついに頭がイカレたのかと思ったよ」

残月「僕の方がカッコいいのに・・・」

文矢「知らんわ!おや?これは今日発売の雑誌じゃないか」

じおす「見せて。お!ケイジ~。シズシズが乗っているぞ」

ケイジ「見せて!!わあお可愛い!あ、コメントだ。どれどれ・・」

文矢「ケイジってシズシズが好きなの?」

残月「そうだよベーイビー。まったくあきれ返るぜ」

ブッ!!!!

ケイジはジュースを思いっきり噴いた。

残月「!?どうした静香オタク・・・もといケイジよ!」

ケイジ「ゲホッゲホッコレ見ろよ!」


見出しには『シズシズちゃんの最近を探ろうコーナー』とあった。


「リポーターの抹消さんがシズシズにインタビュー!」

抹消『静香ちゃんは最近いい事とかある?』

静香『最近のいい事ですかあ?そうですね~。私も”キラ”になったことかな』

”私もキラになったことかな”

わたしもきらになったことかな

ワタシモキラニナッタコトカナ

WATASHIMO”KIRA”NINATTAKOTOKANA・・・


その部分だけが、みんなを凍りつかせた。

のび太「やあ、どうしたの。凍り付いちゃって」

ゆう「この記事って本当なんですかねぇ?」

ゆうは雑誌を拾い上げて見せた。

のび太「どれどれ・・・?」

ゆう「ところでこの部屋、趣味いいですね。・・のび太くん?」

のび太は『姫』の褒め言葉なんか耳に入らないほどフリーズしていた。


ドラ「なんだって!?源静香が『キラ』だとぉ!?」

のび太達がフリーズしている一方で、キラ捜査の担当に当たっているドラたちには新しい情報が入り込んできた。

のび助「はい。この雑誌を見てください」

ドラに雑誌を渡すのび助。

ドラ「・・・・こんなもの、あてになりませんよ」

のび助「・・・・」

ドラ「ただ世間を騒がせたいだけに決まってます」

のび助「奇遇だな。ドラ。私もそう思ったよ」

ドラ「流石ですね野比さん」※キラ対策のため「夜神」ではなく「野比」としている。

のび助「流石だなドラ」

二人「「流石だよな俺ら」」

ドラ「ってなんで流石兄弟のネタ使ってるんですか。あなたにしか分からないネタ使わないでください」

のび助「はいはい私が悪うございました!!」

一方野比家。

ゆう「あの、私再生ボタン押すのこれで100回目なんですけど・・・・」

ゆうは一人、ビデオのリモコンの再生ボタンを押し続けていた(笑)

ようやくみんな回復したようだった。

ゆう「あの、一言いいですか?キラって最低だと思います!!」

ケイジ「ふむ。その根拠を聞かせてもらおう」

残月「俺はマイクロダイエットでなんとかやせたが・・・」

文矢「確かに・・・太らせるとは最悪ですな」

じおす「僕もそう思うよ」

のび太「・・・・・・」

ゆう「恨みがあるならちゃんとその人と思いっきりケンカすればいいじゃないないですか。なのに、卑怯ですよ」

のび太「・・・・・・・・・・・・その通りだな。ゆうちゃん。いい事言うじゃないか」

ゆう「そうですか?」

のび太は、その夜、デブノートを燃やした。

一方で静香ちゃんは。

静香「ダイエット食品があるから太らせても意味ないじゃん」

スネ「そうか?じゃあこのノートは捨てるぞ」

静香「お願いします」

こうして、静香もノートを捨て、この世にキラは存在しなくなった。

完!

    出演

   夜神のび太・・・・・野比のび太

   ドラ/銅鑼崎・・・ドラえもん

   弥静香・・・・・・・・・源静香

   夜神のび助・・・・・野比のび助

   ケイジ じおす 白昼の残月 文矢 ゆう 抹消

   nupan(ピザの宅配員) ミサイル研究所 マサリン

   安雄 すずらん


   主題歌「抱いてセニョ○ータ」

   作詞/zo○p
   作曲/渡○未来・真○修
   歌/山下○久


   挿入歌「歪みの国のアリス(タイトル不明)」

   作詞/フ・メイ
   作曲/HUMEI
   歌/弥静香(嘘)


   脚本

   すずらん


   原案(パクリ先)

   「DEATH NOTE」


   プロデューサー

   マイペースな人 元気な人 短期集中型な人 長期集中型な人


   演出効果

   元気爆発効果


   企画

   ドラ・ミュージアム「第二回勝手にドラえもん小説祭」


   製作

   ドラ・ミュージアムの常連:すずらん


   監督

   すずらん


あとがき

なんだったんだろう、この終わり方。

 

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