モーツァルト/室内楽作品

協奏交響曲変ホ長調(八重奏版)ヘルラング&ユルキエヴィッツ(1989)
CD(wergo WER 60179-50)

ヴェルナー・エック/作品&編曲集
1.エック/ディヴェルティスマン
       〜11の管楽器のための
2. 〃 /歌劇「魔法のヴァイオリン」序曲
3.モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K297b
    (エック編)(管楽八重奏とコントラバス)

 マインツ管楽アンサンブル
  ドロシー・ワーンズ=ヴェンチュレット(フルート)
 クリスティアーヌ・ローデ=シュテフェンス(ピッコロ)
 ヘレン・ヨハンソン(オーボエ)
 フォルカー・ハネマン(オーボエ&イングリッシュホルン)
 ペーター・クラウス・レフラー(クラリネット)
 マーティン・ジェイコブス(クラリネット&バスクラリネット)
  カール・ヴェンチュレット(ファゴット)
  シュテファン・ケーラー(ファゴット)
  エゴン・ヘルラング(ホルン)
  ライナー・ユルキエヴィッツ(ホルン) 
  デイヴィッド・タサ(トランペット)
  野田 一郎(コントラバス)
  録音 1989年5月8〜10日

 ドイツの作曲家ヴェルナー・エック(1901〜1983)の作品とモーツァルトの編曲が収録されています。
 エックのディヴェルティスマンは11の管楽器のための作品で1973年に書かれています。3つの楽章のディヴェルティメントになります。現代作品ながらも古典的な響きの多い作品といえます。
 エックの歌劇「魔法のヴァイオリン」序曲は11の管楽器とコントラバスで演奏されます。このオペラは1935年に書かれています。この序曲はロマン的な響きが印象に残ります。
 モーツァルトの「協奏交響曲変ホ長調K297b」はオーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための作品です。これをエックが2つの管楽四重奏団とコントラバスのために編曲しました。ソロ楽器の4人とオーケストラ・パートの4人そしてコントラバスによる演奏は日本でも演奏されています。弦楽器はなくてもモーツァルトの美しい響きは変わりません。この演奏もすばらしいものです。


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