アンサンブル

トマス・ハウシルト・ホルン・クラス/ティル・オイレンシュピーゲル
CD(auris classics as-c5067)

1.ラッソ/エコー・カノン(ウィリアム・S・ファッチ編)
2.シュティーグラー/聖フーベルト・ミサ
3.ワーグナー/「ラインの黄金」幻想曲
  (マンフレート・クリエール編)
4.R・シュトラウス/ティル・オイレンシュピーゲル
  (リヒャルト・ゴールドファーデン編)

  トマス・ハウシルト・ホルン・クラス
  録音 2014年6月
   フベルトゥスブルク城

 トマス・ハウシルト・ホルン・クラスの2枚目のアルバムです。
 オルランド・ディ・ラッソ(1532〜1594)の「エコー・カノン」は2つのホルン四重奏団(8本のホルン)のために編曲された小品です。
 カール・シュティーグラー(1876〜1932)はウィーン・フィルのホルン奏者でした。彼の作曲した「聖フーベルト・ミサ」は8つの小品の組曲です。ホルン・アンサンブルの定番となっています。
 ワーグナーの「ラインの黄金」幻想曲はベルリン・フィルのマンフレート・クリエールの編曲です。ワーグナーの作品はホルンが大活躍しますのでこの「ラインの黄金」には耳慣れた主題がたくさん聴かれます。 
 R・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲル」は交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」をリヒャルト・ゴールドファーデンが10本のホルン・アンサンブルのために編曲したものです。ホルンだけでこの作品を演奏するのは大変困難ですが、ヴァイオリン・ソロまでホルンで吹いてしまうのが凄いところです。ハーゼンエールは短縮していますが、この編曲は全曲です。この10人のホルンによる「ティル」はティルが10人いるかのようで、大変面白い編曲です。演奏はきついですがホルンだけによる「ティル」は人気のレパートリーになるでしょう。


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