練習曲作品
日高 剛/コップラッシュ/ホルンのための60の練習曲Op6 |
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CD(Bitmap BMCD−1013/4)2枚組
1.コップラッシュ/ホルンのための60の練習曲Op6
2.ボーナス・トラック/基礎練習1〜7
日高 剛(ホルン)
録音 2013年3月
ゲオルク・コップラッシュの60のエチュード全曲録音です。コップラッシュの60のエチュードは、ハイ・ホルンのための60のエチュードOp5とロー・ホルンのためのエチュードOp6があって、この録音は後者のロー・ホルンのための作品が収録されています。
コップラッシュは19世紀ドイツのホルン奏者でした。60の練習曲は現代においても広く使われていて、ホルンだけでなく、トランペットやトロンボーンのエチュードとしても使われています。その楽譜を見ればあらゆる曲の譜面に出てくる音符、記号が出てきますので、60のエチュードをマスターすればどんな曲にも対応できそうです。
1番の基本的な音階の練習にはじまり、次々とスラー、2音のスラー、スタッカート、スタッカートとスラーの連続など基本的な練習ができるエチュードです。20番ではオクターブのスラーがあって、上昇下降のスラーの練習ができます。実際にオクターブ以上の高低差があるスラーは難しいものですが、そのための練習ができます。これをマスターすえば23番のオクターブ上昇(跳躍)の練習が楽になることでしょう。22番では装飾音の練習になっています。
34番では16分音符の連続ですがメロディを吹くようによくできたエチュードです。40番は8分の6拍子のロンド楽章を思わせるものでスラーとスタッカートの連続。42番は上昇下降の音階でスタッカートの練習。43番は8分の6拍子のロンド楽章でクレッシェンドとデクレッシェンドの練習。44番はトリルの練習とカデンツァの練習。48番は半音階の練習でスタッカートの連続。53番ラルゴは変イ長調でノクターンのようなエチュードです。メロディを吹く楽しみがあります。55番ラルゴも同様でメロディを吹く練習の中に、装飾音、跳躍音など難しいフレーズの連続。59番ラルゲットは協奏曲の緩徐楽章を吹くようなエチュード。60番は跳躍と5連音符の練習。
ボーナス・トラックとして音階、スラー、リップスラー、タンギングの練習用のエチュードが収録されています。日高氏の解説がありますのでわかりやすいでしょう。 |
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