ヤナーチェクのホルン作品

コンチェルティーノ/ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(1992)

CD1(DECCA 440 313−2)
CD2(LONDON POCL-1375)

ヤナーチェク/室内楽作品集
1.組曲「草かげの小径にて」第1集
2.ヴァイオリン・ソナタ
3.コンチェルティーノ

アンドラーシュ・シフ(ピアノ)(1〜3)
塩川悠子(ヴァイオリン)(2)
エルマー・シュミット(クラリネット)(3)
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)(3)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)(3)
イルジー・パノハ(ヴァイオリン)(3)
パヴェル・ゼイファルト(ヴァイオリン)(3)
ミロスラフ・セフノウトカ(ヴィオラ)(3)
録音 1992年7月21〜30日
   ザルツブルク/モーツァルテウム

 アンドラーシュ・シフのピアノを中心とした演奏家たちによるヤナーチェクの室内楽作品です。ヴァイオリンの塩川悠子が参加しています。
 組曲「草かげの小径にて」は第1集(10曲)と第2集(5曲)があります。この第1集では10曲の小品が演奏されます。「我らの夕べ」「落ち葉」「一緒にお出で」と標題の付いた曲もあります。アンドラーシュ・シフのピアノ演奏は穏やかな雰囲気を豊かな表現力で演奏しています。
 「ヴァイオリン・ソナタ」は塩川悠子がヴァイオリンを演奏しています。この作品は4つの楽章で構成されています。第1楽章「コン・モト」はピアノの華麗な響きとヴァイオリンの美しい響き、第2楽章「バラード」ではヴァイオリンの豊かな表現力、第3楽章「アレグレット」はヴァイオリンの素早いフレーズのうまさ、第4楽章「アダージョ」では穏やかな演奏に温かさを感じさせます。これも素晴らしい演奏です。
 「コンチェルティーノ」は2つのヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノのための作品です。4つの楽章で構成されていて全員の演奏は第3、第4楽章だけです。第1楽章のモデラートはホルンとピアノで演奏されます。単調な主題と動きのある主題があります。ヴラトコヴィチのホルンは明るい響きで力強く、そしてきれいな演奏です。ホールによく響いています。ピアノのシフの演奏もよい響きです。第2楽章のピュー・モッソはクラリネットとピアノのデュオです。シュミットのクラリネットが華やかで忙しく歌います。ピアノも大変素晴らしい響きです。ホールによく響きます。第3楽章のコン・モトは全員の演奏になりますが、ピアノとヴァイオリンが目立ちます。ホルンはほとんど和音になりますが良い響きを出しています。第4楽章のアレグロも全員の演奏です。ピアノの響きに圧倒されますが、ヴラトコヴィチのホルンもよく響きます。これは素晴らしい演奏です。(CD1は1993年のドイツ盤、CD2は1993年の国内盤)


トップへ
戻る
前へ
次へ




楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル