ドラドラミトークショー
メタルさん 作
第15話「最終回第二部」
最後の『ドラドラミトークショー』の第一部が終了して数分後、新しく建て直されたスネ夫の家の大きな部屋で、
ドラえもんとドラミが最後の『ドラドラミトークショー』の第二部を始めようとしていた。
ドラえもん「いよいよ、最後の『ドラドラミトークショー』の第二部が始まろうとしているね。」
ドラミ「これで『ドラドラミトークショー』は終わりになるのね。さびしくなるわ。」
ドラえもん「そうだけど、最後まで明るく終わったほうがいいでしょう。」
ドラミ「それもそうね。」
ドラえもん「それじゃあ、まずは『ドラえもん』代表のゲストを呼ぶよ。のび太君。入っていいよ。」
ドラえもんがそう言うと、のび太がドラえもんとドラミがいる部屋に入ってきた。
のび太「やっと、僕が『ドラドラミトークショー』に出演することができたよ。」
ドラミ「おめでとう、のび太さん。」
ドラえもん「のび太君。君が最後の『ドラえもん』代表のゲストなんだから、しっかり頼むよ。」
のび太「任せてよ。ドラえもん関連の話には自信があるから。」
ドラえもん「そうじゃなくて、恥ずかしくないように話をしてほしいという意味で言ったんだよ。」
のび太「そうだったんだ。それなら大丈夫だよ。」
ドラミ「(本当に大丈夫かしら?)」
ドラえもん「次は今までのゲストの誰かを呼ぶよ。それじゃあ、ビンゴマシーン、スタート!!」
ドラえもんがそう言うと、ビンゴマシーンが作動し、数秒後、『7』と書かれたボールがその中から出てきた。
ドラミ「『7』は誰なの?」
ドラえもん「『7』は『ぷぎゅる』のカナトさんだよ。それじゃあ、カナトさん。どうぞ。」
ドラえもんがそう言って、『7』と書かれたボールについているボタンを押すと、カナトがドラえもん達がいる部屋に入ってきた。
カナト「久しぶりだな、ドラえもん、ドラミ。オレが最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の
今までのゲストの代表になれるとは思わなかったぜ。」
ドラえもん「おめでとう、カナトさん。」
ドラミ「お久しぶりね。」
のび太「初めまして、カナトさん。ドラえもんから話は聞いています。僕の名前は野比のび太です。よろしくお願いします。」
カナト「ようやく、のび太と対面できたか。こちらこそ、よろしく頼むぜ。」
のび太「そういえば、カナトさんは『ドラえもん』のマンガやアニメ、映画を見ているんだったね。」
カナト「そうだぜ。『ドラえもん』はおもしろいからな。」
ドラえもん「話が盛り上がりそうだけど、まだ最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の新しいゲストを呼ばないといけないから、
まだ始めないでよ。」
のび太「そうだったんだ。誰だろう?」
ドラミ「じゃあ、最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の新しいゲストを紹介するわ。『ぱにぽに』のベホイミさんです。どうぞ。」
ドラミがそう言うと、『ぱにぽに』のベホイミがドラえもん達がいる部屋に入ってきた。
ベホイミ「初めまして、桃月学園1年D組の生徒のベホイミっス。今日はよろしくお願いします。」
カナト「おっ!魔法少女じゃねえか。かっこいいなあ。」
のび太「今の時代、こういう魔法少女に会えるとは思わなかったよ。」
ドラミ「最後の『ドラドラミトークショー』だから、第二部もゲストを豪華にしたのよ。」
ベホイミ「この小説を読んでいるみなさんに言っておくっスけど、今は魔法少女の姿になっているっス。」
ドラえもん「今、この場にいる僕達はベホイミさんの姿が分かるけど、この小説を読んでいるみんなは分からないからね。」
ドラミ「それに今のベホイミさんの姿を普段と同じ、三つ編みにメガネの地味な姿だと思う人がいるかもしれないからよ。」
ベホイミ「そのとおりっス!ところでもう1人、ここへ来ている人がいるっスけど、呼んでいいっスか?」
ドラミ「最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の新しいゲストはベホイミさんだけのはずだけど、誰かしら?」
のび太「もう1人、ゲストがいたの!?」
カナト「サプライズというやつか?」
ドラミ「いいわよ。(おそらく、あの人ね。)」
ベホイミ「もう登場していいっスよー!」
ドラえもん「まさか……!?」
ドラえもんがそう言うと、はねっ毛で橙色の髪をしており、赤ぶちメガネをかけ、
桃月学園の女子用の制服を着た人がドラえもん達がいる部屋に入ってきた。
赤ぶちメガネの人「最後の『ドラドラミトークショー』というわけで登場しました。」
のび太「誰、この人?」
カナト「その姿は……。もしかして、『ぱにぽに』の上原都じゃないのか!?」
赤ぶちメガネの人「今の私の姿は確かに、『ぱにぽに』の上原都ですが、別人なのよね。」
ベホイミ「私も最初は都さんだと思っていたっスけど、正体を聞いて驚いたっスよ。」
ドラえもん「正体を当てていいかなあ?」
赤ぶちメガネの人「どうぞ。」
ドラえもん「この小説の作者であるメタルさんでしょう。」
メタル「よく分かったわね。まあ、ある程度予想を当てた人もいると思うけどね。」
ドラミ「やっぱり。」
のび太「作者にまで会えるなんて予想外だよ!」
カナト「そういや、今までの『ドラドラミトークショー』で話した内容の資料に『ドラドラミトークショー』に2回参加したと書いてあるな。」
ベホイミ「それで『どうして、都さんの姿で登場したっスか?』って聞いたら、『ベホイミちゃんを最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の新しいゲストにしたから』と答えたっス。」
メタル「『ぱにぽに』を読んだら分かることだけど、上原都とベホイミちゃんが一緒に行動して活躍したことがあったからよ。」
ベホイミ「桃月学園の学園祭の実行委員と桃月学園の体育祭の実行委員をやっていた時っスね。どちらのイベントも大変だったっスよ。」
のび太「どんなことが起きたの?」
ベホイミ「桃月学園の学園祭の話は『ぱにぽに』の第3巻、
桃月学園の体育祭の話は『ぱにぽに』の第15巻にそれぞれ収録しているっスから、それを読めば、
何が起こったのか分かるっス。」
カナト「それじゃあ、ただの宣伝じゃねえか。」
メタル「いいでしょう。ここでは教えられないことが起きているんだから。」
のび太「今度、『ぱにぽに』の第3巻と第15巻を本屋で買って読んでみることにしよう。」
ドラえもん「ベホイミさん。そろそろ、自己紹介の方をお願いします。」
ベホイミ「そうっスね。私の名前はベホイミ。魔法少女の姿で留学生として、桃月学園1年D組に転入したっス。
しかし、片桐姫子さんから『マキシマムダサくない?』と言われて、何回かイメージチェンジをした結果、
普段は三つ編みにメガネの地味な姿でいることになったっス。」
カナト「確かに魔法少女というのは普段は地味な姿で、そこから魔法少女に変身するのが普通だからな。」
ドラミ「例外もあるけど、私もそう思うわ。」
のび太「でも、どうして魔法少女にこだわったの?」
ベホイミ「昔見た本に魔法少女が紹介されて、困ってる人を助けたり、人の夢を叶えたり、それがすごく素敵で憧れたからっス。
みんなを笑顔にする魔法少女ってキャラクターにさ。」
メタル「メディアにも似たようなことを聞かれて、そういうように答えていたわね。」
ベホイミ「そういえば、メタルさんはこの小説の作者でしたね。『ぱにぽに』の第9巻をちゃんと読んでいたっスね。」
カナト「また宣伝をしているぞ。」
ドラえもん「今のは宣伝じゃないと思うよ。」
ベホイミ「私がメタルさんに『ぱにぽに』の第9巻を読んでいることを理解したという意味で言ったっスよ。」
カナト「そうだったんだ。」
ドラミ「とりあえず、ベホイミさんが魔法少女にこだわっている理由は分かったわね。」
メタル「後、ベホイミちゃんは『ぱにぽに』からのスピンオフ作品『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』の主人公でもあるのよ。」
のび太「そうだったんだ!?」
ドラえもん「登場作品をそれにすると、パトラ子さん、源さんに続いて、3回連続で主人公キャラがゲストに登場していることになるね。」
カナト「ということは、『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』では魔法少女としての活躍が見られるのか?」
ベホイミ「魔法少女として活躍している時もあるっスが、他の人が活躍したり、そうじゃない姿で活躍する時もあるっス。」
メタル「『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』で、ベホイミちゃんがバイト先でドクロ仮面というキャラのかぶりものを着て、
敵を倒したこともあるからね。」
のび太「どんな状況でそういうことになったのかな?」
ベホイミ「偶然が重なった結果っスよ。」
メタル「それで思い出したけど、初めてベホイミちゃんがドクロ仮面になっている時に、本物の魔法少女を見かけて、
その正体を見た後、近くにいたサラマンダーという精霊が精霊界のルールに従って、
その子を動物にしようとしていたことがあったけど、そのときにベホイミちゃんがサラマンダーに対して締め上げをして、
すごいセリフを言っていたわね。」
ベホイミ「覚えているっスよ。
『お前らの世界は子供を最前線で戦わせておいて用がなくなれば切り捨てるというのか!!
代わりを用意すれば済むのか!!代わりがきかないもののために戦ってるんだろ!!
代わりを用意すればいいなんて勝手すぎるだろ!!』と言ったっス。」
ドラえもん「サラマンダーは『ぱにぽに』のオオサンショウウオに角と羽が生えたような姿で、
地球が生み出した守りの力である火のエレメンタルだね。」
ベホイミ「決して、『コンバットライブス』のサラマンダーや、『マーシャルチャンピオン』のサラマンダーのような姿はしていないっスから、
間違えないようにしてほしいっス。」
メタル「どちらも人間だから、そういう姿を想像する人はまずいないと思うわよ。」
カナト「話を戻して、魔法少女の正体がバレたからといって、その子を動物にしようとなんて、あんまりだな。」
のび太「ベホイミさんは過去に似たような出来事があったことを知っていたから、そういうことを言ったんだね。」
ベホイミ「そう思っていいっス。
それでサラマンダーは反省をして、魔法少女の正体を見られても動物にせず、その魔法少女を守ることになったっス。」
のび太「よかったね。」
ドラミ「ところで、サラマンダーに締め上げをしている時に、手は熱くなかったの?」
ベホイミ「火の精霊だからって、その体が熱いってことはなかったっス。
ただ単に本人がその状態で火の力を使えなかったとも考えられるっスけどね。」
ドラミ「なるほどね。」
のび太「そういえば、ベホイミさんは『うぼー』と叫ぶ時があるけど、
『ファイナルファンタジーII』の皇帝が倒された時のセリフの『ウボァー』から取られているの?」
ベホイミ「それについては特に考えたことがないっスから、『ファイナルファンタジーII』の皇帝を意識しているわけじゃないっスね。」
のび太「そうなんだ。僕は関係あるかと思ったけど、違ったみたいだね。」
メタル「そろそろ、ベホイミちゃんの紹介は終わりにして、メインの話に移ったほうがいいんじゃない?」
ドラミ「そうね。それじゃあ、ベホイミさんの紹介はここまでにして、今回のドラえもん関連の話を始めましょう。」
ドラえもん「これで最後だから、それにふさわしいように、今回のドラえもん関連の話じゃなくて、メタルさんに質問をして、
それに解答してもらおう。」
ドラミ「それはいいわね。」
メタル「ちょっと待ってよ。何で私がそういうことをしなきゃなんないのよ!?」
ドラえもん「だって、これが最後の『ドラドラミトークショー』だからだよ。」
カナト「オレも質問したいことがあったから、賛成だぜ。」
のび太「僕も。」
ベホイミ「自分も賛成っス。」
メタル「しょうがないわね。ただし、1人につき、質問は1つだけよ。」
ドラえもん「分かったよ。じゃあ、誰からメタルさんに質問をする?」
のび太「まずは、僕から。」
カナト「いや、ここはオレから。」
ドラミ「私が最初に質問するのがふさわしいわよ!」
ドラえもん「しょうがない。ここはくじ引きでメタルさんに質問をする順番を決めよう。」
そう言って、くじ引きをした結果、この作者であるメタルに質問をする順番は、のび太、ドラミ、カナト、ベホイミ、ドラえもんの順になった。
のび太「じゃあ、僕からの質問。『ドラドラミトークショー』で僕を最後の『ドラえもん』代表のゲストにしたのはどうしてなの?」
メタル「『ドラドラミトークショー』の第2話でドラえもんが『この小説がすぐに最終回になるかもしれないから』と言っていることもあるけど、
他の『ドラえもん』の二次創作小説で、のび太が登場する時は、出番も多くて活躍する話が多いから、
たまにはのび太をゲストキャラ扱いにしたほうがいいと思ったからよ。」
のび太「メタルさんにとっては、僕はゲストキャラなんだ。がっかりだなあ。」
メタル「出番が多いということは、それだけ酷い目に遭う確率が高くなるんだから、のび太をゲストキャラ扱いにしたのも、
できるだけ酷い目に遭わせないようにするためよ。」
ドラえもん「『ドラミュー』の『教えてしずちゃん!』や『マンガパピリオン』にのび太君が登場している話は、酷い目に遭うことが多いからね。」
ドラミ「それは『ドラミュー』の管理人である、
じおすさんは『ドラえもんに関しては原作派なので、ついのび太に入れ込んでしまいます……。』ってコメントしているから、
それに合わせて、のび太さんを酷い目に遭わせることが多いのよ。」
カナト「オレとしては、のび太よりスネ夫が酷い目に遭う話がおもしろいがな。」
ベホイミ「スネ夫君は金持ちですから、彼が酷い目に遭っても、後でお金があれば解決できることが多いっスから、
そっちの方が見ていて楽しめるっス。」
ドラえもん「お金じゃ解決できないこともあるけどね。」
ベホイミ「その時は、見えない部分でドラえもんの道具で解決していると思ってるっス。」
メタル「話がずれているけど、のび太の私への質問は解決でいいわね?」
のび太「いいよ。メタルさんが僕が酷い目に遭うのが好きでないということが分かったから。」
ドラミ「次は私からの質問よ。ハンドルネームである『メタル』の由来は何なの?」
メタル「私の今のハンドルネームの由来は、ネット上で掲示板のような書き込みができるところでは、
男性か女性か分からない書き込みが多いから、男性か女性か分からなくて、
それに覚えやすいように『メタル』というハンドルネームにしたのよ。」
ベホイミ「それ分かるっス。ネットだと書き込みの内容でその人は男性であるイメージを持たれてしまったり、
それとは逆に女性であるイメージを持たれてしまったりすることがあるっスからね。」
のび太「僕は『メタルブラック』か『メタルスラッグ』のどちらかのゲームのタイトルが由来だと思っていたよ。」
メタル「どちらもやったことがあるゲームだけど、私の今のハンドルネームの由来とは関係ないわよ。」
カナト「3番目はオレからの質問だ。この小説ではビデオゲームのネタが使われることがあるが、
ビデオゲームで一番最初にやった作品は何なんだ?」
メタル「私が覚えている範囲だと、小さいころにある展覧会に会ったMSX2版の『悪魔城ドラキュラ』がビデオゲームで
一番最初にやった作品で、そのグラフィックと動きと音楽の良さに感動して、
それがきっかけでビデオゲーム好きになったと思うわね。」
ドラえもん「僕はアーケード版の『熱血高校ドッジボール部』だと思っていたよ。」
メタル「やったことがあるけど、それはそこから少し経ってからよ。
ちなみにビデオゲームに登場する忍者に興味を持つようになったのはネオジオで登場した『ニンジャコンバット』を
プレイしたことがきっかけよ。」
ベホイミ「この小説のゲストに『ニンジャコマンドー』のレイアさんが登場していることから、そんな気がしたっス。」
カナト「マンガやアニメの忍者はあまり興味がなさそうだが、この小説の第6話でメタルさんが『ケロロ軍曹』の東谷小雪の姿で
登場したことがあるな。」
メタル「マンガやアニメの忍者はあまり興味がないというよりは、『ケロロ軍曹』の東谷小雪の特徴が気にいったから、
この小説の第6話でその姿で登場したのよ。」
ベホイミ「4番目は私からの質問っス。人生のおける座右の銘はあるっスか?」
メタル「難しいわね。あえて言うなら、今は“朱に交われば負け”ね。」
ベホイミ「“朱に交われば赤くなる”なら分かるっスけど、“朱に交われば負け”とはどういうことっスか?」
メタル「“朱に交われば赤くなる”は、
人は交わる相手によって善人にも悪人にもなるという意味を持っているけど、
“朱に交われば負け”は人と付き合い過ぎると個性を失い、自分本来の姿が分からなくなるという意味を、
私なりの考えで作った言葉よ。」
のび太「孤独の状態で勝利してこそ、人生の意味があるということなの?」
メタル「少し違うけど、人付き合いのやりすぎはダメということだと思えばいいわ。」
ドラえもん「他人に酷い目に遭うことが多いから、そういう座右の銘なんだね。」
メタル「それもあるけど、夢を大学生のころに失ったこともあるから、せめて個性だけは失わないように、
今は座右の銘を“朱に交われば負け”としているのよ。」
のび太「そういう考えもあるのか。」
カナト「生き方にもいろいろあるということだな。」
ドラミ「そうね。」
ドラえもん「最後は僕からの質問。2010年2月上半期の時点で、
あまり盛り上がっていない『ドラえもん』の二次創作関係のサイトについてどう思う?」
メタル「世代ごとにどういう『ドラえもん』の二次創作関係のサイトがあるのかを伝えることによって、盛り上げることが必要だと思うわ。」
ドラえもん「なるほど。」
そのとき、スネ夫がドラえもん達がいる部屋に入ってきた。
スネ夫「ドラえもん!さっきはよくも僕を家の外に追い出してくれたな!!」
ドラミ「スネ夫さん、お帰りなさい。
(お兄ちゃんが予定メモ帳で『ドラドラミトークショー』の最中に戻れないようにしてあるのに、おかしいわね。)」
ドラえもん「今、最後の『ドラドラミトークショー』の第二部の最中だから、スネ夫君の出番はないよ。
(予定メモ帳にもう少し細かくスネ夫君の行動を書いておけばよかった。)」
スネ夫「そんなの関係ないね!!
さっき、ドラ・ザ・キッドという奴に静香ちゃんと一緒にタイムマシンに乗せられたけど、
ドラ・ザ・キッドと静香ちゃんがタイムマシンから降りた隙を狙って、タイムマシンを動かして、
ドラ・ザ・キッドが持っていたと思われる丸井マリちゃん、星野スミレちゃん、伊藤翼ちゃんのそれぞれのお宝グッズを
手に入れて、ここへ戻ってきたから、その苦労分、今から『骨川スネ夫の伝説』のコーナーをやらせてもらうよ!!」
のび太「静香ちゃん、かわいそうに。今ごろ、困っているだろうなあ。」
ドラミ「キッドの心配もしなさいよ。」
スネ夫「のび太と見知らぬ女性が3人いるようだが、以前よりパワーアップした僕にこの場にいる人全員がかかっても勝てないよ。
あきらめて、『骨川スネ夫の伝説』のコーナーに付き合ってもらうよ。」
スネ夫がそう言い終わると、メタルとベホイミはいつの間にか銃を手に取り、スネ夫にそれを向け、
そこから光線が発射され、スネ夫に当てた。
スネ夫「ギャアーーーーーーーーーー!!!」
メタル「侵略なんて。」
ベホイミ「10年早いっつーの。」
カナト「侵略じゃなくて、乗っ取りだがな。」
ドラえもん「どっちでもいいじゃない。スネ夫君がこの小説をめちゃくちゃにしようとしていたんだから。」
のび太「やっぱり、最速最短が一番平和だね。被害者も出さないしね。」
ドラミ「スネ夫さんが酷い目に遭っているけど、先に手を出そうとしたから、自業自得よ。」
そのとき、光線のダメージを耐え、黒焦げ状態になっているスネ夫が立ち上がった。
スネ夫「このくらいのことで、あきらめるものか!!ここで『ドラえもん』の最弱キャラでないことを教えてやるためにもね!!」
メタル「カナトさん。とどめをお願い。」
カナト「任せておけ。最終回奥義!!ファイナルグッドエンドフラッーシュ!!」
そう言って、カナトは両手から強力なエネルギーをスネ夫に向かって発射し、それに当たったスネ夫は廊下の壁に穴を開けて、
どこかに飛んで行ってしまった。
ドラえもん「カナトさん、ナイス!」
カナト「ファイナルグッドエンドフラッシュを使う相手がいて、ありがたいぜ。さすがは、メタルさん。空気を呼んでいるぜ。」
メタル「私は大したことはしていないわよ。」
のび太「これで平和が訪れたね。」
ベホイミ「やりすぎのような気もするっスが、これでよかったということにするっス。」
ドラえもん「急いで、復元光線で壁の穴を直して、僕達も隣のパーティーをやっている部屋に行こう。」
ドラミ「とりあえず、キッドに連絡をして、タイムマシンを取りかえしたことを報告して、安心させましょう。」
ドラえもん「その前にメタルさん。何か一言お願いします。」
メタル「人生の基本は目立たないこと。相手に気付かれずに自然体で空気のように溶け込め。」
ベホイミ「それ、私のセリフとピンチの時の虎の巻に書かれていた桃瀬くるみさんの言葉を合体しただけっスよ。」
メタル「いいじゃない。私なりの言葉にして考えたんだから。」
ドラミ「お兄ちゃんがメタルさんに『何か一言お願いします』なんて言うからよ。」
ドラえもん「オチをどうしようかと考えたら、メタルさんの一言で終わった方がいいと思ったからだよ。」
メタル「とにかく、これで最後の『ドラドラミトークショー』の第二部は終わりにします。みなさん、さよならは言いません。
これが新たなる始まりなのですから。」
こうして、ドラえもん達は最後の『ドラドラミトークショー』の第二部を無事に終了させ、ドラえもんは復元光線で壁の穴を直し、
ドラミはキッドにタイムマシンのことを連絡し、その場にいる全員でパーティーをしている部屋に移動し、
そこでドラえもん達は記念撮影をし、『ドラドラミトークショー』がいつまでも人々の心に残る話であることを祈ったのであった。
完
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