ベートーヴェン/七重奏曲
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CD(Nimbus NI5461)
1.ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op20
2.ヒンデミット/八重奏曲(1957/8)
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団
ザシュコ・ガブリロフ(ヴァイオリン)(1&2)
ウィリフリード・シュトレール(ヴィオラ)(1&2)
ライナー・メーネ(ヴィオラ)(2)
ペーター・シュタイナー(チェロ)(1&2)
ライナー・ツェペリッツ(コントラバス)(1&2)
アロイス・ブランドホーファー(クラリネット)(1&2)
ハンス・レムケ(ファゴット)(1&2)
ゲルト・ザイフェルト(ホルン)(1&2)
録音1995年9月10〜13日
ベルリン、テルデック・スタジオ
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団よるベートーヴェンの七重奏曲とヒンデミットの八重奏曲です。ホルンのメンバーはベテランのザイフェルトになっています。
ベートーヴェンの七重奏曲第1楽章から緊張感のある演奏になっています。クラリネットとファゴットの溶け合う響きも素晴らしく、さすがにベルリン・フィルの首席たちです。第2楽章の穏やかな響き、第3楽章の快活な演奏とトリオの明るいホルンも聞きものです。この曲では第4楽章の主題と変奏曲は大変感動的な演奏になっています。ホルンの圧倒的な響きは第5楽章のスケルツォでしょう。ザイフェルトはやや抑え気味ながらも存在感のあるホルンです。第6楽章は序奏でホルンが哀愁的な主題を吹いています。プレストからはベートーヴェンの世界になります。
ヒンデミットの八重奏曲は1957〜8年の作品です。初演は1958年9月のベルリン音楽祭でベルリン・フィルハーモニー八重奏団による演奏でした。5つの楽章で構成されています。冒頭から不協和音が鳴り響くもので演奏が難しいものと思われます。第2楽章は比較的わかりやすく、ホルンの主題も目立ちます。第3楽章:ラングザムは「レント」にあたるドイツ語でゆったりとしたテンポで演奏されます。第4楽章は不協和音が響く小品。第5楽章は「フーガと3つの舞曲」でフーガとワルツ、ポルカとギャロップが演奏されます。 |
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