デニス・ブレイン
モーツァルト/ホルン協奏曲全集/アダージョとアレグロ |
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CD(VENIAS VN-02405)
1.モーツァルト/ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
2. 〃 /ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
3. 〃 /ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4. 〃 /ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
5.バッハ/ロ短調ミサ BWV232からクオニアム
6.シューマン/アダージョとアレグロ 変イ長調Op70
デニス・ブレイン(ホルン)(1〜6)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
フィルハーモニア管弦楽団(1〜5)
ハインツ・レーフス(バリトン)(5)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)(6)
録音 1953年11月12、13&23日(1〜4)
1953年7月16日(5)
1952年4月22日(6)
デニス・ブレイン・コレクション(20枚セット)の第5集です。
デニス・ブレインのモーツァルトは明るく甘いトーンで聴く者をうっとりさせます。このように美しいモーツァルトはありません。ホルンを聴くならやっぱりブレインです。
ホルン協奏曲第1番の冒頭からとてもホルンとは思えないような柔らかな音が響きます。第3番と第4番のカデンツァの歯切れ良さ、低音から高音までにくいまでの安定した音色と音量、タンギング、レガート、滑らかな演奏・・・・はたしてブレインを越えるホルン吹きがいるかどうか・・・。私は第2番の演奏がとても好きで、特にロンドのうまさがたまりません。ちなみにこのブレインをサポートしたカラヤンはオーケストラもレガートで演奏するのでモーツァルトの美しさをこの上ないものにしています。
バッハの「ロ短調ミサ」から「クオニアム」はホルンのソロが有名です。声楽はバリトンによって歌われます。カラヤンの指揮で1953年の録音です。
シューマンの「アダージョとアレグロ」はジェラルド・ムーアのピアノによる録音で、「アダージョとアレグロ」といえばまずブレインのこの録音が第一に思い出されます。低音から高音までよどみなく完璧な演奏をきかせてくれます。アレグロの鮮やかな演奏は何度聞いても素晴らしい。 |
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