アンサンブル

東京ブラスアンサンブル/ファンファーレ集
LP(REGAL PLS-273-RP)

ファンファーレ集
1.トマジ/典礼のファンファーレ
2.リャードフ&グラズノフ/6つのファンファーレ
3.デュカス/「ラ・ペリ」のファンファーレ
4.F・シュミット/ポンペイの野営地
5.ドビュッシー/聖セバスチャンの殉教の
       ファンファーレ
6.ハワース/2つの行進用ファンファーレ
7.ルーセル/異教徒の儀式のためのファンファーレ
8.コープランド/市民のためのファンファーレ

東京ブラスアンサンブル
祖堅方正、熊谷仁士(トランペット)
山本 真、一色隆雄(ホルン)
大野良雄、長岡 慎(ホルン)
坂本辰則、春山和雄(トロンボーン)
牛尾正明、多戸幾久三(テューバ)他
録音 1977〜78年頃

 1974年に創設された東京ブラスアンサンブルによるファンファーレ集です。メンバーはNHK交響楽団を中心に東京のオーケストラの団員で構成されています。
 アンリ・トマジの「典礼のファンファーレ」は4つの部分で構成されています。1:「受胎告知」、2:「福音」、3:「黙示」、4:「聖金曜日の行列」となっていて厳かなファンファーレです。第4曲の「聖金曜日の行列」は遠くから十字架を背負って近づき、遠くへ去っていく様子が表現されています。
 リャードフ&グラズノフの「6つのファンファーレ」は第1曲:アレグレットがリャードフの作、第2曲:モデラートがリャードフの作、第3曲:モデラートがグラズノフの作、第4曲:アレグレットはリャードフの作、第5曲:ロシアの主題(モデラート)はグラズノフの編曲、そして6曲目に追加されたマエストーソがラックの編曲になります。いずれも短い小品で明るいファンファーレです。
 ポール・デュカスの「ラ・ペリ」のファンファーレはバレエ音楽の前奏曲としてのファンファーレです。大変有名なファンファーレで単独でも演奏されています。
 フランツ・シュミットの「ポンペイの野営地」は「アントニーとクレオパトラ」の第1組曲の第2景で演奏されています。
 ドビュッシーの「聖セバスチャンの殉教」のファンファーレは神秘劇「聖セバスチャンの殉教」の第3幕で演奏されるファンファーレです。重厚な音楽です。
 エルガー・ハワースの「2つの行進用ファンファーレ」は1975年に書かれたばかりの作品で「モデラート」「マエストーソ」の2つのファンファーレです。
 アルベール・ルーセルの「異教徒の儀式のためのファンファーレ」は1921年に書かれた短いファンファーレです。
 アーロン・コープランドの「市民のためのファンファーレ」は1943年に書かれた作品でユージン・グーセンスの委嘱でシンシナティ交響楽団で初演されていました。


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