リース/ホルン作品
2つのホルンのための協奏曲/ズヴァールト&ヴィーリンガ(2007) |
|
|
CD(cpo 777 353−2)
フェルディナンド・リース/協奏曲&管弦楽作品集
1.歌劇「盗賊の花嫁」序曲Op156
2.2つのホルンのための協奏曲変ホ長調WoO19
3.歌劇「ギレンシュテーンの魔女」序曲Op164
4.ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op24
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト
(ナチュラルホルン)(2)
エルヴィン・ヴィーリンガ(ナチュラルホルン)(2)
アントン・シュテック(ヴァイオリン)(4)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレン指揮
ケルン・アカデミー
録音 2007年11月28日〜12月1日
フェルディナンド・リース(1784〜1838)はベートーヴェンより14歳若いドイツの作曲家です。リースの作品はホルン・ソナタで知られていますが、2つのホルンのための協奏曲やヴァイオリン協奏曲も作曲しています。オペラも作曲しているようです。
このアルバムは大変珍しい作品ばかり録音されています。オリジナル楽器で演奏されていますので、さらに貴重な録音となりました。ベートーヴェンとは同時期とはいっても作風はさらにロマン的です。2つの序曲はウェーバーの作風に近いといっても良いほどです。「2つのホルンのための協奏曲」は3つの楽章からなり、演奏時間は26分という大曲です。2本のホルンは対等に扱われておりその演奏の難しさは同じです。ナチュラルホルンだけに音程の難しさは尋常ではないでしょう。曲の美しさは素晴らしく、この曲はモダンホルンで演奏したらたまらないでしょう。第3楽章:ロンドは聞いて楽しくなります。この曲は隠れたホルン作品の中でも第一級の作品といっても良いでしょう。
ヴァイオリン協奏曲は3つの楽章からできており、演奏時間は24分ほどです。ロマンティックな協奏曲です。 |
|
|
|