その他のホルン作品2
ヴィクトル・カラビス/.ホルンとピアノのための変奏曲/祈り/リチャード・セブリング |
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CD(TerezinMusic TMF140227)
ヴィクトル・カラビス/室内楽作品集
1..ホルンとピアノのための変奏曲Op31
2.祈りOp 90〜ソロ・ホルンのための
3.クラリネットとピアノのための組曲Op55
4.クラリネットとピアノのためのソナタOp30
5.2つのクラリネットのための3つの印象
リチャード・セブリング(ホルン)(1&2)
トーマス・マーティン(クラリネット)(3〜5)
カイ=ユン・リュー(クラリネット)(5)
ヴァイタス・バクシス(ピアノ)(1、3&4)
録音 2011年10月8&9日
ヴィクトル・カラビス(1923〜2006)はチェコの作曲家です。ホルンとクラリネットの作品をボストン交響楽団の演奏家たちが演奏しています。
ホルンとピアノのための変奏曲は1969年の作品。モルト・モデラートで主題が穏やかに始まり、やがて華やかな変奏になります。現代作品ながら聴きやすいものです。短い曲ですが雄大な響きが素晴らしい作品です。
独奏ホルンのための「祈り」は2000年の作品。5分足らずの小品です。ホルンが歌う「祈り」はバルブ操作だけの自然な響きです。演奏はかなり難しそうですが神聖な響きは素晴らしい。
クラリネットとピアノのための組曲は1981年の作品。第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ヴィヴォ」の3つの楽章で構成されています。プーランクの作品を彷彿させますがクラリネットの音色を大切にした響きがあります。
クラリネットとピアノのためのソナタは1968〜69年の作品。第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・モルト・エ・ドラマティコ」の3つの楽章で構成されています。ピアノは不協和音もありますがクラリネットは流麗な演奏が聴かれます。第3楽章ではピアノの跳躍的なフレーズの響きも面白いです。
2つのクラリネットのための3つの印象は1999年の作品。第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴォ」の3つの楽章で構成されています。2つのクラリネットの作り出す響きは木管楽器の美しさがあります。 |
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