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容赦なくピストンを繰り返す指に、ラダマンティスは幾度も痙攣して仰け反った。異物がなくなった分、指は楽に奥まで届いた。ただし、一番感じる部分は卵に塞がれて刺激できない。双子も下手に刺激を与えて簡単にイカせてしまわないよう、そのあたり念入りに責めていた。
粘膜以外に責められるところは幾らでもあった。乳首や脇腹、首筋や太もも、耳の穴や膝小僧など、触れられてラダマンティスが反応するところは全て責めていた。正しくは、二人に貪られていた。
堪えられない衝動は呻きとなってラダマンティスの喉から絞り出た。それは次第に激しさを増し、悲鳴となって幾度もこの哀れな獲物から迸った。
それでも完全に熱に浮かされた双子は全く容赦しない。すっかり正気を失って自身を支える力を失ったラダマンティスを床に転がして尚も食い付いていた。
二人掛かりにイチモツに食い付かれたラダマンティスは仰け反って幾度も死にかけの魚のような痙攣を繰り返した。その反応に酔いしれながら、双子はこの身体を責め立てることを止めない。
ひと際高い悲鳴の後に、またまた獣じみた苦悩の声が響いた『ぎぁっ…!』。紐がまた一段とイチモツを締め上げていた。サガはその紐を脅しをかけるように幾度も軽く引きながら、
『…フフ。まだまだだ…。まだそんなに簡単にお前をイカせたりはしないぞ?』
頃合いを見て双子はやっと散々貪られた哀れな生き物からいったん身体を離した。
『はあっ…ああ…ッ!』ラダマンティスは苦しげな呼吸を繰り返しながら、汗と唾液に塗れた身体をうねらせていた。こんな目に遭っても彼は拘束具を着けられていなかった。そんなものはなくても双子は十分に彼の身体の自由を奪えるからだ。また、拘束しない方が屈辱が増すこともこの双子は知っていた。
何故いきなり離れたのかラダマンティスは一瞬訝ったが、これもたまに行われる責めの一種であることを思い起こした。暫く放置して様子を見るのだ。それもまた、双子の気分次第なのでそれが何時まで続くかさえも分からなかった。
視界が脈動とともに明滅し、前後不覚になるぐらいラダマンティスの意識は混濁していた。身体の脈も軽い痺れを放っている。何よりも、下腹部や股間の底に熱と血液が堪り続ける感覚がする。全身が熱くて気が狂いそうだった。
『………』ラダマンティスは一旦自分の身体を離れた双子のそれに目をやった。自分と違わぬほど張りつめたイチモツで、身体の奥までめちゃくちゃに貫かれたくなる。その瞬間を思い起こしてラダマンティスは唾を飲み込んだ。
ここに来て、幾度巨頭であるプライドを捨てさせられただろう。
そして、漸く観念したラダマンティスは桜色に染まった身体をもぞもぞと這わせ、彼らの気の済むようにした。
ここで逃げ出そうとは思わなかった。ラダマンティスは屈辱に目を閉じたまま、自ら籠に跨がり彼が最初に言ったように尻を差し出し腹に力を込めた。双子に言われるまでもなく見えやすいように、そして何時でもすぐ突っ込める卑猥な角度に尻を差し出すのを忘れなかった。
良く仕込まれた獲物に双子は満足げに目を潤ませた。そうしただけでも後で存分に可愛がってやる価値はある。
供物のように差し出された白い臀部の間で、充血して膨らんだ粘膜が妖しく蠢いた。それは粘液を吐きながら徐々に口を開けて内粘膜を視線の元に晒す。粘膜が膨らんで捲れ上がり、開いて異物を吐き出そうとする様を双子は喉を鳴らしながら直ぐにでも突っ込みたい衝動を必死に堪えていた。
奥まで引き込まれたそれはなかなか出てこようとしなかったが、膨らんだ粘膜の狭間から、徐々に動きだしてきた。力を込めると同時にまた熱い液体が頬を流れた。それは双子の目には唾液程度にしか映らなかった。ラダマンティスの屈辱は当然のことながら、口だけではなく目からも唾液が出ているようにしか感じないのだ。それが最後には歓喜の涙に変わることも知っている。
開いた粘膜の隙間から異物が動くその粘液質な音を聞いたとき、ラダマンティスは屈辱のあまり消え入りたい程だった。責め苛むように双子の視線が粘膜に刺さって来る。
『…すっかり素直になって、いい子だ…』
サガの言葉も更にこの獲物を責め苛んだ。腹の奥をゆっくりと動いて異物が吐き出されて来る。やがて、粘液質な音と共に赤く膨れて火照って開いた粘膜の狭間から、少しだけ白い卵が姿を現した。
『やっと見えてきたか』不意にカノンの親指が口を開けた粘膜を捲り上げた時、ラダマンティスは驚きと羞恥の余り一瞬のうちにそこを引き締めた。まるで恥じるように白い卵は粘膜の狭間に姿を隠したが、引っ込めた瞬間にそれは予想外に今まで異物に塞がれて刺激に飢えていた辺りを突き上げた。
『うぁ…!』ラダマンティスの身体は既に臨界点を超えていた。筋肉質な身体が一瞬撓ると、切ない声と共に痙攣が苛んだ。散々指で嬲られて異物を銜え込んだままの肛門が、交わっている時のように幾度も痙攣を繰り返した。縛られたままのペニスが痛んだが、それすらも構ってはいられなかった。
痙攣は激しく異物を動かし、更に性感に飢えたラダマンティスの粘膜を掻き乱した。痙攣とともに粘膜の狭間のそれが幾度も見え隠れする。カノンは腹を抱えかねない勢いで笑った。
『…何だお前、卵を産みながら果ててるのか?とんだ変態だな』
そして、卵を覗かせながら開いてひくひくと悶える粘膜に今直ぐにでもイチモツを突っ込んで掻き乱し、思う存分腹の奥に精液を吐きかけたい衝動に駆られた。
ラダマンティスの目から更に屈辱の涙が溢れたが、同じぐらい縛られたペニスの先から恍惚の体液が溢れていた。どれだけ屈辱的と判っていてもこの身体は交わっているときと同じように腰を振ってしまう。
その様を観察するサガは笑ってこそいなかったが、ぱっくりと開いて恍惚に悶える粘膜を眺めながら嬉しそうに熱に浮かされて滑った目を光らせた。
『産卵をしながら自分で動かしてイクとはな…。堪らなく淫らな身体だ…』
気に入ったように恍惚と舌なめずりを繰り返す。それがこの後、どれだけの苦痛をもたらすのか、ラダマンティスにそれを推測する余裕はなかった。
余りにも痙攣が過ぎたのか、卵は括約筋を潜るとその圧力で体外へと押し出された。それもまた、粘液を滴らせながら藁の中に落ちた。肛門に虚脱感を覚えたラダマンティスはすっかり正気を失って思わず『まだっ…』と口走り、慌てて自分の失言を飲み込んで恍惚に悶えながらそれを深く恥じた。
だが、彼の心配には及ばなかった。
産卵しながらイッちゃうのもありかなありかなありかな…と。