その他のホルン作品2
ブラームス/ソナタ変ホ長調&ソナタホ短調/スコット・ブルベイカー |
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CD(KOCH INTERNATIONAL 3-7034-2 H1)
ブラームス/ソナタ集
1.クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op120−2
〜ホルン版(ブルベイカー編)
2.チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op38
〜ホルン版(ブルベイカー編)
スコット・ブルベイカー(ホルン)
ロン・レヴィ(ピアノ)
録音 1989年3月1&14日
このアルバムはアメリカのホルン奏者スコット・ブルベイカーがブラームスのクラリネット・ソナタ第2番とチェロ・ソナタ第1番をホルンのた、えに編曲して録音したものです。ブルベイカーはメトロポリタン歌劇場のホルン奏者でハワード・ハワードやバリー・タックウェルに師事しています。
クラリネット作品をホルンで演奏といえばシューマンの幻想小曲集が有名ですが、ブラームスのクラリネット・ソナタをホルンで吹くのは初めてでしょう。ブルベイカーの編曲ですが、オクターブ高い音を下げたりしながらも第3楽章ではかなり高い音域も吹きますので演奏はかなりきついものと思われます。演奏は素晴らしく新しいレパートリーとして歓迎したいものです。
チェロ・ソナタ第1番をホルンで吹くのは冒険でしょう。第1楽章冒頭の低音域はホルンだからこそ吹けるものですが、もともとチェロのために書かれた作品をホルンで吹くのは大変困難を極めるでしょう。第3楽章などおなじみのチェロが出てきそうなところにホルンが響くのは面白いです。ブルベイカーの演奏は素晴らしく、これはまたえらいアルバムができたものです。 |
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