アンサンブル
プラハ・コレギウム・ムジクム/ボヘミアの管楽作品集 |
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CD(SUPRAPHON COCO−7618)
管楽のための作品集
1.マシェク/セレナータ嬰ニ調
2.ドルジェツキ/2つのオーボエ、2つのクラリネット、
2つのホルンと2つのファゴットのための
パルティア嬰ニ調
3.ミスリヴェチェク/2つのオーボエ、2つのクラリネット、
2つのホルンと2つのファゴットのための
八重奏曲変ロ長調
4.クロンメル=クラマーシュ/2つのオーボエ、
2つのクラリネット、2つのホルン、トランペット、
2つのファゴットとコントラ・ファゴットのための
パルティータOp45−1
プラハ・コレギウム・ムジクム合奏団
イルジー・クレイチー(オーボエ)(1〜4)
イヴァン・セガルト(オーボエ)(1〜4)
ヴァーツラフ・キジヴァート(クラリネット)(1〜4)
ズデニェク・テサシュ(クラリネット)(1〜4)
ズデニェク・ティルシャル(ホルン)(1〜4)
エマヌエル・フルディナ(ホルン)(1〜4)
フランティシェク・ヘルマン(ファゴット)(1〜4)
ヴィーレム・ホラーク(ファゴット)(1〜4)
ベドジヒ・ティルシャル(ホルン)(1)
ズデニェク・ディヴォキー(ホルン)(1)
ミロスラフ・ケイマル(トランペット)(4)
イルジー・ザイドル(コントラ・ファゴット)(4)
録音 1988年2月20&21日
プラハ、芸術家の家
ボヘミアの作曲家による管楽器のための作品集です。チェコの演奏家による演奏は温かい響き、明るい響きで癒されます。
ヴァーツラフ・ヴィンツェンツ・マシェク(1755〜1831)のセレナータ嬰ニ調は管楽八重奏にホルンが2本加わる10人の演奏です。8人のメンバーにベドジヒ・ティルシャルとズデニェク・ディヴォキーのホルンが加わって良い響きです。ホルンのやわらかな響きはボヘミアのホルン独特のものです。3つの楽章で構成されています。第2楽章の冒頭ではホルンの和音の美しさが素晴らしいです。
イルジー・ドルジェツキ(1745〜1819)の2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットのためのパルティア嬰ニ調は管楽八重奏による組曲です。ディヴェルティメントのような作品で4つの楽章で構成されています。ここでもティルシャルとフルディナのホルンが大変美しい響きです。
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737〜1781)の2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットのための八重奏曲変ロ長調は3つの楽章で構成されています。第1楽章はクラリネットの響きが大変きれいです。ホルンはもちろんですがクラリネットの美しさも素晴らしいものです。第2楽章の美しさはモーツァルトと同時代ですが全く違う魅力にあふれています。第3楽章のプレストはこれも素晴らしい響きが聴かれます。
フランティシェク・ヴィンツェンツ・クロンメル=クラマーシュ(1759〜1831)の2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルン、トランペット、2つのファゴットとコントラ・ファゴットのためのパルティータにはトランペットとコントラ・ファゴットが加わって10人の演奏になります。4つの楽章で構成されて、トランペットとコントラ・ファゴットが音の厚みを増しています。第2楽章のホルンの響きの美しさは素晴らしいです。第3楽章のメヌエットも良い響きで、フィナーレのロンドはここでもクラリネットの活躍があります。トランペットも良い響きです。楽しい作品が揃った良いアルバムです。 |
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