シューベルト/八重奏曲
ゴットフリード・フォン・フライベルク(1948〜49) |
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CD(EMI SGR-8015)
シューベルト/八重奏曲ヘ長調Op166、D803
〜2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
コントラバス、クラリネット、ホルンと
ファゴットのための
シュナイダーハン弦楽四重奏団
ウォルフガング・シュナイダーハン(第1ヴァイオリン)
オットー・シュトラッサー(第2ヴァイオリン)
エルンスト・モラヴェッツ(ヴィオラ)
リヒャルト・クロチャック(チェロ)
レオポルド・ウラッハ(クラリネット)
ゴットフリード・フォン・フライベルク(ウィンナホルン)
カール・エールベルガー(ファゴット)
オットー・リューム(コントラバス)
録音 1948年12月12日〜
1949年1月29日
ウィーン・ムジークフェライン・ブラームスザール
1940年代のウィーン・フィルのメンバーによるシューベルトの八重奏曲です。シュナイダーハンがコンサートマスターをつとめていたときの録音です。ウラッハ、フライベルク、エールベルガーは2年後にウィーン・コンツェルトハウス四重奏団ともこの八重奏曲を録音していました。シューベルトはホルンを大切にした曲が多いのですが、この曲にも重要なメロディーを吹かせています。
第1楽章のアレグロの中で吹かれる流れるようなメロディーはクラリネットの主題に続くもので流れるような主題が美しいです。フライベルクのウィンナホルンは深みのある渋い音ですが味があります。第3楽章・アレグロ・ヴィヴァーチェは「ロザムンデ」を思わせる主題と響きが流れてきます。
第4楽章アンダンテは「ロザムンデ」の主題を思わせるようなメロディーが歌われます。ウラッハのあまい響きのクラリネットは絶品です。第5楽章:メヌエットはこの曲の中でも白眉といえる楽章です。クラリネットの美しい主題が転調しながら歌われ弦楽器、ホルンに受け継がれていきます。ウィーンのシューベルトの豊かな響きには感動させられます。第6楽章の劇的な序奏は録音の古さを感じさせません。未だに色あせることのない名演です。
演奏時間49分30秒。 |
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