『SWEET SUMMER TIME』

 ほどよく冷房の効いた自室の中で、日向はテーブルの上に広げたノートにかかりきりに なっていた。教科書を片手に小気味よい音を立てて数学の問題と解答を書き込んでいく。  その様子を向かい側にいる担任の鳥尾に見られていた。行儀よく正座して、日向が問題 に行き詰ると、舌足らずなもの言いで助言してくれた。  そして、日向は問題と解答を5ページほど書き進めたところで、 「できたー! リコちゃん見てくれる?」  と鳥尾にノートを渡して、そのまま緊張した面持ちで答え合わせが終わるのを待った。  ほどなくすると、ノートに目を落としていた鳥尾が顔を上げて笑みを浮かべた。 「ひむかいしゃん、じぇんもんしぇいかいでしゅよ。よくできました!」 「やったー!」  まるで小さな子供のように日向が喜んだのもつかの間、テーブルの上に顔を突っ伏した。 助けを借りたものの、すべての問題を解き終えるまでの2時間を普段にはない集中力で駆け 抜けただけに、頭の中が茹で上がってしまったのだ。  とはいえ鳥尾に優しく声をかけてもらえれば、それまでの苦労も報われるものだった。 「それじゃあこれでおわりでしゅ。いままでおつかれしゃまでした」 「ありがとうリコちゃん。おかげで助かったよー」  新作料理ができあがった時とはまた別の達成感を覚えて、日向は背筋を伸ばすと、凝っ た体がほぐれて気持ちがよかった。  ふと携帯電話の時計表示を見れば、午後2時前といったところで、 「じゃあ3時のおやつには早いけど、感謝の気持ちを込めて約束のデザートを用意するね」 「わーい!」  今度は鳥尾が年相応の喜びよう見せて、はしゃいだ。その姿に日向は頬を緩ませて、朝 から用意していたデザートを取りに部屋を出た。  夏休み中に、鳥尾の個人指導を受けているのは他でもない日向自身が望んだことだった。  一方的に好意を寄せている鳥尾の担当科目が数学であるのに、日向はその教科を苦手と していた。何しろ平均点以下の成績では、大好きな女の子にいいところを見せられない。 いっそのこと赤点をとるほどなら別の意味で気を引けそうだったが、高校に進学すること を考えればふざけてもいられなかった。  そこで日向は学力向上のために勉強を見てもらおうと、休み前に鳥尾に頼み込んだ。そ して、そんな日向の熱心な態度が教師冥利につきたのか、鳥尾は快諾して特別授業を開い てくれたのである。  期間は3日間。場所は日向家。勉強を見てもらうお礼は鳥尾の好きなもの。すべて日向が 決めたことだった。  そうすべては…… (おおむね計画通り!)  冷蔵庫の中からフルーツの盛り合わせを取り出しながら、日向はひとりほくそ笑んだ。  実のところ学力向上ための勉強会は、鳥尾を家に呼ぶための口実でしかなかった。  夏休みを半ばほど過ぎた今日まで日向は猛暑の中で鳥尾をつけ回し続けていたが、その うち何とかして鳥尾を自宅に連れ込めないかと考えるようになって出た結論が、この勉強 会だった。  そもそも普通に呼べばよかった気もするが、鳥尾からすれば日向はいち生徒に違いなく、 年齢の差もありすぎるせいか友達感覚で誘うこともできず、遠目で見ているしかなかった。 (とにかく今日が最大のチャンスなんだから絶対ものにしないと!)  家の中にはふたり以外に誰もいない。仕事に出ている父親はもちろん、母親は近所の主 婦たちを集めて町内の公民館で料理教室を開いていたし、姉は専門学校の夏期講習に出て いた。  初日と2日目は鳥尾がいる間、誰かしら家族がいたうえ、勉強をすることが前提だった ためにろくな行動をとれなかった。 (せいぜいトイレに行ったリコちゃんのおしっこの音をドア越しに聞いたぐらいだし)  家族には見せられない変態ぶりだが、それくらいで満足できるなら毎日鳥尾をストーキ ングしたりはしないのである。  それでも勉強の合間にお喋りをしたり、遊んだりもして、この3日間は鳥尾を独占でき てはいたが、念願の夢を叶えるにはいたっていなかった。 (今日中に私のおっぱいを吸わせてみせるんだから、フフフ……)  暗い笑みを浮かべつつ、日向は部屋に戻るために階段を駆け上がる。自然とその足取り は軽く、トレイにのせたデザートをこぼさないようにするのに苦労するほどだった。 (でも、せっかくだからリコちゃんの身も心も私色に染めたいわ。できれば合意の上で!)  卑猥な妄想に夢を膨らませて部屋に戻ってみれば、肝心の鳥尾が安らかな寝息を立てて 眠っていた。 「そ、そんな……」  危うくトレイを落としそうになりながら日向は挫折感に膝を折った。 (これからひと夏の甘い思い出を作ろうと思ってたのに!)  デザートをふたりで食べ合ったり、さらに鳥尾を膝上にのせていちゃついたり、最終的 にはかねてからの夢をお願いするつもりが、このまま鳥尾が帰る時間まで寝てしまったら、 今日までのお膳立てと合わせて台無しになってしまう。 (でも、おっぱいを吸ってもらうなら寝てくれていたほうがいいかもしれない)  いくら子供とはいえ、何の脈絡もなく頼んだところで了解してくれるかどうか。もっと 時間をかけて、お互いの仲が深まれば可能性もあるだろうが、無理強いもできない以上は 偶然を装って形だけの授乳をするのがよさそうだった。  さっそく日向はパステルカラーのTシャツを捲り上げて下着をずらすと、多少恥ずかし そうに胸をさらけ出し、鳥尾を抱きかかえてその口元に乳首をあてがった。 「ほーらリコちゃん、おっぱいの時間だよ」  柔らかな唇の感触に少し乳頭を硬くさせながら、その時を待った。だが、鳥尾は相変わ らず静かに寝息を立てるだけで吸いつく素振りすら見せない。  そこで日向は思い切って乳首を鳥尾の口に含ませてみるが、何度やってもこぼれ落ちて しまった。 「な、何で!?」  学校で寝ついた鳥尾を抱きかかえているとき、何度か寝ぼけて服の上から胸を吸う仕草 もあったというのに、今日という日に限って鳥尾は何もしてくれない。  どうやらこの3日間、日向に付き合った疲れが睡魔となって鳥尾を深い眠りにつかせて いるのか身動きのひとつもなく、寝言すら漏らさなかった。    残念そうな表情を浮かべた日向の腕の中で、鳥尾が無防備に眠っている。 (むしろこれは「ひよ子お姉ちゃんの好きにして」っていう意思表示なのかしら!?)  切羽つまった日向は都合のいい解釈をしつつ、鳥尾に顔を近づけた。 「リコちゃん、起きてよ。一緒に遊ぼう? リコちゃーん」  何度か声をかけるが、鳥尾は目を覚まさない。試しに指先で頬をつついてもみるが、せ いぜいくすぐったそうにするだけだった。 「ん……」  鳥尾にちょっかいを出しているうちに、日向は悶々と胸の奥でくすぶる感情に火がつき 始めるのを感じた。心臓が早鐘のように打ち始め、息が荒くなる。頭の中は熱を帯びて、 考えがまとまらなくなってきた。 (どうしよう。私、感じちゃってる)  素肌の上に白地のサマードレスを着ている鳥尾の露出度は高く、柔らかい肌の密着感が たまらなかった。さらに小麦色に日焼けした鳥尾の二の腕や裾から伸びた素足が頬擦りし たいどころか、食いついてしまいたいほど美味そうだった。 「リコちゃん……」  生唾を飲み込みながら、ひとつひとつ鳥尾の幼い肉体を視姦していくうち、日向は次第 に欲情していった。そして、鳥尾が身じろいだ際に、サマードレスの開いた胸元から淡く 色づいた乳首が見えた瞬間、日向は鼻血を飛ばすとともに理性が吹き飛んだ。 (もうこうなったら畜生道に堕ちてやるわっ!)  犯罪者になることすらいとわない決意を固めた日向は、鳥尾を起こさないようにベッド に運んだ。カーテンを閉めきった上で、部屋の鍵をかけると、まだ陽も高いというのに夜 の帳が静まり返った空間に落ちてきたようだった。  そんななか、カーテンの隙間から木漏れ日のように光が射し込んで、ベッドの上で眠る 鳥尾を照らす光景に思わず見とれてしまった。 (って、ぼんやりしてる場合じゃないのよ。いつママやお姉ちゃんが帰ってくるかわから ないんだし)  さっそく日向はベッドに上がると、鳥尾のあどけない寝顔に見惚れつつ、その唇を奪っ た。それは胸を吸わせる以上に思い焦がれていた瞬間だった。  ひと飲みでなくなってしまいそうな小さな唇は甘いお菓子の味がして、日向が今までに 食べたどんな料理よりも格別においしかった。 「リコちゃんのファーストキスもらっちゃった……」  自分自身の初体験も捧げたことで日向は感動に打ち震え、しばらくその余韻を噛みしめ た。できれば、こんな盗むような形ではなく、鳥尾と正式に付き合った上でのキスである なら、この感動もより深みを増すだろうが状況が状況だけに贅沢は言えなかった。 「さあ、今度はお着替えしましょうねー」  冗談めかした言い方で鳥尾の服を脱がしにかかる日向に躊躇いはない。鳥尾が着ている サマードレスは肩紐でつり下げるもので、日向はその紐をあっという間に解いてしまった。 そして、鳥尾の腰を浮かせると、頭から引き抜くように服を脱がして枕元に綺麗に畳んだ。 「リコちゃん……かわいい」  感嘆の吐息を漏らす日向の目に映るものは、ショーツと靴下のみを残して丸裸になった 鳥尾の姿だった。ワンピースの水着の形をそっくり残した白磁の肌と日焼け跡が健康的な 色気をかもし出し、薄い胸にある小さな乳首は鳥尾が呼吸するたび上下に動いていた。  頭の先からつま先まで肉付きの少ない平坦な体つきは幼いからには当然のこと。だが、 日向はそんな未成熟な肉体に性欲を覚えてしまう人間だった。事実、すでに日向は股間が 濡れているのを感じていたし、服の上から胸に触れてみれば、しっかりとその先端が尖っ ているのがわかった。  興奮しているせいで、冷房が快適な温度を保っているはずなのに妙な暑苦しさを感じて、 日向も上着を脱いだ。先ほどからずれたままのブラを外し、デニムのハーフパンツをショ ーツごと無造作に脱ぎ捨てた。  体の内から沸き起こる熱が冷たい空気によって温度を下げ、いくぶん頭も冷静になった が行為を中断するつもりはなく、日向は鳥尾の胸を揉み立てた。それは、肉の感触が乏し いせいで揉むというよりさする行為に近かった。代わりに責める箇所を乳首に移すと、そ こはささやかながらも確かに隆起して、日向は容易に摘むことができた。 「ふぁ……」  痛みや刺激を与えすぎないよう慎重に弄くると、鳥尾がかすかに声を漏らした。学期中、 鳥尾を抱きかかえるふりをして服の上から胸をまさぐった時とは違い、直接触っているせ いで敏感な反応を見せた。 「ふ……ゃ、ひゃ……ん……」  さらに鳥尾が喘ぎにも似た寝言を口にするが、それは感じている以上にくすぐったさの 方が強いせいだろう。  何度も愛撫を繰り返しているうちに、鳥尾が目を覚ましそうな様子だったが、日向が触 れるのをやめると再び安らかな寝息を立て始めた。  安堵と残念さが入り混じった顔をして、日向は大胆にも鳥尾の乳首に吸いついた。 「ん……ふ、む、はぁ、リコちゃんのおっぱい……おいしい」   あらゆる料理に精通した日向の舌先は味覚が異常に発達していて、鳥尾の肌に浮いた汗 にすら甘美な味を覚えて悦に入った。さらに幼女特有の匂いを間近に嗅いでいるせいで、 頭が翻弄され、夢中になって平らな胸板を唾液で汚していく。  乳輪を舌先で円を描くようになぞり、木の実のような乳首をついばんでいるうち、心な しか先端部分が充血して硬くなっているように思えた。  ひとしきり幼い胸の味を堪能した日向が唇を離すと、唾液で濡れた部分が冷たい空気に 触れて寒気を覚えたのか、鳥尾がいちど身震いをした。  日向は押し潰してしまわない程度に鳥尾に覆いかぶさり、お椀型の乳房を鳥尾のきめ細 やかな肌に擦りつければ、それだけで快感が背筋を駆け巡った。 「はぁああ……いいよ。ん……気持ちいい」  さらに日向は鳥尾の手を自分の胸に押しつけると、緩急つけて揉み上げた。そうすると、 まるで鳥尾に愛撫されているような錯覚に陥って声が高くなった。 「あっ……リコちゃんダメっ! そんなところに爪を立てたら……やっ、んんっ!」  鳥尾の自発的な行為ではないとはいえ、その小さな指を胸に食い込ませるたび、甘い痺 れに酔いしれる。そんな刺激に耐えかねて、いちど手を離してみれば、形の整った乳房に くっきりと大小ふたりぶんの手形が残っていた。 「もう、おいたがすぎる子にはお仕置きしちゃうよ?」  鳥尾が起きていれば抗議のひとつでも出てきそうな台詞だったが、いまだ目覚める様子 は見られなかった。  調子に乗った日向は鳥尾の耳たぶを甘噛みし、そこから唇をうなじに下ろして幼い体を あますことなく蹂躙していく。  手指を一本ずつ丁寧にしゃぶり、寝汗ごと脇の下を舐めては、へその穴を舌先でほじく り回す。日向は自分の匂いをすり込まんばかりに指の間のえらから、それこそ毛穴のひと つひとつまで犯す勢いだった。  舞台が上半身から下半身に移ってもそれは変わらない。  か細い腿肉に歯形を残し、膝頭にうっすらと見えるすり傷の跡に唾液を塗りつけ、足の 指を靴下もろとも頬ばった。そして、蒸れたきつい臭いを気にせず、嬉々として布地を濡 れそぼらせた。 「ん、や……は……ぁ、ふぁ」  日向が唇をつけるたび、鳥尾がまな板の上の魚のごとくその肢体を震わせる。しかも、 日向の火照った体が密着しているせいで暑苦しいのか、喉の渇きを訴えるように口を開け ていた。 「リコちゃん……これ飲んで……」  日向は舌の上にこぼれ落ちそうなほど唾液を溜めて、鳥尾の口の中に注ぎ込んだ。眠っ ている鳥尾はそれを水か何かだと勘違いして無意識のうちに飲み込んでしまう。そして、 もの足りなさそうにおねだりする仕草さえ見せた。 「もっと欲しいの? いいよ。たくさん飲んでね」  日向は鳥尾に口づけすると、小さな唇を割り開いて舌先を突っ込んで唾液を流し込む。 その唾液を喉を鳴らしておいしそうに啜り続ける鳥尾は、いつしかそれを母乳と勘違いし たのか、母親の乳首を吸うように頬をすぼめて舌に吸いついた。 「ん〜〜〜〜〜っ!」  突然の出来事に日向は思わず舌を引っ込めようとするが、思いのほか強い吸引力に舌先 を鳥尾の喉奥にまで持っていかれそうになった。 (そんなぁ……どうせ吸うならおっぱいの方を吸って欲しかったのに!)  だが、そんな思いをよそに舌をしごかれていくうち、次第に日向の瞳が蕩けてきた。し かも口を閉じることもできず、みっともなく涎を垂れ流した。 「んむっ! んんっ……ひゃっ、はっ、あっ」  舌全体が犯されているような錯覚に、日向は下腹部が疼いて仕方がない。  試しに股間に手を伸ばせば、陰毛がたっぷりと水気を含んで指に絡みついてくるほど濡 れている。敏感になっているせいで割れ目に触れるだけでも、軽く気をやってしまった。 (リコちゃんにこれ以上されたら、私……舌だけでもイっちゃう!)  むしろそうなりたいとばかりに日向は自ら舌を奥へ伸ばすと、いよいよ鳥尾が舌を吸い たてる水音がより激しく淫らになった。  そして、鳥尾が舌に歯を立てたとき、鋭い痛みが快感となって日向の意識を白濁させた。 「っ!? っ! ――――っ!!」  自分の意思とは関係なく腰が跳ね、日向は尻を震わせて股間から愛液を散らし、失禁さ えしてしまった。勢いよく飛び出した尿は瞬く間にベッドのシーツを黄色く汚して、きつ い臭いを部屋に充満させる。  出すものを出し終えた日向は体を支えていた手足に力が入らなくなり、耐え切れず鳥尾 の上に倒れてしまった。  その重みに耐えかねて鳥尾が口を離すと、日向も体をひっくり返して鳥尾の横にあお向 けになった。 「ひ……は、はぁ、はぁ、ふ……はあぁ……」  荒く息をつきながら、指で舌先に触れると火傷しそうなほど熱くなっている。そのまま 快楽の名残を惜しむかのように、しばらく指をしゃぶって舌を刺激した。  絶頂後の疲労感は鳥尾を想って自慰に耽った時と同じくらいに大きかったが、それより も年下の女の子に性感帯を開発された喜びが勝った。  ほどなくして呼吸が整うと、日向は依然として眠っている鳥尾に振り向いた。 「今度はリコちゃんが気持ちよくなる番よ」  視線をその下半身に移すと、そこに最後まで残しておいたメインディッシュがあった。  可愛らしい白のショーツに包まれた女の子にとって最も大事な部分。  日向が妄想の中でいく度となく汚しながら、現実では決して見る事のできなかった秘密 の園を目の前にして胸がいや応にも高鳴った。  なだらかな恥丘を布地越しに指で押すと、柔らかな感触とともに幼肉が沈んだ。そして、 皺になって浮かび上がった縦すじに沿って指を上下させると、ほんの少し湿り気を感じた。  「もしかしてリコちゃんも感じてるの?」  5歳の女の子でも快感によって濡れるかどうかは、さすがの日向も実体験がないために わからない。だが、それも実際に見てみればわかることだ。  日向は好奇心と興奮のあまり、時間をかけてショーツを脱がすつもりが鼻息を荒くして 半ば強引に鳥尾のか細い脚から抜き取ってしまった。 「これは濡れてる……のかな?」  まずは手に取ったショーツの股間部分を観察すると、確かに布地が湿っていたが、単に 汗を吸っているだけかもしれない。裏地を覗いてみれば、股布の辺りが黄ばんでいて、今 度はお漏らしをしたせいにも見えた。  しかし、何も隠すものがなくなった鳥尾の恥丘を目にしたとき、濡れているかどうかは 些細なことだと思い知らされた。 「はぁ……とっても綺麗……」  初めて目の当たりにする幼陰を日向は恍惚とした表情で見つめた。  家族以外は目にすることはなかったであろう局所に恥毛は当然生えているわけがなく、 目が眩みそうなほど肌が真っ白だった。 「リコちゃんの……触ってもいいよね」  誰に許可を求めるわけでもなく、日向は幼い陰裂を指で押し広げる。そこには薄く桜色 に色づいた陰唇がうっすらと濡れ光っていた。  こんな年齢でも愛液を滲ませるのだと日向は感動に打ち震えて、もう片方の手を鳥尾の 股間にあてがった。  触れただけで傷がついてしまいそうな性器を優しく擦ると、今まで以上に素直な反応を 鳥尾が見せた。 「んぁ! は……ひゃっ、あっ!」  むず痒さにもどかしくしている姿にも似た、しかし、明らかに刺激に喘いでいる鳥尾に 日向は舌なめずりをした。  次第に愛撫が激しくなっていくのを自覚しながらも、指を離そうにも離せない肌触りが 境い目の見えにくい陰唇にはあった。 「ふあぁ、んっ、んぅ、ゃ……っ」  鳥尾の鼻にかかった声がさらなる快感を求めているように聞こえて、日向自身も指で触 るだけでは我慢ならなくなり、鳥尾の両脚を左右に開かせると、露出した幼裂に口をつけ て舌で舐め回した。 「んっ、リコちゃんのおマンコ……んんっ!」  もはや自分を抑えることもできないまま、日向は一心不乱に鳥尾の局所を舌先で犯した。 ほんのわずかの愛液を舐め取るように舌を這わせ、代わりに唾液でもって幼陰のすべりを よくさせる。 「きゃぁ、ひゃ、ふゃぁああっ」 「感じてるの? リコちゃん、おマンコ舐められて感じてるの? 私も感じてるよ。ほら、 私のあそこからいっぱいお露が溢れて、いやらしい音を立ててるんだから」  日向は自分の秘裂に片手を突っ込んで、膣口に中指を挿入すると、抽送を繰り返した。 淫らで粘っこい水音が何度も弾け、鳥尾そのものを舐める音と混じり合って日向を酔わす。  快感に腰が砕けそうになりながら、尻を振り乱す日向の姿は官能的だった。 「リコちゃんっ、リコちゃんっ、リコちゃんっ!」  もはや鳥尾が目を覚ますかどうかも考えずに、初々しい清楚さを保っている幼い性器を 征服することに集中した。  膣口の周りを丹念に刺激し、舌を大きく広げてアイスクリームを舐める要領で割れ目を 貪った。包皮の上から秘芯を唇で挟むと、鳥尾の顔が目に見えて紅潮していった。  幼膣の中にも指を挿入しようとしたが、小指の先を入り口に軽く沈めただけでそこから 進まない。多少は力を込めてみれば、鳥尾が痛そうに眉根を寄せて、異物の侵入を拒んだ。 (ここは何年か後のお楽しみに取っておいたほうがよさそうね)  残念と言えば残念だったが、無理をして鳥尾を傷つけたくはなかったし、どうせなら、 鳥尾と愛し合った上で処女を貰いたかった。  それでも年端もいかない少女の性感を引き出していると思うだけで、日向の秘裂からは 愛液が溢れて熱く潤った。  さらに日向が舌をすぼめて、膣口の上にある尿道口を責め立てると、尿意を催したのか、 鳥尾が悩ましげに眉を曇らせた。 「おしっこしたいんだ? いいよ。私が受け止めてあげる」  日向は鳥尾の陰部に顔をうずめるようにして、排泄器官の鈴口を重点的に弄くれば、つ いに鳥尾があられもない声を上げた。 「ふゃああぁ……」  部屋が冷え切っているせいで湯気を立ち上らせながら尿がほとばしった。日向は一滴た りとも逃さないとばかりに大きく口を開けて、黄金色の小水を受け止める。 「んっ、んぐ、むっ……んっ、んんっ!」  よほど溜まっていたのか1分近くは排泄が続き、その間、日向は呼吸ままならずにただ ひたすら尿を飲み続けた。  だが、苦しくはない。独特の苦味も鼻をつくアンモニア臭も鳥尾から放たれたものであ れば、それは日向にとって何よりのご馳走だった。  排尿は鳥尾にとって初体験の絶頂が形となったものなのか、すべて出し切ると呼吸を乱 してベッドに体を預けた。  日向も飲尿しながら、膣内を指でかき混ぜていたせいで再び官能に達してしまい、鳥尾 の腹の上に顔をのせた。しっとりと汗に濡れたお腹は柔らかく、このまま枕代わりにして 眠ってしまいそうなほど気持ちがよかった。  あまりの心地よさに日向は頬擦りをして肌の感触を愉しんでいると、不意に鳥尾の上半 身が起き上がり、日向の顔に影が差した。 「え?」  怪訝そうに顔を上げた日向は、鳥尾と目が合った。 「ママぁ……?」 「リ、リコちゃん!?」  冷水を浴びたような感覚に襲われて、驚きのあまり鳥尾から跳ね起きた。  いいかげん目を覚ましてもおかしくはなく、日向は頭の片隅で心構えをしていたつもり だったが、実際にそうなってしまうと慌てるしかなかった。 (どどどどどうしよう!?)  急いで言い訳を考えるが、聡い鳥尾にはどれも通用しそうにない。しかし、そんな日向 をよそに鳥尾は寝ぼけ眼を擦りつつ、不思議そうに首を傾げた。 「ママ、なんでわたし……はだかなんでしゅかぁ?」  どうやら鳥尾はまだ夢心地の中にいるのか、日向を母親と勘違いしていた。それを幸い とばかりに、日向は思いついたことを口にして誤魔化そうとする。 「えっと、リコちゃん、風邪引いてさっきまで寝てたから、いっぱい汗をかいたでしょ。 それで体を拭いてあげていたのよ」 「そうなんでしゅか。ありがとうでしゅ、ママ。でも……なんだかまだむねがくるしいん でしゅよ」  苦しい言い訳でもいまの鳥尾には判断する力がないのか、何とか納得してくれた。だが、 いちど母親のふりをした以上、日向は鳥尾に口裏を合わせ続けるしかない。  眠たそうな鳥尾の額に手を当て、日向は体温を測る仕草をしてみせた。 「うん、まだ熱っぽいかな」  それは嘘ではなく、いままで鳥尾を興奮させてしまったせいで、普段よりも体温が上が っているのは確かだった。 「これはお薬を飲んだほうがいいわね」 「おくしゅり? ん……こなっぽくて、にがいのはいやでしゅ……」 「じゃあ座薬にする?」  それは考えるよりも先に口から出た台詞だったが、薬を取りに行くと見せかけて部屋を 出るのには都合のいい口実に違いない。  鳥尾が日向も裸になっていることに疑問を持つ前に、洗濯場にある服に着替えるなり何 なりしなければならなかった。  日向はさっそくベッドから降りて部屋を出ようとしたが、その前に鳥尾がお尻を高く突 き出して四つんばいになった。  何のつもりかわからず日向が戸惑っていると、華奢な肩越しに鳥尾が振り向いた。 「はい、どうじょ……」  欠伸まじりにお願いされたところで、ようやく日向は合点がいった。鳥尾はいつも母親 にされているように座薬を入れやすい姿勢にとったのだ。  さんざん性的に陵辱したというのに鳥尾はそのことを知らず、それどころか母親と錯覚 して犯した人間を信頼する姿に日向は心をうたれた。  良心の呵責に耐えられず、なおも小ぶりのお尻を揺らして待ち続ける鳥尾を日向は寝か しつけようとするが、恥ずかしげもなくさらされた幼裂と菊門に目を奪われてしまった。  思わず生唾を飲み込んでしまう淫猥な光景を前にして、日向はいまだ冷めやらない興奮 を収めることなどできそうにもなかった。 (これはリコちゃんも了解してるんだから……してもいいのよ)  そう自分に言い聞かせると、日向は右手の人差し指を口に含み、たっぷりと唾液で濡ら した。ついでに空いた手指に股間の愛液をまぶして、そのぬめりを鳥尾の尻穴の入り口周 辺に塗りたくった。 「ふぁ、ゃ……」  小さなすぼまりと薄い会陰部を弄られて、鳥尾が切なそうにしていた。 「じゃあ、そろそろ入れるからね」  日向は片手で尻肉を押し分け、濡れそぼった人差し指を座薬に見立ててゆっくりと幼い アナルに沈めた。生暖かい肉の道に襞はなく、唾液と愛液が潤滑液代わりになって挿入を 容易にする。 「ふぅんんっ」  くぐもった声で呻きながら鳥尾が異物感に耐えかねて、括約筋に力を込めたのか、第一 関節まで入ったところで指が止まった。 「リコちゃん、力抜いて。これじゃあ、座薬が入らないよ?」 「で、でも、きつくて」 「ママはリコちゃんに早く風邪を治して欲しいんだけどなあ」  あくまでも母親のつもりで日向が困った素振りを見せれば、鳥尾が素直に言うことを聞 いてくれた。  固く尻穴を締めていた力が抜けたかと思うと、深々と指先が突き刺さった。 「んゃぁっ、ひゃぁっ!」  圧倒的な挿入感に形容しがたい声を荒げて鳥尾が腰を引こうとしたが、日向はしっかり とお尻を掴んで固定してそれを許さない。  たまらず鳥尾が排便するように下腹部に力を入れて腸内の異物を出そうとしたが、 「ダメだよ。ちゃんとした位置にお薬を入れないと効果がないんだから」  日向はそう嘘ぶいて押し返された分だけ指を挿入した。 「あっ、あっ、や、やぁああっ」  指を押し戻されては入れ直すという行為を何度も繰り返しているうち、腸液が菊座から 溢れてくるとともに、鳥尾の背中に玉の汗が浮かんだ。  日向は身を乗り出してその汗を舌ですくい取りながら、少しでも気がまぎらすつもりで 鳥尾のお腹を撫でてあげた。  たっぷりと時間をかけて抽送を続けたおかげで、根元まで指が入りきるほど、未開発だ ったアナルが異物を受け入れるようになった。 「ママぁ、わたし、へんになっちゃうでしゅよぉ」 「何が変なの? 教えて」 「ママにおくしゅりをいれてもらうとおしりがむずむずして、それにおまたもかゆくなっ てきたんでしゅ」  言葉どおり鳥尾が内股をすり寄せて、未体験の欲情に戸惑っていた。5歳の女の子にと って、排泄行為に性的な快感を覚えたことは刺激が強すぎるようだった。  全身を駆け巡る得体の知れない感覚に泣きそうな顔を浮かべている。 「いいこにしておねんねしましゅから……もうおくしゅりはやめてくだしゃい」  振り返った鳥尾に潤んだ瞳で哀願されたが、そのいたいけな表情が日向の嗜虐心を煽る ことになってしまった。  日向は肛門に挿入していた指を引き抜くと、代わりに舌を突っ込んだ。舌先に痺れるよ うな苦味をとともに粘膜が吸いついてくる。  すぼまりの中をじっくりと指でほぐしておいたせいか容易に舌が奥へと進み、限界まで 入れたところで、直腸の内壁を思うさまに刺激した。 「ひっ、あ……んんっ、やぁ、やあぁ……」  腸内を蠢く軟体動物めいた舌の動きに鳥尾が不快感を見せた。鳥尾からは後ろの穴に入 っているものが何なのかわからないうえに、母親だと思い込んでいる日向が黙っているせ いで不安なようだ。  だが、そんな鳥尾の様子に気づかないのか、日向は夢中になってアナルを責め続けた。  激しい濡れ音を立てて日向の舌がアナルを往復し、鳥尾に擬似的な排泄行為を体感させ ていくうち、艶っぽい声が聞こえてきた。 「あ、あぁ、あっ、あっ、あん、んんっ」  息も絶え絶えに漏らす鳥尾の喘ぎ声が幼い容姿に相反して妙にいやらしかった。  その声をもっと聞きたくて、日向は腸内を前後する舌の動きに円運動を加えると、ざら ついた舌の表面が腸壁全体をこそぎとるように暴れまわった。 「ひゃぁああっ、やんっ、やっ、やぁあっ」  たまらず腰を引いて逃げようとする鳥尾の膝を抱え込めば、ほぼ逆さ吊りの状態になっ たまま、幼女が執拗な責め苦に未成熟なお尻をくねらせた。 「リコちゃんっ……んっ、んぷっ、んふぅっ」  日向が何度も舌を突き入れるたび、白桃色の肛門から唾液と腸液が混ざり合って、泡を 立てて溢れていく。 「きゃぁっ、きゃぁあっ、もうやめっ……やめてくだしゃいぃっ!」  鳥尾が涙声で訴えかけてくるが、日向は肛虐に夢中で気づかなかった。10歳も年の離れ た少女を犯しているという背徳感と征服感によって、日向の理性は完全に失われていた。  いまはただ舌をうごめかせて、窮屈な腸壁を押し広げるように粘ついた抽送を繰り返す。 「ひぁ、あっ、あっ、んぁあっ、あんんっ」  官能の疼きが絶頂の前兆となって鳥尾を翻弄するのか、ベッドのシーツを強く握り締め、 頭を揺らして汗と涎を散らせた。 「はぁあ……リコちゃん、その年でもうイっちゃうんだ。おませさんだね……んんっ」  日向は肛門から抜けそうになるまで舌先を引き、顔を鳥尾のお尻に勢いよくぶつけて、 とどめとばかりに深々と挿入し直した。 「くぅぅ、ふああああぁっ、ママぁ、ママぁあああっ!」  ついに絶頂に達すると、ひと際大きな声を上げて、鳥尾がおとがいを反らした。  その小さな体にどれほどの快感が駆け巡っているのかはわからないが、全身を震わせて 幼陰から愛液と尿を飛ばす様子にはそそられるものがあった。 「あぁ……ぁ……」  脱力した鳥尾が枕に顔を押しつけるようにして崩れ落ちた。  日向は喜悦の頂きに昇りつめて気を失った鳥尾をあお向けに寝かせ直し、その股間に口 をつけて、いまだ快楽に悶える幼裂を味わった。  5歳の花弁は初々しいまでの薄い粘膜に愛蜜をたたえて、日向の舌を愉しませる。 「ん、リコちゃんのおマンコ……少ししょっぱくておいしいよ」  淡い色合いの小陰唇にこびりついた恥垢すらも舐め取っていると、鳥尾が快感に体を波 打たせながら、うわ言を繰り返した。 「ひゃぁ、あっ……ママ、ママ……」  悪夢でも見ているように眉根を歪めた鳥尾を見てしまった日向は、少なからず罪悪感を 覚えた。だが、それでも幼女の恥裂から唇を離さない。  いまはとにかく鳥尾に禁断の快楽を刻みつけることで頭がいっぱいだった。 「大好きだよ、リコちゃん」  日向が鳥尾の体に覆いかぶさると、ベッドの上でふたりの影が色濃く溶け合っていく。  夏の日差しは強く、夕暮れ時にはまだ陽が高かった。                                      (Fin)

                                     [目次へ]



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