ニーノ・ロータ/ホルン作品

山の城/シモーネ・バロンチーニ(1997)
CD(MSR MS1186)

イタリアのホルン作品集
1.ロータ/山の城(チェッカロッシ編) 
2.シニガリア/ホルンとピアノのための2つの小品
   1)歌
   2)フモレスケ
3.ブッキ/ホルンとピアノのための3つの歌
4.モシュレス/主題と変奏Op138b
5.ドニゼッティ/不吉な愛
6.ロッシーニ/幻想曲(ガレ編)
7.  〃   /前奏曲、主題と変奏
8.フェスタ/ドルチェ・ルメン
9. 〃  /多分本当に

  シモーネ・バロンチーニ(ホルン)
  アドリアーナ・マルフィージ(ソプラノ)(5、8&9)
  ウンベルト・ファンニ(ピアノ) 
  録音 1997年3月

 シモーネ・バロンチーニはイタリアのホルン奏者。イタリアのホルン作品を録音しています。
 ニーノ・ロータのホルンとピアノのためのバラード「山の城」は1974年イタリアのホルン奏者ドメニコ・チェッカロッシのために作曲されました。この作品は1976年にオーケストラ版に編曲されていました。ここではチェッカロッシによって手を加えられた版によって演奏されれいます。山に聳え立つ城を表現した音形が独特です。バロンチーニのホルンが朗々と流れます。
 シニガリアの「ホルンとピアノのための2つの小品へ長調」は1903年の作品。「ホルンとピアノのための歌とフモレスケ」は度々演奏される作品でそのロマンティックな「歌」と快活な「フモレスケ」が楽しいものです。
 アン二バーレ・ブッキの「ホルンとピアノのための3つの歌」は第1曲「即興曲」、第2曲「バルカローレ」、第3曲「ジョーヴィネのアンコウ(la giovine pescatrice)」の3曲が演奏されます。第1曲「即興曲」は大変ロマンティックな歌で美しいメロディが流れます。第2曲「バルカローレ」は前半ミュートを使いますのでおとなしい音楽になっています。第3曲「ジョーヴィネのアンコウ(la giovine pescatrice)」は和訳が難しいですが、速いテンポの小品です。
 イグナーツ・モシュレスのロッシーニのアルバムの綴り「主題と変奏」はタックウェルの録音の1ヶ月前に録音されていますので恐らく世界初録音のようです。
 ドニゼッティの作品はソプラノ、ホルンとピアノのための作品です。題名が「Dirsi addio」になっていますが「L'amor funesto」と同一曲です。ドニゼッティの美しい主題が二重唱のように流れます。
 ロッシーニの幻想曲はジャック=フランソワ・ガレの編曲で冒頭ホルン・ソロで有名な「イタリアのトルコ人」序曲の主題が朗々と吹かれます。以下はロッシーニの作品から主題を使われたものでしょう。
 ロッシーニの「前奏曲、主題と変奏」はホルン作品の定番曲で、バロンチーニの明るい響きのホルンで聞くロッシーニはまた良いものです。表情付けのうまさがあります。
 ファブリツィオ・フェスタ(1960〜)の2つの作品はソプラノ、ホルンとピアノのための作品です。ソプラノとホルンがデュエットする美しい作品です。


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