その他のホルン作品2
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CD(HUNGAROTON HCD 32073)
ハンガリーのホルン協奏曲集
1.ヒダシュ/ホルンと弦楽のための
協奏曲第2番(1989)
2.ホローシュ/コロノットゥルノ
3.ヴカーン/ホルン協奏曲(2000)
4.コチャーク/I.・M.のためのコンチェルテイーノ
イムレ・マジャリ(ホルン)
エルヴィン・ルカーチュ指揮
ショルティ室内管弦楽団(1)
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮
ニュー・ハンガリー室内管弦楽団(2〜4)
録音 2001年9月9、11、23&25日
及び10月2日
このCDは珍しいハンガリーの作曲家によるホルンの作品です。ヒダシュの作品は第1番を古沢淳が録音していました。2番はホルンと弦楽オーケストラのための作品で、3楽章からなり、第2楽章がカデンツァとなっています。大変美しいメロディーが続く曲です。現代作品ながらロマンティックな曲です。
ホロ−シュはマジャリと同年の1954年生まれ、曲は夜想曲(ノットゥルノ)風の作品でホルン(コルノ)のための作品ということで、曲名はホルンのノットゥルノという意味です。これも情感豊かな作品で弦楽オーケストラ伴奏です。
ヴカーンのホルン協奏曲は5楽章からなる作品で、マジャリのために作曲されています。これは管弦楽伴奏、ホルンの音域をフルに使った曲。第2楽章のビブラフォンとの掛け合いが面白いです。第4楽章の木管とのからみが絶妙。第5楽章はハンガリーの情景を思わせる曲で、バルトークのオケコンを思い出させます。24分を超える大曲です。
コチャークのコンチェルテイーノは文字とおりイムレ・マジャリのために書かれた作品です。こちらは弦楽オーケストラ伴奏、19世紀の作品のようなロマン的な曲です。コクサークも1954年生まれでマジャリは作曲家に恵まれたホルン奏者といえましょう。 |
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