ツェルニー/ホルン作品
アンダンテとポラッカ/ルイ=フィリップ・マルソレ(2008) |
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CD(ATMA ACD2 2592)
ベートーヴェンの遺産
1.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ ヘ長調 Op17
2.ツェルニー/アンダンテとポラッカ
3.リース/ホルン・ソナタ ヘ長調Op34
4.モシュレス/ロッシーニのアルバムの綴り
「主題と変奏」 Op138b
5.モシュレス/序奏とロンド・エコセーズOp63
ルイ=フィリップ・マルソレ(ホルン)
デイヴィッド・ジャルベール(ピアノ)
録音 2008年9月14〜16日
マルソレ2枚目のリサイタル・アルバムです。ベートーヴェンのソナタを始め同時代に活躍した3人の作曲家の作品を演奏しています。
ベートーヴェンのソナタはここ数年録音がありませんでしたので嬉しいかぎりです。現代的な演奏であり、歯切れの良いホルンがひびきます。ジャルベールのピアノは大変素晴らしくベートーヴェンのピアノ作品の一つとしても揚げたいほどの名作です。第3楽章に流麗なホルンも聞き所。ツェルニーの「アンダンテとポラッカ」はレガートのきれいなアンダンテとタンギングにのきれいなポラッカがきれいですが、ピアニストだったツェルニーのピアノ伴奏のきれいなことも逃せません。
リースのホルン・ソナタはベートーヴェンのソナタの11年後1811年の作品です。ナチュラルホルンでの演奏はかなり難しいですが、モダンホルンでは軽々吹いているようです。マルソレの流麗な演奏は改めてこの作品の完成度の高さを感じます。ピアノパートも傑作です。
モシュレスはベートーヴェンと親交があったピアニストで作曲家でした。「主題と変奏」はかなり難しい曲のようです。「序奏とロンド・エコセーズ」はシュレーダーの録音があります。穏やかな序奏と軽やかなロンドがきれいです。 |
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