デニス・ブレイン
20世紀のホルン作品集/ヒンデミット/ホルン協奏曲 |
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CD(WARNER CLASSICS 0190295019921)11枚組
CD5
1.バークリー/ホルン三重奏曲Op44
2.ヒンデミット/ホルン協奏曲
3.ジェイコブ/ピアノと管楽器のための
六重奏曲Op6
4.イベール/3つの小品
デニス・ブレイン(ホルン)
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)(1)
コリン・ホースリー(ピアノ)(1)
ジョージ・マルコム(ピアノ)(3)
デニス・ブレイン管楽アンサンブル(3&4)
パウル・ヒンデミット指揮
フィルハーモニア管弦楽団(2)
録音 1954年6月15&16日(1)
1956年11月19日(2)
1957年8月22日(3)
1957年7月22日(4)
デニス・ブレイン生誕100年記念アルバムです。
レノックス・バークリー(1903〜1989)はイギリスの作曲家で、ホルン三重奏曲はデニス・ブレインのために作曲された作品として有名な曲のひとつです。第1楽章:アレグロはブレインのうまさを特徴づけるような曲で、ホルンの響きが素晴らしい演奏です。第2楽章:レントは穏やかで良いアンサンブルになっています。ホルンのロングトーンがきれいです。第3楽章は「主題と変奏」で長い楽章です。変奏曲は速いテンポ、遅いテンポがありますが、ホルンの響きもよくやはりこの演奏は一番です。
ヒンデミットのホルン協奏曲はデニス・ブレインのために書かれた作品です。演奏はヒンデミット自身の指揮で録音され、しかもステレオ録音でした。この録音がまた素晴らしく、第1楽章からブレインの卓越したうまさが聴かれます。第2楽章は短い楽章で「大変速く」との指示があって舌を巻いてしまうほどの素晴らしい演奏です。そして第3楽章のブレインの演奏はその豊かな響きが何もかも忘れさせるほどの魅力があります。
ゴードン・ジェイコブの「ピアノと管楽器のための六重奏曲」は木管五重奏とピアノで演奏されます。この作品は委嘱作品で、ジェイコブ独特の響きが印象的です。5つの楽章で構成されています。第2楽章「スケルツォ」はにぎやかです。これは2度目の録音でした。ジェイコブはブレインのためにホルン協奏曲を書いていました。この六重奏曲もロマン的な響きがきれいです。
イベールの「3つの小品」は唯一の録音です。イベール独特の響きが楽しいです。3つの楽章で構成されています。 |
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