アンサンブル

池田 真/アレンジメント
CD(Eyes Project KMES-00023)

ARRENGEMENT
1.エルガー/愛の挨拶 
2.グノー/アヴェ・マリア
3.イングランド民謡/グリーン・スリーヴス
4.高野辰之/岡野貞一/ふるさと
5.サティ/ジュ・トゥ・ヴ
6.黒石ひとみ/美しの里
7.成田為三/浜辺の歌
    (以上/黒石ひとみ編曲)

  池田 真(ホルン)
  朝川朋之(ハープ)
  古川昌義(ギター)
  藤原麻紀(ピアノ)
  山本由紀(ピアノ)
  柳沢直己(チェロ)
  Hitomi(ヴォイス)
  池田 真(編鐘) 
  録音 2005年

 池田真はアマチュアのホルン奏者で、習志野フィルハーモニー管弦楽団でホルンを吹いているそうです。このアルバムは黒石ひとみにアレンジを依頼して録音したものです。
 ハープ、ギター、チェロと共に歌う「愛の挨拶」はゆったりとしたテンポで優雅な響きです。他では聞かれない良い雰囲気が素晴らしい。ギターのソロもあります。
 バッハのプレリュードにグノーがメロディをつけた「アヴェ・マリア」はヴァイオリンの小品としても有名ですが、このアレンジはまったくオリジナルです。ホルンは二重録音で和音も奏でています。パーカッションも入ります。
 イングランド民謡の「グリーン・スリーヴス」はギターの伴奏で歌われます。途中からボサノバ風に変わって面白いです。異色の演奏でアドリブも加わっています。
 日本の名曲「ふるさと」は高野辰之の歌詞に岡野貞一が曲をつけたものです。この曲ではホルンの多重録音でホルン・アンサンブルだけで演奏されています。ホルン四重奏のようです。 
 エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」は原曲がピアノ作品です。ここではピアノとギターの伴奏でホルンが歌います。ホルンが楽しそうに演奏しています。
 黒石ひとみの「美しの里」では冒頭に中国の楽器「編鐘」が鳴らされます。ギターとチェロをバックに穏やかな歌がホルンで歌われます。
 成田為三の「浜辺の歌」も日本で古くから歌われる歌です。ハープを伴奏に歌うホルンが大変きれいです。後半では2本のホルンで和音を奏でます。この自主制作のアルバムはプロ並みのホルン奏者としても注目したい素晴らしいものです。


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