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その他のホルン作品２
| ベルワルド／七重奏曲＆四重奏曲、他／フィリップ・フォスター（１９９５） |
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ＣＤ（ＮＡＸＯＳ ８．５５３７１４）
ベルワルド：
１．七重奏曲変ロ長調〜クラリネット、ファゴット、
ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
コントラバスのための
２．セレナード ヘ長調
３．四重奏曲変ホ長調 op.1〜ピアノ、クラリネット、
ホルンとファゴットのための
アリオン管楽五重奏団
ラーシュ・イェルム（クラリネット）
フィリップ・フォスター（ホルン）
ロルフ・ハルストレーム（ファゴット）
シャイン弦楽四重奏団
シュテファン・シャイン（ヴァイオリン）
ヨエル・スンディン（ヴィオラ）
アンデシュ・モディグ（チェロ）
ミカエル・ビョルク（コントラバス）
ヨアシム・カールヘド（ピアノ）（２＆３）
トマス・アンモ（テノール）（２）
録音 １９９５年１０月＆１１月
フランツ・ベルワルド（１７９６〜１８６８）はスウェーデンの作曲家です。これは室内楽と声楽の作品です。
七重奏曲変ロ長調はクラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスによる演奏です。３つの楽章で構成されています。第１楽章は序奏のアダージョのあとにアレグロ・モルトになります。この作品は小さなシンフォニーといってもよいほどよくできています。木管とホルンのユニゾーンがきれいです。弦楽も良い響きです。後半も素晴らしい演奏です。第２楽章はポコ・アダージョ〜プレスティシモ〜アダージョの３つの部分になっていて、３つの楽章が続けて演奏されるのと同じようですから、実質５楽章と考えてもよいでしょう。ポコ・アダージョではクラリネットがきれいに歌います。ホルンとファゴットの作り出す和音も印象的です。プレスティシモはスケルツォにあたります。軽快で木管とホルンが楽しそうです。弦の厚みもあります。ホルンとファゴットも良い響きです。続くアダージョは弦の哀愁的な主題がきれいです。クラリネットやファゴットも良い響きです。第３楽章のフィナーレはアレグレロ・コン・スピリットで、まさに７つの楽器によるシンフォニーのようです。木管とホルンが良い響きを出しています。弦楽も良い響きです。
セレナード ヘ長調はクラリネット、ホルン、ヴィオラ、チェロ、ピアノとコントラバスの演奏でテノールが歌います。前奏ではホルンのソロもあります。クラリネットもきれいに歌います。やがて盛り上がるとテノールが歌います。きれいな歌唱です。中間部ではホルンやクラリネットもきれいに歌います。そしてテノールの歌もきれいに入ります。またヴィオラのソロも入って素晴らしいセレナードです。
四重奏曲変ホ長調はピアノ、クラリネット、ホルンとファゴットのための作品です。３つの楽章で構成されています。第１楽章はアダージョ〜アレグロ・マ・ノン・トロッポで、前奏のアダージョではピアノとファゴットが良い響きです。主部では木管とホルンがピアノと共に良い響きです。フォスターのホルンはきれいに響きます。後半ではカールヘドのピアノが厚い響きです。まさにピアノ四重奏曲です。ファゴットも良い響きです。これは見事な演奏です。第２楽章のアダージョはピアノに始まり木管とホルンがきれいに響きます。後半も素晴らしい演奏です。第３楽章のアレグロもピアノに始まり木管とホルンがきれいに歌います。そして盛り上がってきます。快適なテンポで華やかに歌います。ピアノは力強く響きます。そしてホルンやクラリネット、ファゴットも素晴らしい演奏です。終結部の演奏は感動的です。これは素晴らしい作品です。良い演奏です。 |
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