その他のホルン作品
ジェフリー・アグレル/MOSAIC/古楽の新しい解釈 |
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CD(MSR MS1158)
MOSAIC/古楽の新しい解釈
1.デ・ラ・ハレ/ せきれい
2.作者不詳/武装した人
3.マック/
モザイク:コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
4.作者不詳/ Santa Maria Semr Os Seus Ajude
5.ユダヤ伝承音楽/ Esta Montana D'Enfrente
6.ビンゲン/モザイク: O Euchari
7.ドゥ・ベトゥーン/
Tant Ai Ame Or Me Convient Hair
8.アメルバッハ/サルタレロ
9.作者不詳/夏は来たりぬ
10.ビンゲン/O Euchari
11.ユダヤ伝承音楽/
モザイク: Esta Montana D Enfrente
12.マック/コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
13.アメルバッハ/モザイク:サルタレロ
ジェフリー・アグレル(ホルン)(1〜5、7〜10&12)
〃 (ギター)(4)
ギル・セリンジャー(チェロ)(1〜10&12)
エヴァン・マズニク(ピアノ)(1〜5、7〜10、12&13)
〃 (アコーディオン)(11)
ジム・ドライアー(パーカッション)(4&5)
録音 2005年5月17〜20日
アメリカのホルン奏者ジェフリー・アグレルと仲間たちによる古楽の新解釈アルバムです。ホルン、チェロとピアノの三重奏です。
アダム・デ・ラ・ハレ(1245〜1288)の「せきれい」はホルンとチェロによって歌われます。オリジナルはどんな編成だったものかわかりませんがきれいな作品です。
13世紀の曲「武装した人」は8分ほどの作品です。ホルンとチェロによって穏やかに歌われます。中間部ではテンポアップしてきます。アメリカらしい解釈があって即興からスイングまでという面白い演奏です。
ジョヴァンニ・マック(1584〜1613)のモザイク:コンソナンツェ・ストラヴァガンティは16世紀の作品で1分足らずの小品です。ピアノのみで演奏されます。
13世紀の曲「Santa Maria Semr Os Seus Ajude」にはパーカッションが加わって、さながらジャズセッションのようです。オリジナルはどんな曲だったのでしょうか。ホルンはジャズホルンです。
16世紀ユダヤの伝承音楽「Esta Montana D'Enfrente」は民謡調の曲でチェロとホルンが哀愁的なメロディを歌います。中間部ではパーカッションが加わって即興演奏になります。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098〜1179)の「モザイク: O Euchari」はここでは最も古い12世紀の曲です。1分ほどの小品で独奏チェロで朗々と歌われます。
コノン・ドゥ・ベトゥーン(1160頃〜1220)の「Tant Ai Ame Or Me Convient Hair」は穏やかにホルンとチェロで歌われ、やがてアップテンポで演奏されます。
ニコラウス・アメルバッハ(1530頃〜1597)の「サルタレロ」はチェロで始まりピアノとホルンに受け継がれます。最初は遅めのテンポ、後半はテンポアップしてきます。イタリアのサルタレロほどではないようです。
13世紀の曲「夏は来たりぬ」は静かに始まりミュートを付けたホルンが踊るように歌います。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの「O Euchari」は静かに始まりやがてホルンで雄大なメロディが歌われます。チェロとピアノが加わって幽玄の世界に入るようです。ピアノとホルンのユニゾーンがきれいです。
16世紀ユダヤの伝承音楽「モザイク: Esta Montana D Enfrente」は1分ほどの小品でアコーディオンが使われていて、アコーディオンの独奏で歌われます。
ジョヴァンニ・マックの「コンソナンツェ・ストラヴァガンティ」は穏やかな作品でホルン、チェロとピアノが絡むように演奏します。
アメルバッハの「モザイク:サルタレロ」は8曲目の「サルタレロ」の主題をピアノだけで演奏したものでアップテンポで快い音楽になっています。 |
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