『私立虹浦中シリーズ・会話スクリプト集』▼ |
●椎名&日向・その4(07/04/05) NEW!
日「はぁ……奈美ちゃんの可愛さは異常ね。9歳までの」
椎「ちょっと! 人のアルバム見ながらヨダレを垂らさないでよ!」
日「あっ、まだ全部見てないのに取り上げるなんて横暴だわ!」
椎「どこが横暴よ! まったく、遊びに来るなり昔の写真を見たいって言うから見せてあげたのに、ロクなことしないだから!」
日「それみんなからよく言われるわね」
椎「あたし以外の写真にも唾つけてたの!? ひよ子、いい加減にしないと友達なくすわよ?」
日「あはは……でも、友達って言ったら奈美ちゃんも変わったよね。
小学生の頃は自分本位っていうか自分にしか興味がないって感じで、独りだった時が多かったのに」
椎「……そうね。きっとその頃は周りのことが見えてない子供だったのよ」
日「成長したんだね奈美ちゃん。悲しいことに」
椎「何あたしの身体を哀れむ目でまじまじと見つめてるのよ!」
日「だって……ねえ? さっきの写真の中だとあんなにちっちゃくて
気の強そうなところを泣き顔に変えたいくらい可愛いのに、今は何かもう……はぁ」
椎「ひ、よ、子? 言いたいことがあるならはっきりと言いなさいよ」
日「言っても怒らない?」
椎「怒らないわよ」
日「じゃ言わせてもらうけど、えーと、その、まあ、何ていうか奈美ちゃんも人並みに成長したっていうか
…………太った?」
椎「今日は死ぬにはいい日ね(ニコッ」
日「あわわ、奈美ちゃんそれ本当の意味知ってて使ってるの!? だいたい怒らないって言ったじゃない!」
椎「怒らせたのはあんたでしょうか! それに、変わったってことならあんただって変わりすぎよ悪い意味で!」
日「どこが?」
椎「中学に入学したての頃はサボり癖のある委員長に代わってクラス会議の進行役を務めたり、
丁寧口調だったりしてけっこうまともだったのに、今じゃロリコンストーカー女で変質者もいいところじゃないの!」
日「何てこと言うの奈美ちゃん! ストーカーのどこが悪いの!? ストーカーから始まる恋だってあるのよ!」
椎「そんなわけあるかー!!」
●椎名&日向・その1(06/10/11)
日「ねえ奈美ちゃん。肝試ししてから、みんなの私を見る目が変わった気がするんだけど」
椎「そりゃあロリコンだなんてカミングアウトすれば誰だって引くわ」
日「だからって奈美ちゃんまでそんなカワイソウな生き物を見る目で私を見ないでよ!」
椎「だって、小さい女の子が好きだなんてアブノーマル過ぎるわよ」
日「あ、愛の形は人それぞれでしょ!? だいたい奈美ちゃんだって十分アブノーマルじゃない!」
椎「あたしは断然ノーマルよ! ただ自分しか愛せないだけで!」
日「……」
椎「な、何よ。人をそんなカワイソウな生き物を見る目で見て」
日「奈美ちゃん、今のはさすがの私でもドン引きだよ……」
椎「アンタに言われたくない! って、あれ? 何でみんな、あたしから距離取るのよ! ねえちょっとー!」
●椎名&日向・その2(06/10/26)
椎「あら、ひよ子。今日はお弁当持参じゃなくてコンビニのおにぎりなんて珍しいわね」
日「うん。ちょっと徹夜で考え事してて作る暇なくてね」
椎「そうなんだ。ところでそのおにぎりの中身は何?」
日「小女子よ」
椎「……ちゃんと”こうなご”って読んだわね」
日「やだな奈美ちゃん。いくら私でも”しょうじょし”なんてベタな読み方しないわよ」
椎「そ、そうよね。あたしってば早とちりもいいところだわ。あは、あははは!」
日「いいのいいの。うふふふ。……でも少女子と書いてリコちゃんって読むと格別の味になるよね」
椎「今何て言った!」
日「別に何も言ってないよ? 奈美ちゃん落ち着いて、お菓子あげるから」
椎「何これ。えっと、ホ、ホワイトロリータ?」
日「それ、おいしいよ。とろけるようなその甘さはまるで小さな女の子みたい……って、何で耳ふさいでるの?」
椎「あーあー聞こえなーい。あたしは何も聞いてないし、聞きたくないー」
日「奈美ちゃん、変だよ?」
椎「変なのはあんたよ! 最近ますますその変態ぶりに磨きがかかったんじゃないの!?」
日「そんな褒めないでよ。照れちゃうじゃない」
椎「誰が褒めるか! 人が心配してるってのにあんたって子はー!!」
日「そうなんだ。奈美ちゃん、そんなに私のこと見てくれてるんだ。でも、惚れてもムダだよ。私、中学生は守備範囲外だから」
椎「がー!」
●椎名&日向・その3(07/03/01)
椎「ひよ子、あんた何してるのよ」
日「んー? バードウォッチングだけどー?」
椎「へえ、そのわりに双眼鏡が向いてる先は向かい側にある虹浦小のグラウンドみたいだけど?」
日「うん。いまだ巣立ちの時を知らない雛鳥たちを観察してるのよ。だから邪魔しないで欲しいな。
……ああ、あの小鳥のか細くて可愛い脚にむしゃぶりつきたいわ。
それにあっちの鳥さんはあんな大胆にお腹まで見せちゃって、何か私ったら鼻血出そう……」
椎「出すな! いいからさっさとその双眼鏡から目を離しなさい!」
日「あ、何するの!? そんなに見たかったら後で見せてあげるから!」
椎「誰が見るか! もう! これは没収よ没収!」
日「ひ、ひどいよ奈美ちゃん」
椎「ひどいのはどっちよ。あからさまな嘘ついて!」
日「くっ、バレちゃしかたないわね。確かにバードウォッチングっていうのは真っ赤な嘘。
でも私のやってることはある意味崇高な使命を帯びてるの」
椎「何よ崇高な使命って」
日「幼い少女達を悪しき性犯罪者の魔の手から救うための監視活動よ!」
椎「そーね。あたしの目の前にもいるわね。性犯罪者が」
日「……どこ?」
椎「白々しく辺りを見回すんじゃないの! ここにはひよ子とあたししかいないでしょうが!
まったくいつもいつも問題ばっかり起こすんだから、あんたって子は!」
日「そんな怒ることないじゃない! 変態仲間同士でしょ!」
椎「だーれーがー変態仲間かー!!」
●アドニア&レテティシア&王(07/02/04)
王「二季草さん、鳰鳥さん、ちょっといいかな?」
ア「何じゃ? 我は今ポケモンの対戦中で忙しいから話しかけるでないって、あーっ! 貴様、負けそうじゃからといって
電源を落とすのは卑怯じゃろう!」
レ「……いやついうっかり。さ、王君、話を聞こうじゃないか」
王「あ、あのね? 肝試しの時に鳰鳥さんが二季草さんのことアドニアって呼んでたよね? あれ何でかなって思って」
レ「もしかして聞いていたのかい?」
王「うん。二人ともトイレで騒いでいたでしょ? その時にちょっとね」
ア(おいアホ天界人! 貴様のせいで我の名前が知られてしまったではないか! どうしてくれる!)
レ(そうは言うが、あの時君が大声を上げなければあんな面倒は起きなかったはずだ。
まさか君からトイレについて来て欲しいと私に頼んだのを忘れたわけではないだろう?)
ア(ぐっ。そ、それはそうじゃが)
(王はひそひそと話をするアドニアとレテティシアを怪訝そうに見つめている)
王「ごめん。聞いちゃいけない話だった?」
レ「そんなことはないよ王君」
ア「なっ!? 貴様、何を言い出して……っ」
レ(ここは私に任せてくれ。何とか話をはぐらかせてみよう)
ア(む……むぅ)
王「鳰鳥さん?」
レ「ああ、すまない。どこまで話していいのか二季草君と相談しててね。せっかくだから私たちの正体について
すべて話そうということになったよ」
王「しょ、正体?」
レ「そう。実は二季草君はとある事情からこの学校にやって来た魔女で、名前をアドニアと言う。
そして、私は彼女を討伐するために天界から送り込まれた戦士なんだ」
ア「うむ、その通りじゃってアホか貴様は!」
レ(アドニア落ち着くんだ。こういう時は得てして正直に話したほうが誤魔化しが効くものだよ。
特に王君のような普通の人間が私たちの事情を聞いてもただの絵空事としか思わないさ)
ア(……そういうものかのう?)
レ「というわけで、わかってくれたかな?」
王「う、うん……鳰鳥さんたちって前世系だったんだ」
ア「ちょっと待て中国人! 何じゃその前世系とは!? 我は死んで蘇った覚えはないぞ!」
王「あ、あたしもあんまり詳しくないけど八重田さんが言ってたよ? 自分を特別な人間だって思い込んでる人は
たいてい偉大な戦士の生まれ変わりだとか、好きな人と何百年も前から結ばれていたとか、
おかしなことを言い出すんだって」
ア「そんなわけあるかっ……むぐー!」(レテティシアに背後から口を塞がれるアドニア)
レ「いやいや、実はそうなんだ。私達は今はこうして敵と味方に別れてしまったが、
600年ほど前には頻尿と残尿感を司る神、オ・モラシーを共に信仰していた仲でね。
今でも時おり神託と称した謎の怪電波を頭に伸びたアンテナで受信することがあるんだよ」
王「そんな! 電波系だったりもするの!? 二人ともたまに猫と会話してる時があったからちょっと変だなって思ってたけど、
まさか本物だったなんて! ど、どうしよう電波ってアルミホイルで防げるんだっけ? 帰りに光と一緒に買いに行かなきゃ!」
レ「ははっ、安心するといいよ王君。二季草君のアンテナは受信専用だが、私のアンテナは受信用と、
もう一本、アース用のものがあるから近づいても問題ない」
ア「何を言っておるのじゃ貴様らは! 我を変人扱いするとは失礼にもほどがある!」
王「いいのよ。二季草さんや鳰鳥さんが前世系でも電波系でも、あたしたちずっと友達だから……っ!」
ア「ならば何故そこで目を逸らす!」
王「じゃあ、あたしもう行くね。教えてくれてありがとう。また明日!」
ア「だから何で逃げるようにして走り去って行くのじゃー!」
レ「……ふむ、結果的には王君をうまく煙に巻いたと見てよさそうだ」
ア「どこがじゃ! 貴様がいらぬ誤解を与えたせいで、これから余計に目立ってしまうではないか! こ、このイカレ天界人め!」
レ「イカレ!? イカレだなんて何てこと言うんだ君は!」
ア「本当のことじゃろうが!」
レ「イカレ。い・か・レ。いかした・考えだった・レテティシア。つまりそう言いたいんだな?
まったく、私を褒めるのにそんな回りくどい言い方をしなくても素直に賞賛してくれてかまわないよ?」
ア「だ、だめじゃこやつは……」
●風切&西京(07/03/10)
西「か、風切クンは、その……キス、とかしたことあるかな?」
風「あるっスよ」
西「そ、そうなんだ。もしよかったら、誰とキスしたのか教えて欲しいな」
風「いいっスよー。確か、初めての相手はあたしん家の道場の床だったっスね。師匠に打ちのめされた時のことっス。
その次はやっぱり師匠に吹っ飛ばされて河原の砂利にキスしたっスけど、あの時は口の中が砂だらけで惨めな
気分だったっスよ。最近は高柳師範に投げ飛ばされて師範の道場の床に……」
西「もういい! もういいよ風切クン! それは何だか私の聞きたかったものとは違うぞ!?
誰か人としたことはないのかい!?」
風「人とはないっス。西京はあるっスか?」
西「え!? あ、うん、ま、まあ1度だけ……」
風「いいっスね~。キスって柔らかくて気持ちよくて幸せになれるって聞いたっスけど本当っスか?」
西「そう! 私もそんな感じだと思ってたのに、実際にキスした後は胸が苦しくて切なくて変な気分にしかならなかったんだ!」
風「あー、それはあたしも寿司を食いすぎた時によくなるっス」
西「……それは胸焼けだと思うよ風切クン」
風「でもおかしいっスね。キスしたのに気持ちよくならないなんて、あたしが聞いたのは嘘だったんスか?」
西「いやキスした瞬間は確かに気持ちよかったんだ。
例えるなら頭から爪先まで電撃が走って、思わずライジングブレイブレッドに超変身してしまいそうなくらいの衝撃かな」
風「それって正中線四連撃を食らうくらいの感じっぽいっスね」
西「そう言われても、私は空手家じゃないからよくわからないよ風切クン!
と、とにかくわけがわからない内にキスした状況だったから、
後はもうおかしな気持ちになってキスした人の顔も見られないくらいだったんだよ」
風「じゃあ、きっと西京はその人のことが好きなんスね」
西「なっ!? 何を言い出すんだい風切クン! いきなり過ぎるよ! す、好きだなんてそんな別に私は!」
風「西京はキスした人のこと嫌いなんスか? キスされてイヤだったんスか?」
西「……嫌いだとかイヤだとか思ったことはないけど」
風「それじゃあやっぱり好きなんスね。そんな好きな人とキスしたから嬉しすぎて気持ちがおかしくなったんスよ!」
西「あうう、うあ……」
風「西京? どうかしたっスか?」
西「わ、悪いね風切クン! そう言えば私はこれから昔懐かしヒーロー全集のビデオを見なくちゃいけなかったんだ!
というわけで今日はこれでさよならだ! そ、それじゃ!」
風「西京!? ああー、……行っちゃったっス。あたし、何か悪いことでも言ったっスかねー」
[目次へ]
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