第二章「第二のアルティメットシイング」
記:ケイジさん
なぜ日本にそんな物があったのか?そんな事は誰も知らない。いや、知りたくも無い。
とにかく、日本にいるその男ー「アルティメットシイング」は自分が究極の人間とは理解していなかった。まあそりゃそうだろう。
この男がもし自分の能力を理解していたらどうなっていただろう・・・
その男の名前はわからないが、平凡な人生を送る普通の人間のはずだった。
・・・場所は変わって舞台はアメリカ、時間は少し戻る。アメリカ軍も馬鹿では無く、アルティメットシイングについての情報を集め、
その男が日本の栃木県にいることを突き止めた。そしてアメリカ軍はまだ自分の能力を知らない彼を回収し、そのデータを研究して
第二のアルティメットシイングを作ろうとした。
こうして拉致された彼はあの研究所に監禁され、研究員は完全なアルティメットシイングー完成品を誕生させた。
そして現在の悲劇に至るのだった・・・
そのころ、研究所では一人の生存者がもう死にかけの研究員をおぶって崩れた研究所を後にしていった・・・