グノー/ホルン作品

ピストン・ホルンのための6つのメロディより第1番/ハビエル・ボネ(2011)
CD(ARSIS 4241)

1.F・シュトラウス/夜想曲Op7
2.R・シュトラウス/アンダンテ
3.オスカー・フランツ/無言歌Op2
4.メンデルスゾーン/無言歌Op109(フランツ編)
5.ラフ/ロマンスOp182−1
6. 〃/ロマンスOp182−2
7.ライネッケ/ノットゥルノOp112
8.グリエール/ロマンスOp35−6
9.グラズノフ/夢Op24
10.デュボワ/カヴァティーナ〜ホルンとピアノのための
11.ブリュノー/ピストン・ホルンのためのロマンス
12.グノー/ピストン・ホルンのための
       6つのメロディより第1番
13.サン=サーンス/ロマンス ホ長調Op67
14.シューマン/アダージョとアレグロ変イ長調Op70

  ハビエル・ボネ(ホルン)
    (エンゲルベルト・シュミット使用)
  ミリアム・ゴメス=モラーン(ピアノ)
   録音 2011年5月

 ハビエル・ボネ(ボネト)がナチュラルホルンからエンゲルベルト・シュミットに持ち替えてロマンスを吹いています。フランツ・シュトラウスの夜想曲に始まり、穏やかなロマンスやノクターンが演奏され、最後はシューマンのアダージョとアレグロで締めています。 ボネのホルンはエンゲルベルト・シュミットに持ち替えてもやはりボネのホルンの音色とフレージングです。
 名曲フランツ・シュトラウスの夜想曲とリヒャルト・シュトラウスのアンダンテは一味違う演奏があります。聴き応えがあります。
 オスカー・フランツの無言歌は人気の曲になっています。4曲目のメンデルスゾーンの無言歌はピアノ作品ではなくチェロとピアノのための作品です。これをオスカー・フランツがホルンのために編曲しています。「無言のロマンス」をホルンで聞くのも良いものです。
 ヨアヒム・ラフの2つのロマンスもチェロとピアノのための作品からの編曲です。ライネッケはホルンのための作品です。グリエールのロマンスは4つの小品の中の1曲です。グラズノフの「夢」はホルン作品の定番でピアノもまたきれいな作品です。
 デュボワはフランスの作曲家、カヴァティーナは他にビューブナーの録音があります。ブリュノーのロマンスはピストン・ホルンのための作品です。グノーもピストン・ホルンのために6つのメロディを作曲しました。ここでは第1番が演奏されています。名曲です。
 サン=サーンスのロマンス作品67は原曲がチェロ作品ですがホルンのためのロマンスとしておなじみです。ボネの演奏もまた素晴らしい。最後の「アダージョとアレグロ」はまろやかな響きのアダージョ、タンギングの鮮やかなアレグロが素晴らしく、アルバムの締めくくりに相応しい選曲でしょう。


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