ワイルダーのホルン作品
ホルン・ソナタ第1&3番、組曲他/チャールズ・ティベッツ(2012) |
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CD(Albany TROY1398)
アレク・ワイルダー/ホルンとピアノのための音楽
1.ホルン・ソナタ第1番
2.5つのラヴ・ソング
3.ホルン・ソナタ第3番
4.ジョン・バロウズ
5.ホルンとピアノのための組曲
チャールズ・ティベッツ(ホルン)
ウォルフガング・ハインツェル(ピアノ)(1&3)
ペネロープ・チェッチーニ(ピアノ)(2、4&5)
録音 2001年11月26日(1)
2001年11月28日(3)
2012年7月4日(2&4)
2012年7月6日(5)
このアルバムはアメリカの作曲家アレク・ワイルダーのホルンとピアノのための作品集です。ワイルダーは名ホルン奏者ジョン・バロウズと親交があり、彼のために作品を提供していました。この中では2つのソナタと組曲がバロウズのために書かれていました。
チャールズ・ティベッツはアメリカのホルン奏者でそのジョン・バロウズに14歳から教えを受けていただけにホルンの吹き方はバロウズそっくりです。1974年にバロウズが亡くなるまで師事していたそうです。
ホルン・ソナタ第1番は3つの楽章、第3番は4つの楽章から構成されています。第3番は1969年にバロウズの結婚を祝して献呈された作品です。第3楽章はジャズ・スイングするアメリカの作品らしいものです。バロウズの演奏も素晴らしかったものです。
「5つのラヴソング」と「ジョン・バロウズ」は1979年ワイルダーが亡くなる前年の作品で、どちらもモーリス・セコンのために書かれています。「5つのラヴソング」はセレナーデのようにきれいな作品です。「ジョン・バロウズ」は生前のバロウズの想い出に作曲され、エレジーとなっています。第4楽章は速いテンポでバロウズの楽しそうな演奏が偲ばれます。
「ホルンとピアノのための組曲」もバロウズのための作品です。人気のある作品で度々演奏されます。ティベッツの演奏はバロウズ直伝の演奏として貴重な録音と言えましょう。 |
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