ラインベルガー/ホルン・ソナタ
|
|
CD(ELAN CD 82260)
ゴールデン・ホルン
1.シューマン/幻想小曲集Op73
2.フランツ・シュトラウス/夜想曲Op7
3.ラインベルガー/ホルン・ソナタ変ホ長調Op178
4.シューマン/アダージョとアレグロ変イ長調Op70
5.カール・ピルス/ソナタ形式の3つの小品
ピーター・ランドグレン(ホルン)
アン・シャイン(ピアノ)
録音 1993年12月&1994年3月
ピーター・ランドグレンのデビューアルバムです。ランドグレンは1987年のアメリカ・ホルン・コンクールのファイナリストでした。このアルバムはアメリカの名ピアニスト、アン・シャインとの共演でした。
シューマンの「幻想小曲集」は原曲がクラリネットの作品ですが、ホルンで度々演奏されています。もはやホルンのために書かれたのではないかと思うほどの名曲です。
フランツ・シュトラウスの「夜想曲」はホルンの定番曲になっています。ホルンの表現力をたっぷり味わえる名曲でしょう。ラインベルガーの「ホルン・ソナタ」はこのアルバムが録音された当時はそれほど知られてはいなかったように思います。ヴラトコヴィチが1989年の来日の時にプログラムに入れていました。ランドグレンの演奏は伸びやかなホルンで明るく確かなテクニックで見事に吹き上げています。第3楽章の演奏も素晴らしい。
シューマンの「アダージョとアレグロ」は定番中の定番ですが、表現が難しい曲でもあります。アダージョの息継ぎのうまさは見事としかいいようがありません。カール・ピルスの「ソナタ形式の3つの小品」は3つの楽章から構成されています。小品とはいっても全曲25分を超える大曲です。第3楽章:ロンド・アラ・カッチャはまさに狩のロンドです。ランドグレンの見事な演奏にしばし聴き惚れてしまいます。 |
|
|
|