モーツァルト/ロンドK371

ジェフリー・ブライアント(1994)


CD1(RPO FRP−1062)
CD2(Membran 22853−203)
CD3(Centurion 204447-201)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
5.ロンド変ホ長調K371(ハンフリーズ校訂版)

  ジェフリー・ブライアント(ホルン)
  トーマス・ダウスゴー指揮
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 1994年10月

 ジェフリー・ブライアント48歳のときのモーツァルト全集です。ブライアントはロイヤル・フィルハーモニーの首席ホルン奏者です。
 ホルン協奏曲第1番はレガートのきれいな演奏です。イギリス伝統のホルンの響きがあります。第2楽章のロンドは流麗な演奏です。なおジェスマイアーの編曲版を使用しています。
 ホルン協奏曲第2番は実に美しい響きのホルンが流れます。第1楽章の展開部は素晴らしい演奏です。オーケストラの響きがまたきれいです。第2楽章のアンダンテはレガート、スラーと流麗な演奏でモーツァルトの美しい響きが聴かれます。第3楽章のロンドは軽快な演奏です。力みのないホルンがきれいです。途中に短いカデンツァが入ります。
 ホルン協奏曲第3番はモーツァルトのホルン協奏曲で唯一クラリネットとファゴットがオーケストラに入るので響きが違います。それだけにホルンの響きが引き立ちます。ホルンの主題もよくできています。ブライアントのホルンはレガートのきれいな演奏ですが、弦楽の美しさがまた素晴らしいです。カデンツァは低音から高音まで使うオリジナルです。素晴らしい演奏です。第2楽章のロマンツェは丁寧な演奏でそのホルンの柔らかな響きがホールに広がります。第3楽章のアレグロは軽やかなホルンが魅力的です。
 ホルン協奏曲第4番は厚い響きの前奏が素晴らしいです。ホルンのソロは流麗で実に素晴らしい響きが流れます。カデンツァは長いもので見事な演奏です。第2楽章のロマンツェは大変美しい演奏です。ホルンのまろやかな響きが流れます。第3楽章のロンドは狩りのホルン風の軽やかなホルンが魅力です。コーダ前に短いカデンツァが入ります。
 ロンドK371はハンフリーズ校訂で提示部の60小節が入るヴァージョンです。この演奏はさわやかな印象を受けます。オーケストラのアレンジもきれいです。主部の一部フレーズの追加がありますが面白いです。カデンツァは表現力豊かで素晴らしい演奏です。このアルバムは良い演奏です。


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